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一宮建設事務所 一級河川 郷瀬川・新郷瀬川(木曽川水系) 

[2010年3月18日]

事業概要

事業概要
河川整備計画の対象区間流域市町
延長約11.4km犬山市、岐阜県多治見市
河道改修状況(郷瀬川)

河道改修状況(郷瀬川)

河道改修状況(新郷瀬川)

河道改修状況(新郷瀬川)

 新郷瀬川は犬山市の中心部を流れる流域面積47km2、流路延長7kmの一級河川で、上流には人工かんがいため池で日本一の大きさを誇る入鹿池があります。
 もともと新郷瀬川は、この入鹿池の余水吐き放水路として造られた人工河川で、途中で五条川へかんがい用水を分水し、市街地近くで郷瀬川へ合流したのち木曽川へ流入しています。
 流域は名古屋市への優れた交通利便性により、大都市近郊の住宅化が進んでいますが、この新郷瀬川沿いは、まだ田園地帯が多くあり貴重な動植物や特有の生態系が見られるなど、自然環境は近隣河川に比べ良好に保たれています。
 一方、台風や集中豪雨等の災害が度々あり、最近では昭和42年(台風7号)、昭和45年(梅雨前線)等による被害を受けています。
 このような背景のなかで、河川改修を進めるにあたっての河川環境の変化、再生等についての試みとして新塔野地橋~青木橋間で”多自然型川づくりの試験施工”を実施し、河川環境の変化について調査を行っています。

新郷瀬川における多自然型川づくりへの試み

新郷瀬川範囲図

新郷瀬川範囲図

試験施工概要
試験施工概要
 環境水制工の設置 水際線の改良(蛇籠の据え直し)
  施工前は、河床幅の広さと水深の低さにより単調な河川の印象を与えていました。
 そこで、水流の変化を持たせるため、河床幅を15mから5mに狭め対面に配置した水制工と、千鳥に配置し大きな蛇行を誘導する水制工の2種類を設置し、多様な流れを創出しています。
  施工前は、水際線に設置された蛇籠が平常水位よりも高い位置にあったため水際を分断する結果となり、水際の湿潤状況を有する空間が常に乾いた状態となっていました。
 そこで、水際線の蛇籠を平常水位の高さまで据え直し、常に湿潤状態にすることで多孔質な水際線を創出しています。
試験施工区間の概要図

試験施工区間の概要図

試験施工区間の追跡調査
 環境水制工の設置や水際線の改良により、単調な川の印象から流れが感じられる川に変わってきています。また、植生の再生という点では、湿潤状態を有する多孔質な構造(蛇籠や植生ロールなど)を利用したことにより、施工前の川に比べ、自然豊かな川の印象を与えています。
施工前状況図

施工前

施工後状況図(6ヶ月後)

施工後(6ヶ月後)

お問い合わせ

愛知県一宮建設事務所 河川整備課 
電話:0586-72-1434(事業第一グループ)
電話:0586-72-1436(事業第二グループ)
Fax:0586-72-1972
住所:〒491-0053 一宮市今伊勢町本神戸字立切1番地4
E-mail: ichinomiya-kensetsu@pref.aichi.lg.jp