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愛知県の漁港の概要

ページID:0039903 掲載日:2023年7月25日更新 印刷ページ表示

 

 

愛知県の漁港概要

 本県の漁港は34漁港あり、漁港種別毎では、第1種漁港が17漁港、第2種漁港が13漁港、第3種漁港が3漁港、第4種漁港が1漁港です。この内、県管理漁港は11漁港で市町管理漁港は23漁港です。

 昭和25年の漁港法制定に伴い、昭和26年に最初の漁港整備長期計画が策定され、以後、社会情勢や水産業をめぐる状況の変化に対応し、数次の改訂作業を経て、平成13年度までに第9次漁港整備長期計画が実施されました。

 その後、新たな水産基本法の制定(平成14年3月16日閣議決定)と漁港法が漁港漁場整備法に改正(平成14年4月1日施行)されたことを受け、平成14年度から令和3年度まで第1次から第4次漁港漁場整備長期計画が実施され、現在は令和4年度から令和8年度までの5ヶ年計画期間で新たな漁港漁場整備長期計画(令和4年3月25日閣議決定)が定められています。

愛知の漁港全域図

 

 県管理漁港一覧
漁港名 赤羽根 三谷 形原 豊浜 福江 知柄 西幡豆 一色 大浜 篠島 師崎
種別 第4種 第3種 第3種 第3種 第2種 第2種 第2種 第2種 第2種 第2種 第2種

 

 

 市町管理漁港一覧
漁港名 佐久島 栄生 大井 日間賀 苅屋 鬼崎 二川

高豊

伊川津 姫島 宇津江 御馬
種別 第2種 第2種 第2種 第2種 第2種 第2種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種
漁港名 宮崎 衣崎 味沢 寺津 蜆川 河和 上野間 小鈴谷 豊丘 山海 大野  
種別 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種 第1種  

愛知県管理漁港

赤羽根(あかばね)漁港

 渥美半島中央部の太平洋側に位置する漁港であり、海岸線は連続した砂浜と発達した海食崖となっている。その沖合は好漁場となっており、各種漁船が周年輻輳して操業している。

 しかし、漁場は厳しい自然条件下にあることから、過去には漁船の遭難事故が相次いで発生した。このため、漁船の避難できる漁港の建設が求められ、昭和26年に第4種漁港の指定を受けた。

 漁港の整備は、避難港及び渥美外洋開発の根拠地として、昭和28年度から進められ、平成20年代には現在の施設が概ね整備された。

 現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、防波堤や岸壁の耐震・耐津波化や、胸壁や陸閘等の整備を行っている。

赤羽根漁港

 

所在地    田原市赤羽根町、池尻町
漁港指定   第4種 昭和26年7月28日
管理者    愛知県
漁業協同組合 愛知外海漁業協同組合

三谷(みや)漁港

 三河湾北岸東部に位置し、県下においても有数の遠洋、沖合漁業及び沿岸漁業の根拠地として発達してきた漁港である。

 漁港の整備は昭和27年度から始まり、中央ふ頭等の諸施設が完成したが、昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けたため、災害復旧事業と並行して市の漁業用地造成事業が行われた。また、昭和39年度から係留施設等の整備を行い、昭和47年度に完了した。平成12年度から平成16年度にかけて地先水域で、覆砂、干潟造成を実施した。現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、堤防や胸壁等の整備を行っている。

三谷漁港

 

所在地    蒲郡市三谷町
漁港指定   第3種 昭和26年7月28日
管理者    愛知県 
漁業協同組合 三谷漁業協同組合

形原(かたはら)漁港

 三河湾西浦半島の東側に位置し、古くから沖合漁業及び沿岸漁業の根拠地となっている漁港である。

 漁港の整備は明治8年から始まり、昭和7年度からは防波堤、泊地が整備された。

 また、昭和19年度から防波堤、護岸、物揚場等の整備に着手し、昭和28年度に完了した。

 その後、昭和60年代までに順次漁港区域を拡大し、約8万3千m2の埋立地を造成した。平成6年度から平成17年度にかけて海上部を横断する橋梁を含む臨港道路の整備や干潟の造成を実施した。

 現在は、老朽化した漁港施設の長寿命化対策を実施している。

形原漁港

 

