ホームへ戻る
生態と防除目次

<バラ>

バラハオレタマバエ

学名 Contarinia sp.
バラハオレタマバエによる被害


1 形態
 幼虫は体色が乳白色〜黄色で体長1〜2mm。

2 被害の様子
 本幼虫の加害により、バラ中肋部に沿って葉表が内側に2つに折りたたまれ、奇形となる。被害初期の葉では折りたたまれた部分を開くと幼虫が数頭〜十数頭みられる。蕾が加害された場合は奇形花となり、商品価値が低下する。
 施設土耕栽培のバラに多く、養液栽培では一時的な小規模の発生がみられる程度である。

3 生態
 成虫は、新葉表面の中肋に沿って産卵し、孵化した幼虫が中肋部を中心に加害するため、葉折れ症状を示す。3齢を経過すると葉から離脱し、土中のごく浅い部分(概ね地表面から1p以内)で蛹になる。1世代の所要日数は15℃では47.5日、20℃で29.0日、25℃では17.5日である。5〜8月上旬にかけて4〜7回、9月中旬〜10月にかけて2〜3回の発生がある。冬期には、成熟幼虫が土中で越冬すると考えられている。
バラハオレタマバエ幼虫

 盛夏期には、高温乾燥により発生が認められなくなるが、夏が冷涼多雨の年には、発生が途切れない場合もある。

4 発生しやすい条件
 5月から10月(夏期に 1〜1か月半の間被害が発生しない期間がある)

5  防除対策
 被害葉・蕾は発見後すみやかに除去し、適切に処理する。