2016/3/10

乳腺科

ご案内

乳腺科では乳がん検診異常の患者さんの精密検査、乳がんの内科治療、外科治療、他科との共同チームによる集学的治療、乳癌再発患者さんに対する緩和ケアなどを行っています。

スタッフ紹介

部長
村田 透
(平成2年卒業)










資格等
日本外科学会専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本乳癌学会評議員
日本消化器外科学会認定登録医・指導医
病理解剖資格
緩和ケア研修会修了
患者さんへのことば
乳がんを中心に乳腺疾患全般の診断と治療を行っています。個々の患者さんの御要望をお聞きしながら、最新の乳がん治療を提供することに努めています。セカンドオピニオン外来、乳がん遺伝カウンセリングも担当しています。
医長
田中 顕一郎
(平成6年卒業)










資格等
日本外科学会専門医・指導医
日本乳癌学会乳腺専門医
検診マンモグラフィ読影認定医
乳房超音波読影認定医
緩和ケア研修会終了
認定産業医
患者さんへのことば
乳がんを中心にそれ以外の乳腺の病気も診させて頂きます。一人一人の患者さんと話し合いながら診療を進めて行きます。
最新の乳がん治療を提供すること、またスタッフが一丸となりチームとして患者さんをサポートすることを目指します。
医長
藤井 正宏
(平成10年卒業)









資格等
日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺専門医・指導医
日本乳癌学会評議員
検診マンモグラフィ読影認定医
日本がん治療認定医機構がん治療認定医
緩和ケア研修会修了
患者さんへのことば
患者さんのご希望・ご都合や新しい治療情報をもとに、患者さんと共にこれからを考えていきたいと思います。出来るだけ、悔いの残らない治療と充実した生活送って頂ける様にしたいと思います。
医長
不破 嘉崇
(平成13年卒業)







資格等
日本外科学会専門医
日本乳癌学会乳腺認定医
健診マンモグラフィ読影認定医
JABTS乳房超音波読影認定医
緩和ケア研修会修了
患者さんへのことば
乳腺疾患全般の診断と治療を行っています。わかりやすく説明し、患者さんとよく相談し、納得して治療を受けていただけるように努めます。
非常勤
小田 高司
乳腺科医師
非常勤
松原 真依子
形成外科医師
非常勤
大瀬戸 久美子
遺伝カウンセラー

診療内容

理念

乳がんの治療は最近10数年で、目覚ましい進歩がみられ、多様化が進んでいます。私たちは、個々の患者さんに合った治療(オーダーメイド医療)を、患者さんのお考えを十分に尊重して、医療者側と患者側が一体となって診療を進めていくよう努めています。

診断:

① 乳房レントゲン撮影(デジタルマンモグラフィ)
原則として、初診の患者皆さんに行っています。乳房を圧迫して、しこりや石灰化を見つけます。

② 乳房超音波(エコー)
同じく原則、初診の患者皆さんに行っています。触診でわからないような病変を見つけることができます。

③ 穿刺吸引細胞診
乳腺のしこりに対してエコーを見ながら、細い針を刺して細胞を取る検査です。採取された細胞を病理医が顕微鏡で観察し診断します。

④ 超音波ガイド下針生検・吸引針生検(マンモトーム、バコラ)生検
穿刺吸引細胞診と同じように、エコーでしこりを確認しながら、生検針を刺して、組織(数ミリ程度のかたまり)を採取する検査です。

⑤ ステレオガイド下マンモトーム生検(吸引針生検)
触っても、しこりとしてわからない、マンモグラフィで石灰化としてわかる程度の病変に対して、特殊な検査装置で正確に病変部分を測定し、2~3ミリ程度皮膚を切開して組織を採取する検査です。年間約100例の患者さんに対して検査を行っており、他院からの検査依頼も受け付けています。

⑥ CT、MRI、アイソトープによる画像検査
乳がんが疑われる患者さんに対して、さらに詳しくしこりを調べたり、転移がないか調べたりするために行います。

手術療法:

① センチネルリンパ節生検
センチネルリンパ節(日本語で見張り番リンパ節)とは、乳房のリンパが最初に流れ着くリンパ節(通常脇の下にあります)のことです。センチネルリンパ節にがん細胞の転移がなければ、それ以外のリンパ節にも、がんの転移はないと考えられています。センチネルリンパ節に転移がなかった場合は、腋窩郭清(脇の下の脂肪組織と一緒にリンパ節を切除すること)を省略します。
当院では、乳がん手術前にあらかじめ局所麻酔で行う方法と、乳がん手術時に同時に行う方法と2通りの方法で対応しています。

② 乳房温存手術
しこりが比較的小さい患者さんに対して行います。残った乳房の整容性(見た目の美しさ)を保つために皮膚切開を小さくする、残った乳腺組織で欠損部の形をできるだけ整えるなどの工夫を行っています。しこりが大きい患者さんで、温存手術を希望される方には、手術前に薬物療法を行い、しこりを小さくしてから温存術を行う場合もあります。

③ 乳房切除術
しこりが大きい、同側の乳房内にしこりがいくつかある、乳管(授乳期にお乳が流れる管)内に沿ってがん細胞が広がっている(乳管内進展といいます)といった場合は乳房切除を選択します。明らかなリンパ節転移がある場合や、センチネルリンパ節生検でがんの転移がみられる場合は、腋窩郭清を行います。

④ 乳房再建手術
乳房切除を行う予定の患者さんで、御希望のある方には乳房再建を行っています。当院では、乳房切除の際にエキスパンダー(後述のインプラントを入れるスペースを広げるための風船状のもの)を挿入し、その後数か月してから、インプラント(人工乳房)挿入あるいは自家組織(ご自身のおなかや背中などの脂肪組織)を使った乳房再建を行っています。

薬物療法:

乳がんに対する薬物療法には化学療法(いわゆる抗がん剤治療)・内分泌療法・分子標的治療があります。手術後の補助療法では、以上の中から患者さんに最適な治療方法の組み合わせを選びます。
また、当院では適応のある患者さんには、術前補助化学療法(先に薬物療法をおこなってから手術を行うこと)も積極的に行っています。術前補助化学療法のメリットは、しこりを小さくすることによって温存療法の可能性を高めること、薬剤の効き具合を確認することができること、などです。

放射線療法:

原則として、乳房温存療法を行った患者さんには、術後残った乳房に対して放射線治療を行なっています。最近では根治性を高めるために、乳房切除であっても、リンパ節転移の多い患者さんに対して放射線治療を行なうことがあります。

再発乳がんに対する治療:

ここまで述べてきた治療方法で、乳がんの再発は以前に比べるとずっと減ってきています。しかし、再発された患者さんに対しても、薬物療法、放射線治療、緩和ケアを組み合わせることによって、患者さんのQOL(生活の質)をそこなわないように治療を行なっています。

乳がん遺伝カウンセリング:

乳がんの中には、「遺伝性乳がん・卵巣がん症候群(HBOC)」と呼ばれるものがあり、乳がん全体の5~10%程度と考えられています。当院では、遺伝性の乳がんが疑われる方に対して、HBOCのことを説明したり、遺伝子検査・血縁者についてのご相談を受けたりする、遺伝カウンセリングを行っています。

料金(1時間):
初回 10500円
2回目以降 5250円
第1、第3木曜日午後1時半から
予約方法:
当院相談支援センター(電話:0564-21-6251 代表)にて。
遺伝カウンセリングは自費診療で、完全予約制です。
遺伝子検査は別途、実費負担となります。


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