所在地    蒲郡市形原町
漁港指定   第3種 昭和26年7月28日
管理者    愛知県 
漁業協同組合 蒲郡漁業協同組合

豊浜(とよはま)漁港

 知多半島南部に位置し、豊浜、中洲、小佐の3地区からなる漁港であり、古くから漁業の根拠地として栄え、南知多地方の沿岸漁業の中心港となっている。

 漁港の整備は明治期に始まり、昭和25年に漁港法が制定され、豊浜、中洲漁港が漁港指定を受けて以来、昭和 26年から継続して事業を実施してきた。昭和38年には総合的な利用を図るため、豊浜、中洲の両漁港を合併し、平成5年度までに水揚げの集中化に対処した流通加工中心の漁港として諸施設が整備された。

 また、平成3年に豊浜地区で第11回全国豊かな海づくり大会が開催された。

 その会場跡地には緑地や釣桟橋が整備され、連日多くの利用者でにぎわいを見せている。現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、防波堤や岸壁の耐震・耐津波化及び胸壁や陸閘等の整備を行っている。

豊浜漁港(豊浜地区) 豊浜漁港(中州地区) 豊浜漁港(小佐地区)

 

所在地    知多郡南知多町大字豊浜
漁港指定   第3種 昭和26年7月28日
管理者    愛知県
漁業協同組合 豊浜漁業協同組合

福江(ふくえ)漁港

 渥美半島先端の三河湾側に位置する漁港であり、大潟洲に囲まれた水域を有しており、地先で行われる沿岸漁業が主体となっている。

 漁港の整備は、昭和38年度から進められ、昭和51年度までに防波堤、物揚場、泊地等が整備された。

 その後、福江湾内の多機能増殖場の造成等による陸揚量の増加に対処するため、昭和63年度から平成11年度にかけて物揚場、道路、防砂堤等の整備が行われた。

 現在は、老朽化した漁港施設の長寿命化対策を実施している。

福江漁港

 

所在地    田原市中山町、小中山町
漁港指定   第2種 昭和27年7月29日
管理者    愛知県
漁業協同組合 渥美漁業協同組合、小中山漁業協同組合

知柄(ちがら)漁港

 三河湾西浦半島の西側に位置し、近隣の三谷、形原漁港と共に古くから漁業が盛んな漁港である。

 漁港の整備は、漁船数の増加と大型化に対応するため、昭和28年度から始められた。昭和57年から平成15年度にかけて、漁港北側に係留施設、泊地、漁港施設用地等が整備された。

 現在は、老朽化した漁港施設の長寿命化対策を実施している。

知柄漁港

 

所在地    蒲郡市西浦町
漁港指定   第2種 昭和26年7月28日
管理者    愛知県
漁業協同組合 蒲郡漁業協同組合

西幡豆(にしはず)漁港

 三河湾北岸のほぼ中央部に位置し、鳥羽、西幡豆、寺部の3地区からなる漁港である。

 西幡豆、寺部地区は大正時代には漁港として形成され、鳥羽地区も昭和9年度に築造されたが、昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風で甚大な被害を受けたため、災害復旧事業を実施し、昭和38年度までに復旧された。

 昭和37年に県管理漁港となり、西幡豆と寺部地区は昭和40年度から、鳥羽地区は昭和48年度から漁港施設の整備が進められた。また、平成6年度から平成15年度にかけて鳥羽地区の外郭施設を中心に機能拡充の整備が行われた。

 現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、防波堤の耐震・耐津波化や堤防等の整備を行っている。

西幡豆漁港

 

所在地    西尾市鳥羽町、西幡豆町、寺部町
漁港指定   第2種 昭和29年7月12日
管理者    愛知県
漁業協同組合 幡豆漁業協同組合

一色(いっしき)漁港

 三河湾北岸の中央部に位置し、古くから漁業の根拠地として栄え、西三河地方の沿岸漁業の中心港となっている漁港である。また、佐久島との離島航路が開設されており、島民や物資の輸送拠点として重要な役割を担っている。

 漁港としては、古くは河口を利用したことに始まり、昭和38年度からは漁船の増加と大型化による施設整備の要望に応えて、所要の水深を得られる沿岸部に漁港施設が整備された。その後、平成6年度からは、係留施設、荷捌所用地等施設の拡充整備を行うとともに、防災拠点漁港に位置付けて耐震強化岸壁を整備し、平成18年に完成した。また、同年には県内初めての高度衛生管理型荷さばき施設が運用開始された。

