
障害のあるスポーツ選手の姿や、障害のある人が描いた絵画を目にしたとき、あなたは「障害があるのにえらいなあ」などと感心したことはありませんか?そのように思もう意識の根底には、「障害者は○○である、障害者だから○○」という先入観があるのではないでしょうか。相手の努力を認め、いたわる気持ちは、もちろん大切ですが、それは、障害者だからではなく、一人の人間として認めることが大切です。
だれもが、いつも健康でいられるとはかぎりません。生まれたときから障害のある人、病気や事故で障害者になる人、また、目に見える障害と見えない障害など、一概に障害者といってもその状況はさまざまです。ここで、忘れてはならないのは、障害者は特別な存在ではない、ということです。ですから、「かわいそうな」存在でもなければ、「がんばらなければならない」存在でもありません。障害のある、ないにとらわれず、一人の人間として相手の立場に立って考えてみることが大切です。どんな人も、社会の中で共に生きる仲間なのです。
障害のある人がそばにいると、どう接したらいいか、わからないかもしれません。そんなときは、「お手伝いしましょうか」と声をかけるのが、支援の第一歩です。相手の意思表示を受けて、手助けができます。
障害のある人は、いろいろな場面でバリア(障壁)を感じています。たとえば、車イスを利用する人にとっては、建物や駅のエレベータの不備、歩道と道路の段差などがあげられます。
最近では、障害のある人を含むすべての人々にとって生活しやすい環境をつくるために、建築物や交通機関のバリアフリー化が進められています。
しかし、どんなに施設や建物が整備されても、障害のある人を特別な存在と考える意識がバリアになって、手助けをためらうことがあるとしたら残念なことです。また、相手に良かれと思って支援したことでも、コミュニケーション不足では、本人の希望に沿わなかったり、障害者の自立を妨げることになる場合があります。
まずは、相手の立場になって接することから始めましょう。
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