ホームへ戻る
生態と防除目次

<ブドウ>
ブドウべと病
1 病原菌:Plasmopara viticola (Berkeley et Curtis) Berlese et de Toni(糸状菌 べん毛菌類)
2 被害の様子
 葉でははじめ淡黄色の輪郭の不明瞭な斑点が現れ、斑点の裏面には白色のかびが生える。発病が多いと初秋ごろほとんどの葉が落ち、果実の生育が妨げられる。幼果が侵されると、その表面は鉛色に硬くなり、肥大は止まってその上に白色のかびが現れる。未熟果は果梗から侵されて紫黒色となり、ミイラ化する。
ブドウべと病裏 ブドウべと病表
3 病原菌の生態
越冬場所:落葉の病斑組織中の卵胞子。


4 発生しやすい条件
・開花期から幼果期(6月頃)及び9〜10月にかけての低温をともなった連続降雨により多発する。
・8月の高温乾燥期には病勢は一時的に止まる。
・初発の早い年は多発の傾向にある。
・組織が軟弱なほど多発する。
・品種による耐病性の差は大きく、欧州種やその交雑種は耐病性が弱く、米国種は強い。巨峰は中間の耐病性である。
5 防除対策
・第1次伝染源である落葉の処理。
・ボルドー液や有機硫黄剤の予防散布を徹底する。新梢の生育が旺盛な5〜6月は10〜12日間隔で散布する。