 現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、堤防や胸壁等の整備を行っている。

一色漁港

 

所在地    西尾市一色町
漁港指定   第2種 昭和27年7月29日
管理者    愛知県
漁業協同組合 西三河漁業協同組合

大浜(おおはま)漁港

 三河湾の北岸西部に位置し、古くは漁業及び対岸の知多方面への渡航の発着港として栄え、三河5港の1つに数えられていた漁港である。

 昭和38年度から始まった衣浦港港湾整備事業に関連し、昭和46年度から昭和56年度にかけて漁港施設が整備された。また、昭和48年に衣浦海底トンネルが開通し、水産物の輸送能力が大きく向上した。

 平成13年度からは漁船の大型化に対応した係留施設・泊地の整備を実施し、平成15年度に完了した。

 現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、水門や陸閘の整備を行っている。

大浜漁港

 

所在地    碧南市築山町
漁港指定   第2種 昭和30年10月21日
管理者    愛知県
漁業協同組合 大浜漁業協同組合

篠島(しのじま)漁港

 知多半島先端から海上約4kmにある風光明媚な離島に位置する漁港である。三河湾、伊勢湾の好漁場に面し、古くから漁業が盛んであり、また、伊勢と三河を結ぶ海上交通路の要所として栄えた。

 漁港の整備は明治、大正、昭和初期にかけて行われたが、戦後の漁船の増加と大型化に対処するため、昭和30年度から漁港施設の整備拡充が行われた。

 さらに、民間の離島開発を目的とした埋立事業が昭和49年に完成し、この開発により漁業および観光が急速に発展したため、昭和52年度から平成4年度にかけて、漁港施設の機能拡大を行った。

 その後、平成13年度から平成22年度にかけて、不足していた係留施設の確保及び島内の加工場の集約と効率化を図るため、島西部に新港を整備した。

 現在は、地震・津波や高潮などの大規模自然災害に備えるため、防波堤や岸壁の耐震・耐津波化及び胸壁や陸閘の整備を行っている。

 

篠島漁港

 

所在地  知多郡南知多町大字篠島
漁港指定  第2種 昭和27年10月6日
管理者  愛知県
漁業協同組合 篠島漁業協同組合

師崎(もろざき)漁港

 ​

 知多半島先端部に位置し、師崎と片名の2地区からなる漁港である。外洋にも近いため漁業の歴史は古く、知多半島南部の陸揚、流通、加工の拠点としての役割を担っている。

 戦後、漁業の発展に伴う漁船の増加と大型化に対処するため、師崎地区においては昭和39年度から、片名地区においては昭和44年度から漁港施設が整備された。

 その後、昭和52年度からは航路と物揚場が整備され、平成14年度から平成24年度にかけては、防波堤の延伸・改良と物揚場が整備された。

 現在は、流通拠点漁港として防波堤や岸壁の耐震・耐津波化を行っている。

師崎漁港(片名地区) 師崎漁港(師崎地区)

 

所在地  知多郡南知多町大字師崎、片名
漁港指定  第2種 昭和29年7月12日
管理者  愛知県
漁業協同組合 師崎、片名漁業協同組合 

市町管理漁港

佐久島(さくしま)漁港

 三河湾の北岸から海上約5kmにある離島に位置する漁港で、古くから水産資源が豊富な同島周辺を漁場として、小型底びき網や採貝などの漁業が営まれてきた。

 漁港の整備は、太井ノ浦、西ノ浜、入ヶ浦の3地区で行われ、昭和38年度から防波堤、物揚場、漁港施設用地等の整備が進められ、平成3年度に完了した。

佐久島漁港

 

所在地  西尾市一色町佐久島
漁港指定  第2種 昭和28年12月28日
管理者  西尾市
漁業協同組合 西三河漁業協同組合 

栄生(えいせい)漁港

 三河湾北岸西部に位置する漁港で、主に小型底びき網漁業が営まれている。

 漁港の整備は、昭和26年度から昭和28年度まで行われ、港内の水深及び係留施設の不足に対応するため、泊地及び航路の浚渫、物揚場等が整備された。

栄生漁港

 

