
動向調査資料である「農業の動き」、「林業の動き」の2010年版を発刊しました。
本県の農業及び林業の状況を把握するとともに、今後の施策へ活用するため、昭和36年度から毎年発刊しているもので、農林水産省の統計や県独自資料の分析などから最近の農業、林業の動きを主要な項目ごとに解説しております。
各項目の中で、特徴のある動きについては「主要な問題の解説」として、また、最近話題となっている事柄については「時の話題」として掲げています。
ア 農業産出額は全国第6位、品目別には花きが全国第1位、鶏卵が第3位、野菜が第4位(P3、28~43、94~97)
・平成20年の農業産出額は、3,210億円で全国第6位です。園芸及び畜産部門では全国上位にあり、花の産出額は、昭和37年以来連続して全国第1位(全国シェア16.6%)です。また、鶏卵が第3位、野菜が第4位、乳用牛が第6位などとなっています。
・品目別の産出額では、キャベツ、ふき、しそ、いちじく、きく、ばら、シクラメン(鉢)、観葉植物(鉢)、洋ラン(鉢)、うずら卵の10品目が全国1位です。
順 位 | 15年 | 16年 | 17年 | 18年 | 19年 | 20年 |
第1位 | 北海道 | 北海道 | 北海道 | 北海道 | 北海道 | 北海道 (10,251) |
第2位 | 千 葉 | 千 葉 | 鹿児島 | 鹿児島 | 千 葉 | 茨 城 (4,284) |
第3位 | 茨 城 | 茨 城 | 茨 城 | 千 葉 | 茨 城 | 千 葉 (4,216) |
第4位 | 鹿児島 | 鹿児島 | 千 葉 | 茨 城 | 鹿児島 | 鹿児島 (4,151) |
第5位 | 新 潟 | 愛 知 | 愛 知 | 宮 崎 | 愛 知 | 宮 崎 (3,246) |
第6位 | 愛 知 | 宮 崎 | 宮 崎 | 愛 知 | 宮 崎 | 愛 知 (3,210) |
第7位 | 熊 本 | 熊 本 | 熊 本 | 熊 本 | 熊 本 | 熊 本 (3,053) |
(注) 表中の( )内の数値は農業産出額 (単位:億円)
| 花き | 鶏卵 | 野菜 | 乳用牛 | 豚 |
|---|---|---|---|---|
| 1位 | 3位 | 4位 | 6位 | 9位 |
(注) 全国順位が10位以内のもの
NO. | 品 目 | 農業産出額(億円) | 全国シェア(%) |
1 | きく | 218 | 30.7 |
2 | キャベツ | 170 | 19.1 |
3 | しそ | 79 | 58.1 |
4 | 洋ラン(鉢) | 73 | 23.5 |
5 | 観葉植物(鉢) | 62 | 41.9 |
6 | いちじく | 35 | 42.7 |
7 | ばら | 31 | 14.2 |
8 | うずら卵 | 27 | 77.1 |
9 | シクラメン(鉢) | 13 | 13.3 |
10 | ふき | 9 | 36.0 |
イ 農業生産法人は196法人、認定農業者は5,149経営体でいずれも増加(P8)
これからの農業の担い手として、農業生産法人や認定農業者の育成が進められています。
農業生産法人(農地法の規定による要件を満たし農地等を所有もしくは借りて農業経営を行う法人)は、21年4月で196法人と11法人増加し、部門別では花きが91法人で全体の46.4%を占め、次いで水田作(51法人)、野菜(20法人)の順となっています。
また、認定農業者(他産業並みの年間労働時間と所得を目指す農業経営改善計画の認定を市町村長から受けた農業者)は、21年3月末で5,149経営体と、前年より252経営体増加しました。
ウ 気象災害による農作物等の被害について(P44)
21年の気象災害による農作物等の被害は、総額12,674,477千円で、過去10年間の農作物被害の平均である698,333千円に対して約18倍となる大きな被害となりました。
被害額のうち、10月8日の台風18号による被害が12,671,661千円で、平成2年の台風19号以来、19年ぶりの100億円を超える被害となりました。特に台風の進路の東側に当たった東三河では、農業被害額の総額が11,512,483千円にのぼり、県全体の被害額の91%を占めました。
ア 主要な問題の解説
○農地法等の改正概要について(P21)
○花き生産におけるLED等の利用について(P35)
○うずらにおける高病原性鳥インフルエンザの発生と経営再生について(P43)
