
施設栽培において、トマト、ナス、キュウリ、イチゴの灰色かび病が、3月中旬以降に県内各地で多発することが予想されます。このため、平成21年3月5日に病害虫発生予察注意報を発表し、農家及び関係農業団体に注意を喚起します。
2月下旬に本県が行った調査では、平均発病果率はトマトで1.31%(平年0.89%)、ナスで1.25%(平年0.44%)、キュウリで0.50%(平年0.21%)、イチゴで1.04%(平年0.47%)と平年よりも高く、ナスとイチゴにおいては過去10年間で最も高くなっています。
天候は今後、降水量は多め、日照量は少なめで、曇雨天の日が多いと予想されますので、灰色かび病の発生に好適な条件が続き、発生が増加するおそれがあります。
そのため、次のような防除対策を呼びかけています。
なお、本県において、灰色かび病の注意報を発令するのはこれが初めてです。
1 発病葉や発病果は感染源となるので取り除き、園外へ持ち出す等処分を徹底する。
2 多湿にならないよう、施設内の換気を図る。
3 発生を確認していないほ場では、生物農薬等を利用して予防に努める。
4 発生を確認した圃場では、薬剤による防除の徹底を図る。
5 薬剤感受性の低下を避けるため、同一系統薬剤の連用を控え、異なる系統の薬剤をローテーション散布する。
6 薬剤はラベルの表示事項を守り使用する。
灰色かび病は、茎、葉、花などあらゆる組織を侵しますが、おもに果実に発病します。果実では褐色の腐敗が広がり、その上に灰色のかびを密生します。葉では、落ちた花弁や病果の付着した部分に発病し、灰褐色の病斑を生じます。

トマト発病葉

トマト発病果実

ナス発病葉

ナス発病果実

キュウリ発病果実

イチゴ発病果実
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