所在地    西尾市一色町、中根町
漁港指定   第2種 昭和26年7月28日
管理者    西尾市
漁業協同組合 西三河漁業協同組合

大井(おおい)漁港

 知多半島東側南部に位置する漁港で、天然の入江を利用した避難港として活用されてきた。

 漁港の整備は、昭和41年度からのり養殖業の発展に伴う小型漁船の増加に対応するため、係留施設及び施設用地の整備に着手し、昭和62年度に完了した。その後、防潮堤の整備、陸揚岸壁の耐震対策、浮桟橋1基の整備を実施した。

 また、平成10年度からは利用調整区域を指定し、プレジャーボートの分離収容を行っている。

 現在は、漁港漁場整備長期計画により老朽化した施設の長寿命化対策を実施している。

大井漁港

 

所在地    知多郡南知多町大字大井
漁港指定   第2種 昭和26年7月28日
管理者    南知多町
漁業協同組合 大井漁業協同組合 

日間賀(ひまか)漁港

 知多半島先端から海上約2.5kmにある離島に位置する漁港で、三河湾、伊勢湾の好漁場に面し、多様な漁業が営まれている。

 漁港の整備は、久渕地区は昭和30年度、新井浜地区は昭和34年の伊勢湾台風の災害復旧事業と併せて昭和35年度から整備を進め、昭和37年度に完了した。

 その後、利用漁船の増加と大型化に対応した整備を進め、平成13年度に久渕、新井浜、西浜及び小戸浜地区の整備が完了した。さらに、久渕、新井浜地区では係留施設の整備、西浜地区では防波堤及び渡船場施設(ひまぽ)、集落排水施設の整備を実施した。

 現在は、老朽化した漁港施設と集落排水施設の長寿命化対策を実施している。

日間賀漁港

 

所在地    知多郡南知多町大字日間賀島
漁港指定   第2種 昭和26年7月28日
管理者    南知多町
漁業協同組合 日間賀島漁業協同組合 

苅屋(かりや)漁港

 知多半島西側北部に位置する漁港で、小型定置網漁業などが営まれている。

 漁港の整備は、利用漁船の増加に伴い、昭和39年度から外郭施設を中心に整備し、昭和51年度に完了した。

刈谷漁港

 

所在地    常滑市苅屋町
漁港指定   第2種 昭和29年7月12日
管理者    常滑市
漁業協同組合 常滑漁業協同組合 

鬼崎(おにざき)漁港

 知多半島西側北部に位置し、榎戸、蒲池の2地区からなる漁港で、沿岸漁業、のり養殖業の中心港となっている。

 榎戸地区は戦時中、資材の搬出入港として陸堀式で改造されたが、戦後地元漁船が利用するようになった。

 榎戸地区の漁港の整備は、昭和26年度から昭和31年度ににかけて実施され、その後、防波堤、物揚場、船揚場等が平成17年度までに整備された。

 また、平成元年度から平成10年度にかけて漁港利用調整事業により、防波堤、泊地、上下架施設等の整備が図られ、プレジャーボートの分離収容を行っている。

 一方、蒲池地区については昭和12年度から昭和31年度にかけて漁港施設が整備され、その後、昭和58年度から昭和63年度にかけて物揚場、漁港施設用地等が整備された。さらに、平成20年度からのりの生産工程を漁港内で集約させるため、外郭施設、水域施設、係留施設、漁港施設用地の整備やのり共同加工場の建設を進め、平成28年度に完了した。

鬼崎漁港(蒲池地区) 鬼崎漁港(榎戸地区)

 

所在地    常滑市蒲池町、港町
漁港指定   第2種 昭和26年7月28日
管理者    常滑市
漁業協同組合 鬼崎漁業協同組合

二川(ふたがわ)漁港

 渥美半島東部の太平洋側の静岡県境近くに位置する漁港で、海岸線は連続した砂浜と丘陵となっている。

 漁港の整備は、昭和29年度に船揚場1箇所の整備が図られた。

二川漁港

 

所在地    豊橋市東細谷町、細谷町、小島町、小松原町、寺沢町
漁港指定   第1種 昭和28年3月25日
管理者    豊橋市
漁業協同組合 愛知外海漁業協同組合

