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一宮地域の高等学校、公益法人、公設試が連携し、福祉向け衣服「楽らくスタイル」の開発に成功しました

[2009年2月18日]

平成21年2月17日(火)発表

一宮地域の高等学校、公益法人、公設試が連携し、福祉向け衣服「楽らくスタイル」の開発に成功しました

県立一宮養護学校が開催するファッションショーで発表します

風景
kurumaisu

学校や地域社会との積極的な交流を推進するための県事業「心をつなぐ学校づくり推進事業」1)を実施する県立一宮養護学校に、県立一宮高等学校、財団法人一宮地場産業ファッションデザインセンター(以下、FDC)プランナー協議会2)、産業技術研究所が連携して、福祉向け衣服「楽らくスタイル」を共同開発しました。

 

まず、県立一宮養護学校の生徒自らが希望する衣服を描いたデザイン画を基に、生徒に少しでも健常者に近いファッションで社会参加させたいという人々の想いで製品を企画しました。何度も打合せを開催し、車いすに乗っていても、快適で着やすく、ファッション性が高い、着ていて楽しい「楽らくスタイル」を目指しました。

次に製品化にあたり、県立一宮高等学校被服科と県立一宮養護学校の生徒が交流を深めながら協働して製作しました。ここにFDCプランナー協議会と産業技術研究所が技術支援し、伸縮性の高い織物技術や、抗菌・消臭・防汚等の尾州繊維産地らしい繊維加工技術を活用しました。

 

開発した「楽らくスタイル」は、近隣の学校や地域に広く紹介し、生徒間の心をつなぐ地域連携へ繋げていきます。

この「楽らくスタイル」を、平成21年2月25日(水)に、県立一宮養護学校において、両校の生徒が自ら行うファッションショーで発表しますので、福祉・介護分野に関心のある方はお問い合わせください。

1「楽らくスタイル」の取り組み

学校や地域社会との積極的な交流を推進するために県が推進する「心をつなぐ学校づくり推進事業」を、「楽らくスタイルで社会参加」というテーマで実施する県立一宮養護学校に、同地域内の県立一宮高等学校、FDCプランナー協議会、産業技術研究所が連携して取り組みました。

県立一宮養護学校の生徒が、自らが困っていることを盛り込んで希望する衣服を描いたデザイン画(写真1)を基に、快適で着やすく、ファッション性の高い、着ていて楽しい「楽らくスタイル」の衣服開発に挑戦しました。

デザイン画

写真1 デザイン画(県立一宮養護学校の生徒が自ら希望する衣服を描いたもの)

2 開発品の内容と技術的特徴

 養護学校の生徒の要望として、「障害者が着用しやすいこと」と「健常者と同様でファッション性が高いこと」があげられました。そこで、FDCプランナー協議会と産業技術研究所は、伸縮性の高い生地や、尾州ならではの抗菌・消臭・防汚等の加工技術を組み合わせた生地を開発し、車いす等を使う生活に適した、おしゃれで機能的な衣服の素材として活用しました。(写真2)

伸縮性の高い生地

写真2 素材として活用した伸縮性の高い生地

また、県立一宮養護学校と県立一宮高等学校被服科の生徒たちが交流を深めながら協働で検討・製作し、オリジナルの「楽らくスタイル」として近隣の学校や地域に紹介し、生徒間の心をつなぐ地域連携の取組へ繋げていきます。(写真3、4)

 
一宮高等学校の生徒が描いた図案

写真3 県立一宮養護学校のデザイン画を基に県立一宮高等学校の生徒が描いた図案

衣服製作現場

写真4 県立一宮高等学校被服科のオリジナル衣服製作現場

開発した衣服は、材料や制作手順を「制作マニュアル」にまとめ、同じように衣服に対して困っていることがある方々に広く情報提供したいと考えています。(写真5、6)
「楽らくスタイル」の衣服等

写真5 「楽らくスタイル」の衣服等

毛100%のユニバーサルスーツ

写真6 毛100%のユニバーサルスーツ

3 発表及び技術の普及について

(1)日時  平成21年2月25日(水) 午後1時40分から2時30時まで

〈2〉場所  愛知県立一宮養護学校(一宮市杉山字氏神廻1) 

電話 0586-51-2221  FAX0586-78-8703

(3)内容 ○「楽らくスタイル」ファッションショー

生徒自身がモデルとなり「楽らくスタイルで社会参加」をテーマとしたユニバーサルスタイルのファッションショー

13:40 オープニング

   ・事業概要説明

13:45 県立一宮養護学校児童生徒

・楽らくパンツ

     ・おでかけエプロン

     ・車いすレインコート 等

14:00 県立一宮高等学校生徒

・被服科生徒の発表

14:15 県立一宮養護学校児童生徒

・二部式ゆかた

・楽らくジャケット

・リクルートスーツ 等

○展示コーナー

 

4 問い合わせ先

(1)愛知県産業技術研究所 尾張繊維技術センター(一宮市大和町馬引字宮浦35)

担 当 大野、山本

電 話 0586-45-7871

FAX  0586-45-0509

ホームページ http://www.owaritex.jp/

(2月18日(水)午前8時からホームページに掲載)

(2)愛知県立一宮養護学校(一宮市杉山字氏神廻1)

担当 溝口、山口

電話 0586-51-2221

FAX   0586-78-8703

(3)愛知県立一宮高等学校(一宮市北園通六丁目9)

担当 吉川、今枝

電話 0586-72-0191

FAX  0586-73-1083

 

 

用語解説

 

1)心をつなぐ学校づくり推進事業

学校が核となって、地域の異校種の学校や地域社会と積極的に交流を図り、幼児児童生徒が、様々な人々と様々な体験を共有していく場を設け、異校種間交流や学校と地域との双方向の交流を通じ、地域に開かれた魅力ある学校づくりの推進を支援する県事業。

平成20年度の実践指定校である県立一宮養護学校では、伝統ある繊維の街、一宮市の地場産業を生かし、障害のある人たちのニーズに対応した服地を開発するとともに、余暇活動や地域生活の充実を促進している。

 

2)FDCプランナー協議会

平成12年度からFDCが主催し、産業技術研究所尾張繊維技術センターが技術指導する研究会。会員は地元繊維業界の企画者や技術者、さらには川下業者の縫製関係者で、社会的な関心ごとの中からテーマを選定し、共同で研究開発を行っている。

 

3)ユニバーサル(ファッション)

年齢、サイズ、体型、身体機能、障害等に関わりなく、誰でも着用できる衣服。

 

お問い合わせ

愛知県産業技術研究所 尾張繊維技術センター
担当 開発技術室 大野、山本
電話 0586-45-7871
愛知県立一宮高等学校
担当 吉川、今枝
電話 0586-72-0191
愛知県立一宮養護学校
担当 溝口、山口
電話 0586-51-2221


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