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生態と防除目次

<ナシ>

ナシ輪紋病

1 病原菌
 学名 Botryosphaeria berengeriana de Notaris f.sp. piricola Noseナシ輪紋病果

2 被害の様子
果実:熟期の1か月程前から、果点1個を中心にして、そのまわりに形1〜2mmの黒褐色でへこんだ病斑ができる。これはゆっくり広がり、収穫期の頃に径1〜数mmで黒褐色の、はっきりした同心輪紋2〜3本のある病斑になる。果実の熟度が進むと病斑は急速に広がり、1晩で径数cmに広がることもある。急速に進んだ病斑は輪紋を伴わず、油浸状で、果皮の下は軟化している。
枝:皮目や葉の落ちたあと付近に、径2〜数mmの柔らかい丸いイボを生ずる。イボが古くなるとイボとその周囲の樹皮が丸く枯れる。後に、この部分に小黒粒(柄子殻や子のう殻)ができる。
葉:輪紋のある病斑を生ずるが、別の病原菌によるものが多く、本病による葉の被害は少ない。

3 病原菌の生態
ナシ輪紋病菌生態

4 発生しやすい条件
・5月下旬から7月下旬に降雨日数が多いと発病しやすい。

5 防除対策
・イボと周囲の樹皮の削り取り。切り取った部分は園外に持ち出し深く埋めるなどする。
・早めに袋かけ作業をする。
・5月下旬〜7月下旬の果実感染時期に、果実とともに新梢にもよくかかるよう薬剤散布する。