高豊(たかとよ)漁港

 渥美半島東部の太平洋側に位置する漁港で、海岸線は連続した砂浜と発達した海食崖となっている。

 漁港の整備は、昭和29年度から船揚場4箇所の整備が図られ、昭和57年度に完了した。

高豊漁港

 

所在地    豊橋市高塚町、伊古部町、東赤沢町
漁港指定   第1種 昭和28年3月25日
管理者    豊橋市
漁業協同組合 愛知外海漁業協同組合

伊川津(いかわづ)漁港

 渥美半島中央部の三河湾側に位置する漁港で、天然の入江を利用した船だまりとして、採貝漁業が営まれている。漁港の整備は、平成5年度に泊地、物揚場、橋梁、護岸等の施設の整備が完了した。

伊川津漁港

 

所在地    田原市伊川津町
漁港指定   第1種 昭和62年3月25日
管理者    田原市
漁業協同組合 渥美漁業協同組合

姫島(ひめしま)漁港

 渥美半島中央部の三河湾側に位置する漁港で、採貝や小型定置網などの漁業が営まれてきた。

 漁港の整備は、昭和7年に行われ、その後、三河港港湾整備事業に伴い、昭和49年度に埋立地の一部へ新港が建設された。

 近年は漁業との共存を図った利用調整区域を指定し、プレジャーボートの分離収容を行っている。

姫島漁港

 

所在地    田原市白浜
漁港指定   第1種 昭和29年7月12日
管理者    田原市
漁業協同組合 渥美漁業協同組合

宇津江(うづえ)漁港

  渥美半島中央部の三河湾側に位置する漁港で、古くから宇津江集落の漁業の基地として利用されており、小型定置網漁業等が営まれている。

  漁港の整備は、昭和47年度以降、防波堤、物揚場、橋梁、道路等の施設の整備が図られた。

宇津江漁港

 

所在地    田原市宇津江町
漁港指定   第1種 昭和28年3月25日
管理者    田原市
漁業協同組合 渥美漁業協同組合

御馬(おんま)漁港

 三河湾北岸東部に位置する漁港で、古くから漁船の出入りが盛んで繁栄し、三河5港の1つに数えられていた。

 漁港の整備は、明治25年頃、西防波堤を築造し、港内の浚渫を行った。昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風によって甚大な被害を受けたため、昭和36年度までに災害復旧事業を実施し、工事が完了した。

御馬漁港

 

所在地  豊川市御津町
漁港指定 第1種 昭和28年12月28日
管理者  豊川市

宮崎(みやざき)漁港

 三河湾北岸東部に位置する漁港で、小型底びき網や、採貝などの漁業が営まれている。

 漁港の整備は、大正11年に始められ、外郭施設は昭和元年に完了したが、昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けたため、災害復旧事業を実施した。

 昭和36年度から漁港施設の整備を行い、昭和57年度から防波堤、護岸等の整備を進め、平成8年度に完了した。

 また、平成19年度からは地域再生計画により浮桟橋1基を整備した。

宮崎漁港

 

所在地    西尾市吉良町
漁港指定   第1種 昭和28年3月25日
管理者    西尾市
漁業協同組合 西三河漁業協同組合

衣崎(ころもざき)漁港

 三河湾北岸西部に位置し、生田、千間の2地区からなる漁港で、小型底びき網や、採貝、のり養殖が営まれている。

 漁港の整備は、生田地区では、昭和58年度から漁港施設用地、防波堤、物揚場、浮桟橋の整備が進められ、平成11年度に完了した。

衣﨑漁港(生田地区) 衣﨑漁港(千間地区)

 

所在地    西尾市一色町生田、千間
漁港指定   第1種 昭和28年6月27日
管理者    西尾市
漁業協同組合 衣崎漁業協同組合

味沢(あじさわ)漁港

 三河湾北岸の西部に位置する漁港で、採貝が営まれている。

 漁港の整備は、昭和63年度から物揚場や船揚場等の整備を進め、平成3年度に完了した。

味沢漁港

 

所在地    西尾市一色町細川
漁港指定   第1種 昭和48年3月27日
管理者    西尾市
漁業協同組合 西三河漁業協同組合

寺津(てらづ)漁港

 三河湾北岸西部に位置する漁港で、のり養殖や小型底びき網などの漁業が営まれている。

 漁港の整備は、元禄5年(1692)に中根新田、宝暦6年(1756)に古居新田が開発されて現在の形態となり、昭和45年度から平成2年度にかけて漁港施設の整備が完了した。平成14年度から利用調整区域を指定し、プレジャーボートの分離収容を行っている。

