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地震がおきたときナオユキとサヤカはどうしたでしょう

ナオユキたちは、テーブルの下にかくれました。まず自分(じぶん)()(まも)ることが大切(たいせつ)です。
しかし、地震がきたとき倒れてしまう家に()んでいたとしたら、どうでしょう?


サヤカは、はだしだったので、()れたガラスで足を切ってしまいました。地震のあとは(まど)ガラスや食器(しょっき)などが割れて部屋中にちらばっているかもしれません。とくに(よる)停電(ていでん)で、()(くら)になってしまうこともあります。()るときはスリッパを(ちか)くに用意(ようい)しておくとよいでしょう。(あし)をけがすると()()すことも大変(たいへん)になってしまいます。


ナオユキたちは、地震がきたとき部屋(へや)のドアをあけておきませんでした。そのため地震でゆがんだドアはひらかなくなり、とじこめられてしまいました。


地震がおこると火事(かじ)発生(はっせい)します。とじこめられた家にのこっていると、火事になっても()げだすことができません。


ナオユキは窓から逃げられるかもしれなかったのに、サヤカのことを気づかってか、逃げようとしませんでした。しかし、大津波(おおつなみ)警報(けいほう)がでていたので、二人(ふたり)とも津波におそわれるかもしれなかったのです。


ナオユキとサヤカは、おかあさんの帰りをじっと()っていましたが、大声(おおごえ)で外にいる人に(たす)けを(もと)めたり、ナオユキだけでも外にでて助けを求めるなど、もっともっと逃げ出すための努力(どりょく)をしなくてはなりません。


おかあさんは、ナオユキとサヤカが心配(しんぱい)で家に帰ってきました。おかあさんは家のすぐ近くにいて津波がおそってくるまでに時間があったため、ナオユキとサヤカを助けることができました。
しかし、もし子どもたちがすでに避難(ひなん)していて、津波がくるまでに時間がなかったとしたらどうでしょう。家にもどったためにおかあさんだけ津波におそわれてしまったかもしれません。


津波(つなみ)てんでんこ」という 言葉(ことば)があります。津波がおそってくるかもしれないときは、まず、ひとり一人がそれぞれに安全(あんぜん)な場所へ避難することがなによりも大切(たいせつ)だということです。それが一人でも多くの命を救うことにつながります。だれかを心配して家にもどったためにその人だけが津波におそわれてしまうこともあるからです。

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