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生態と防除目次

<イネ>
セジロウンカ
学名 Sogatella furcifera Horváth

1 形態
セジロウンカ成虫  本種成虫はほとんど長翅型で、短翅型となることはほとんどない。成虫の体長は約4oで、雌雄とも胸部背面に白色状の線があり、特に雄は顕著である。
 卵は長さ約1mmのバナナ型をしており、イネの葉鞘内に一列にまとめて産卵する。
 幼虫はやや菱形の白色に雲形模様がみられ、イネの株元に集団で加害する。
2 被害の様子
 本種による被害は、第一世代で出現することが多く、長い口(口吻)をイネの導管や師管に直接差し込んで水分や栄養分を吸い取る。飛来数が多い年には出穂前のイネが生育が悪くなり、ほ場全体が黄化する。
3 生態
 日本で発生するセジロウンカは、梅雨期にジェット気流に乗って中国大陸から移動してくることがわかっており、我が国では7月から8月にかけて発生のピークを迎えるため、夏ウンカと呼ばれる。飛来数はトビイロウンカに比べて桁違いに多いが、出穂以降のほ場への定着性が弱いため、収穫期に近づくとほ場から飛び出してしまう。
 本種の飛来量の多少はトビイロウンカの飛来量の指標となる。
4 防除対策
・薬剤防除として、長期間効果の持続する箱施薬剤を施用する。
・薬剤の効果が切れたり、もともと施用していなかったほ場に本種が飛来した場合は、定着して増殖する可能性が高くなり、イネが繁茂している稲作中期以降は株元に薬剤が届くように散布することが重要である。