ホームへ戻る 生態と防除目次
<イネ>
ニカメイガ
学名 Chilo suppressalis Walker 1 形態 成虫は体長約12oの灰白色の小型の蛾で、卵は稲の葉に数十個の卵塊で産み付けられる。幼虫は黄褐色で、褐色の縦縞があり、老齢幼虫は約25o程度に達する。 2 被害の様子 第1世代幼虫により加害されたイネは、流れ葉や鞘枯れから心枯れ茎となることが多く、1株のほとんどが心枯れ茎となることもある。特に第2世代幼虫による被害が大きく、白穂となったり坪枯れ症状を呈することもある。 また、茎が太い品種を好む傾向にあり、糯などで大きな被害がみられることもある。
3 生態 愛知県では年2回の発生が普通であり、越冬態は幼虫で主に刈り取り後の稲株や積んである稲藁内で越冬する。越冬幼虫は3月頃休眠から覚め、蛹化して5月中旬頃から羽化し、平地では6月上旬から中旬にかけて発芽最盛期を迎える。第1世代幼虫はイネを加害し、茎の中で蛹化し、8月になると第1世代成虫の羽化が始まるが、近年、第1世代成虫の羽化時期はだらだらとなることが多くなっている。 幼虫は主にイネやマコモを摂食する。
4 防除対策 ・初期の防除薬剤として、長期間効果の持続する箱施薬剤を施用する。 ・第2世代幼虫に対する薬剤は、液剤や粉剤による散布を中心に行うが、被害が予想されても防除を実施しないケースも見受けられる。 ・コンバインによる高刈りは、越冬場所を提供することとなるし、収穫後の耕耘は翌年の密度を下げるので必ず行うようにする。