さまざまな人権
[2009年12月14日]

社会にはさまざまな立場の人々がいます。私たちは、とかく自分とは違う立場の人を「異質」とみなし、排除しようとする傾向があります。しかし、これからの私たちに求められているのは、多様性を認めあい、すべての人々の人権が保障された社会をつくることです。そのためには、相手を知ることが大切です。
たとえば、アイヌの人たちは固有の言語を持ち、伝統的な儀式や祭事など、豊かな文化を持っていますが、今でも民族の違いから、就職や結婚で差別されることがあります。
刑を終えて出所した人やその家族に対しては、根強い偏見があり、就職の際の差別など、社会復帰をめざす人にとって厳しい状況があります。
犯罪被害者やその家族は、被害に対する精神的負担や経済的・時間的負担が大きいだけでなく、無責任な噂や中傷、マスメディアによる過剰な取材や報道、プライバシー侵害、名誉毀損など、二次的な被害も深刻な問題となっています。
また、ホームレスは、偏見や差別意識のため、心ない若者による暴力事件が発生したり、社会復帰が容易にできないという問題があります。
その他にも、性同一性障害の人の人権や、同性愛の人への差別など性的指向にかかわる人権の問題もあります。
最近では、インターネットの掲示板などの情報通信手段の匿名性を利用し、個人の情報や差別的な情報を流布するという問題が起きているほか、新たな人権の課題として、知る権利、環境権の主張などが取り上げられるようになりました。
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