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生態と防除目次

<イネ>
イネ白葉枯病
 
1 病原菌    
 学名 Xanthomonas oryzae pv. oryzae Swing白葉枯病被害葉s, Van den Mooter, Vauterin, Hoste, Gillis, Mew&Kerters 1990(細菌)
 
2 被害の様子
 葉先に近い葉縁が黄緑色、浸潤状になり、後に葉脈に沿って細長い波形の黄色病斑を生じ、後に白色に変化する。
 急性の症状としては、青白色の水浸状の大きな病斑を作り、葉が脱水症状となって巻きあがり、急性萎凋症状となる。
 多発すると、水田全体が白く枯れ上がり、稔実が不良となる症状が出ることもある。
3 病原菌の生態
 グラム陰性の桿状、好気性の黄色の細菌で、発育適温は26〜30℃、最適pHは6.2〜6.8である。
 イネ以外の寄主としては、サヤヌカグサ、マコモなどで、常発地ではイネと雑草とを行き来きする。越冬は主にサヤヌカグサ上で行われる他、被害わらや被害もみでも越冬する。病原菌は水媒伝染し、イネの葉の水孔や傷口から侵入する。感染ピークは7月から9月で、強風を伴う大雨、特に台風による冠水を受けると、大規模な発生となることがある。
 細菌の系統は5つに分けられ、品種による感受性も異なっている。
 罹病葉を水に入れると、数分で切り口から、白い糸状液が出るので、診断、初発の確認に利用できる。
4 発生しやすい条件
・発病適温は23〜27℃
・梅雨期後半の大雨による冠水が起こると常発地を中心に発生が増加し、早い時期の台風の襲来も発生を助長する。
 
5 防除対策
・畦畔水路などの雑草を除去する。
・抵抗性品種を導入する。
・窒素の多様を避ける。