2 被害の様子
苗では発生すると出芽後葉鞘が褐変し、葉鞘に褐色条斑や斑点ができる。もみ周辺に黒色の菌糸塊がみられ、新葉の出すくみを生じて、緑化期以降に葉身に褐色楕円形の病斑が現れる。
本田では主に葉身に病斑を形成し、病斑には輪紋があり、維管束に沿った壊死線がないので、いもち病の病斑とは区別が容易である。
もみに発生するといわゆるもみ枯れを生じ、症状としては最初褐色の斑点ができ、後に灰褐色の崩壊部を生じる。白穂となることはないが、発病すると約10%程度減収することがある。
褐色葉枯病やすじ葉枯病と混同することが多いが、本病は病斑が丸みを帯びているので見分けはつく。しかし、病斑が融合して大型病斑が生じると見分けにくいため、分生胞子などを検鏡して確認する。