寺津漁港

 

所在地    西尾市寺津町、中根町
漁港指定   第1種 昭和28年6月27日
管理者    西尾市
漁業協同組合 西三河漁業協同組合

蜆川(しじみがわ)漁港

 三河湾北岸西部に位置する漁港で、二級河川蜆川としての指定も受けている。地先沿岸では、採貝漁業等が営まれている。また、漁港としては文政10年(1828)の前浜新田造成により現在の形態となった。

 漁港の整備は、昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けたため、災害復旧事業を実施し、工事が完了した。

蜆川漁港

 

所在地    碧南市権現町他12町
漁港指定   第1種 昭和28年6月27日
管理者    碧南市
漁業協同組合 大浜漁業協同組合

河和(こうわ)漁港

 知多半島東側南部に位置する漁港で、昭和16年から昭和20年に整備された旧海軍航空隊の基地の一部を使用している。

 昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けたため、災害復旧事業を実施し、昭和 37年度までに完了した。

 漁港の整備は、昭和47年度から防波堤、物揚場等が整備が図られ、また、平成17年度に物揚場の整備が図られた。

河和漁港

 

所在地    知多郡美浜町大字浦戸、古布
漁港指定   第1種 昭和28年3月25日
管理者    美浜町
漁業協同組合 美浜町漁業協同組合

上野間(かみのま)漁港

 知多半島西側北部に位置する漁港で、地先海域は遠浅の漁場に恵まれ、のり養殖業等が営まれている。

 昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害受けたため、災害復旧事業を実施し、昭和38年度に完了した。

 漁港の整備は、平成13年度から用地護岸、船揚場等の整備が進められ、平成18年度に完了した。

上野間漁港

 

所在地    知多郡美浜町大字上野間
漁港指定   第1種 昭和28年6月27日
管理者    美浜町
漁業協同組合 野間漁業協同組合

小鈴谷(こすがや)漁港

 知多半島西側北部に位置し、小鈴谷、大谷の2地区からなる漁港で、地先の伊勢湾では、古くから採貝藻漁業が営まれてきたが、昭和36年頃からのり養殖業が導入され、現在は県下でも有数ののり生産地となった。

 漁港の整備は、小鈴谷地区では昭和48年度から平成5年度にかけて実施した。また、大谷地区では、平成18年度までに防波堤等の整備が完了した。

 今後は老朽化した施設の長寿命化対策を実施する予定である。

小鈴谷漁港(大谷地区) 小鈴谷漁港(小鈴谷地区)

 

所在地    常滑市小鈴谷、大谷
漁港指定   第1種 昭和46年5月24日
管理者    常滑市
漁業協同組合 小鈴谷漁業協同組合 

豊丘(とよおか)漁港

 知多半島東側南部に位置する漁港で、小型定置網を主体とした沿岸漁業が営まれている。

 漁港の整備は、昭和28年度までに完了したが、昭和28年の13号台風と昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けたため、災害復旧事業を実施し、昭和37年度に完了した。

豊丘漁港

 

所在地    知多郡南知多町大字豊丘
漁港指定   第1種 昭和28年3月25日
管理者    南知多町
漁業協同組合 大井漁業協同組合

山海(やまみ)漁港

知多半島西側南部に位置する漁港で、小型定置網漁業等の沿岸漁業が営まれている。

漁港の整備は、昭和57年度から防波堤及び物揚場の整備が進められ、平成4年度に完了した。

山海漁港

 

所在地    知多郡南知多町大字山海
漁港指定   第1種 昭和56年7月10日
管理者    南知多町
漁業協同組合 豊浜漁業協同組合

大野(おおの)漁港

 知多半島西側北部に位置し、二級河川矢田川の河口を利用した漁港である。

 昭和34年の伊勢湾台風により甚大な被害を受けたため、災害復旧事業を実施し、昭和38年度に完了した。

 漁港の整備は、昭和57年度から始まり、昭和62年度に完了した。

大野漁港

 

所在地    常滑市大野町
漁港指定   第1種 昭和29年7月12日
管理者    常滑市
漁業協同組合 鬼崎漁業協同組合