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女性の人権

[2009年12月14日]

「女は家庭」と決めつけていませんか?

「仕事か、家庭か」から「仕事も、家庭も」へ。

 ふだん何気なく使っている言葉に、性別による役割分担の考えに基づいた「男は仕事、女は家庭」という意識が残っていませんか?男女の役割を固定的にとらえる意識が、家庭や職場においてさまざまな男女差別を生む原因となっています。

 日本国憲法では、男女の同権・平等を定めています。また、国際連合(国連)憲章や世界人権宣言など、国際文書のなかにも男女平等はうたわれています。

 しかし、たとえば国の政治の決定にかかわる国会議員は、圧倒的に男性が占めています。また、働く女性は増えていますが、日本の女性の労働力率の推移は、結婚や出産を機に退職し、子育てが一段落してから再就職するというM字型を示しています。

 このことからも、仕事と家事・育児の両立がいまだに難しいため、結果的に女性の社会進出が妨げられていることがわかります。

 私たちは、公の場はもちろん、個人の生活でも、性別に関係なく自由にのびやかに生きる権利があります。だれもが個性を生かし、自分らしく生きていける社会にするためには、女性も男性も責任を持ち、お互いを良いパートナーとして認め、仕事と家庭の両方の役割を担うことが大切です。

暴力は個人の問題ではなく、社会問題です。

 女性に対する暴力が社会問題になっています。「ドメスティック・バイオレンス(DV)」という言葉を聞いたことがありますか?これは、配偶者やパートナーなどから受ける暴力のこと。身近な男性からの女性に対する暴力は、他人からわかりづらく、なかなか表面化しません。それだけに、被害はたいへん深刻です。

 暴力は、たとえ親しい関係でも許されない「犯罪」です。夫婦の間などの家庭内暴力は、個人的なこととして片づけられがちでしたが、社会全体の問題として解決していくことが求められています。

 暴力は肉体的なものだけとは限りません。「誰のおかげで食べさせてもらっているんだ」「出て行け」という言葉やおどしも暴力です。さらに、最近ではストーカー行為(つきまとい行為)も、女性に対する暴力の問題として認識されるようになりました。このような言葉や行為は、心理的な痛みとして、女性に深い苦しみを与えます。

 また、職場などで女性に「まだ、結婚しないの?」と聞いたり、容姿や年齢を話題にする、お酒の席でお酌をさせる、性的な写真を見せるなど、女性の尊厳を傷つける言葉や行動は、セクシュアル・ハラスメント(相手の意に反した性的な言動)と言われます。女性を一人の人間として尊重する気持ちがあれば、冗談や「コミュニケーションだから」という理由で許されるものではありません。

 女性が積極的に社会参加し、安心してのびやかに生きていけるよう、一人ひとりが自覚を持ち、環境を整えていきましょう。

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愛知県 県民生活部 県民総務課人権推進室

E-mail: jinken@pref.aichi.lg.jp