○愛知名港花き地方卸売市場について(P49)
イ 時の話題
○新たな「食料・農業・農村基本計画」について(P57)
○農業における生物多様性の保全とCOP10について(P58)
○戸別所得補償制度に関するモデル対策について(P64)
○三ツ又池公園の開園について(P70)
ア 森林面積は約22万haで、県土の42.5%を占め、人工林率は63.6%で全国第3位(P1、3~4)
イ 素材生産量は9万3千m3、生しいたけの生産量は795t、エリンギの生産量は64t(P1、10、53~54)
ウ 林業産出額は27億円で全国第36位、木材・木製品出荷額等は1,754億円で全国第2位(P1、3)
20年の林業産出額は27億円で全国第36位でしたが、木材・木製品出荷額等は、名古屋等の大消費地を背景に、外材を中心とした製材、合板等の木材工業が発達していることから、1,754億円と全国第2位となっています。
出荷量では、製材品が22万3千m2、普通合板が9万m2 、木材チップが26万1千tとなっています。
エ 間伐面積は4,135ha(P8)
間伐面積は、4,135haと、前年度(4,147ha)とほぼ同じ面積になりました。
○「あいち森と緑づくり税」を活用し森と緑を育み、守る取り組みを進めています(P36、37)
○県下全域をカバーする認証制度がいよいよ本格的にスタートします(愛知県産材認証機構 認証制度について(P38)
○県民参加による「海上の森」での里山再生の試み
~谷津田の再生を通じて里の生物多様性を学ぶ~(P39)
○「愛知県民の森」の40年を振り返って(P40)
ア 漁業・養殖業総生産量は119,832t、しらす、あさり類が生産量全国第1位(P1、3、24~25、48)
20年の漁業・養殖業総生産量は対前年比15.2%増の119,832tとなりました。海面漁業・養殖業生産量は、全国順位で第14位に位置づけられます。また、内水面養殖業の生産量は、全国第2位となっています。
全国で上位を占める魚種も多く、沿岸漁業や養殖業を中心とした特色ある水産業が営まれています。
全国順位 | 平成20年 | 平成19年 |
第1位 | しらす、あさり類 | あさり類、あなご類 |
第2位 | あなご類、うなぎ養殖、 あゆ養殖、きんぎょ※1 | くるまえび、うなぎ養殖、 あゆ養殖、きんぎょ※ |
第3位 | くるまえび | しらす |
※ きんぎょは水産課調べ
イ 海面漁業漁獲量は90,301tで18.2%増加(P1、26~27、71~72)
20年の海面漁業漁獲量は、90,301t(対前年比18.2%増)となりました。増加の大きな要因は、かたくちいわし、しらす及びあさり類の増加です。漁獲量の内訳は、漁業種類別では船びき網が43.6%、小型底びき網が26.1%を占めており、魚種別では、かたくちいわしが26.5%、あさり類が21.3%を占めています。
20年の海面漁業生産額は、対前年比20.5%増の203.1億円となっています。
ウ 板のり生産枚数、生産額ともに増加(P1、28~29)
20年の板のり(のり養殖)生産枚数は、対前年比14.6%増の5億7,561万枚となりました。また、生産額は、対前年比17.3%増の53.8億円となっています。
エ 内水面養殖業生産量は、7,282tで10.4%減少(P1、30~31、48、76)
20年の内水面漁業漁獲量は、対前年比5.2%増の281t、内水面養殖業生産量は、10.4%減の7,282tで、全国第2位でした。
ア 主要な問題の解説
○きんぎょの新たな利用法の開発について(P37)等
イ 時の話題
○里海の森づくり事業について(P38~39)
○新たな漁業取締・水質調査兼用船が竣工しました(P40~41)
○藻場や干潟の機能を守る保全活動(P42~43)
○干潟・浅場造成材としてのダム砂利用について(P44~45)
愛知県 農林水産部
農林政策課 企画グループ
担当:丸山・坂野 内線:3624、36258(ダイヤルイン)052-954-6395
林務課 林政グループ
担当:浅田・山口 内線:3747、3748 (ダイヤルイン)052-954-6445
水産課 資源・再編対策グループ
担当:谷・荒川 内線:3785、3786 (ダイヤルイン)052-954-6459
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