| 食道がん | 胃がん | 大腸がん | 肝がん | 胆道がん |
| 膵がん | 乳がん | 子宮頚がん | 子宮体がん | 卵巣がん |
| 肺がん | 皮膚がん | 前立腺がん | 膀胱がん | 腎細胞がん |
| 甲状腺がん | 脳腫瘍 | 悪性リンパ腫 | 造血幹細胞移植 | 白血病 |
![]() |
| 腹部超音波検査で胆管拡張や胆嚢壁肥厚を指摘された場合、血液検査で肝障害を指摘された場合、黄疸を認める場合などは胆道癌の症状の可能性もあります。一度精密検査を受けることをお勧めします。当センターで精密検査を受けることが可能です。お気軽にご相談ください。 | ||
| 【目次】 | ||
| |
|
|||||||||||||||||
| |
| 【(1)黄疸】 胆道がんの最も多い症状は黄疸です。胆道は胆汁の通り道なので、胆道にできたがんは胆道を閉塞し、胆汁は流れにくくなります。するとがんによる閉塞部位より上流測の胆管は胆汁により拡張し、やがて行き場のなくなった胆汁は胆管から血管に逆流します。そのため胆汁中のビリルビン(黄色いもと)が血液中に増加し、目や皮膚に黄染し、黄疸(閉塞性黄疸)を発症します。胆嚢の場合は、がんが胆管に浸潤することにより胆管閉塞を起こし、黄疸が生じます。 【(2)発熱】 うっ滞した胆汁に細菌が感染すれば発熱を伴います。 【(3)ビリルビン尿】 血液中のビリルビン値が上昇すると、尿から排泄されるようになります。従って尿は茶色くなったり、濃くなったりします。 【(4)白色便】 通常、胆道を流れる胆汁は十二指腸乳頭をへて十二指腸に注ぎ、食物と混ざり、その後に消化されます。便が黄色くなるのはこの胆汁のためです。従って胆管が閉塞して胆汁が流れなくなると便は白くなります。 【(5)掻痒】 黄疸が高度となると、皮膚症状としてのかゆみ(掻痒感)が出現します。 【(6)疼痛】 がんの拡がりが高度になると、周囲の神経に浸潤し、痛みを伴います。まれに骨に転移を来たし、骨に痛みを感じることもあります。 【(7)全身倦怠感】 癌による肝障害のために全身倦怠感が生じることがあります。また、一般にがんの進行に伴い全身倦怠感が発症します。 【(8)食欲低下】 特に黄疸が高度の場合には食欲不振が多く見られます。 【(9)腫瘤触知】 胆管がんや胆嚢がんで胆嚢管が閉塞すると、右腹部に腫大した胆嚢を触れることがあります。同時に胆嚢炎を起こし、痛みを生じることもありますが、がんの初期ではほとんど症状がなく、検診の対外式超音波などにより偶然発見されることが多いようです。進行したがんの場合には腫瘍そのものを正中から右腹部に触れることがあります。 |
||
| |
|
|
|
|
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||
|
||||
| |
| 胆道がんの取り扱い規約により胆管がん、胆嚢がん、乳頭部がんともI〜W期に分類されています。胆管がんや胆嚢がんでは、壁内に腫瘍がとどまるものがI期とU期であり、壁をこえて隣接する臓器やリンパ節へ広がっている場合をV期、それよりさらに広がっている場合や転移を伴う場合はW期になります。 T期からV期までの治療は外科手術が基本です。胆道癌を根治できる唯一の治療法は外科手術です。W期の場合でも、手術が可能な場合があります。一度、専門医に相談されることをお勧めします。遠隔転移がある場合は、手術はできませんので、内科的治療(化学療法、放射線など)を行います。 |
||
| |
|
|
| 病期を正確に診断したうえで治療法を決定します。 胆道癌を根治できる唯一の治療法は外科手術です。可能なかぎり外科手術を行います。手術が出来ない場合は、化学療法など内科的治療を行います。 また、黄疸があれば内視鏡的に閉塞した胆管にステント(プラスチック製、金属製)を埋込み、可及的に黄疸の解消に努めます。 |
|
||||
|
||||
|
||||
また最近では特殊な技術ですが、超音波内視鏡を使用して十二指腸内から胆管内へ一期的にステントを入れる方法を開発しました。
|
||||||||||||||||||||||||||||
| |
| 胆管がんの病期I期では、生存率100%、U期でも5年生存率85.7%と良好な成績が得られています。V期、W期では、2年生存率は約50%となっています。胆嚢がんも、I期では、100%生存でU期でも3年生存率82%、5年生存率65%です。V期、W期で最長2年生存中のかたもいらっしゃいます。(1990年から現在に至る当院での成績) |
||
| |
|
|
| 【(1)十二指腸乳頭部とは 】 | |||||||||
| 十二指腸乳頭部は、十二指腸、胆管、膵臓の間に位置する極めて小範囲の領域です。乳頭部(A)は、乳頭部胆管(Ab)、乳頭部膵管(Ap)、共通管部(Ac)、大十二指腸乳頭(Ad)から構成されています(第4図)。 十二指腸内腔側からみた大十二指腸乳頭の構造をに示します(第7図)。はちまきひだを含めない隆起が十二指腸乳頭と定義され、この部位に発生した癌が十二指腸乳頭部癌(以下、乳頭部癌)と呼ばれます。
|
|||||||||
| 【(2)疫学、症状 】 |
| 乳頭部癌は50〜70歳代の男性に多いとされています。発見契機は、閉塞性黄疸、胆管炎、肝機能障害、膵炎などがあります。臨床症状は、黄疸、腹痛、全身倦怠感と発熱などがありますが、20〜30%は無症状とされています。胆管に閉塞が起きると、黄疸の出現とともに緊満腫大した無痛性の胆嚢を触れることがあります。これをCourvoisier’s sign: クールボアジェ徴候 と呼びます。腫大した胆嚢は、無痛性で、癒着していない限り、振り子のように左右へ動くのが特徴です。 |
| 【(3)診断】 |
|
||||||||||||||||
|
||||||||||||||||
|
||||
|
||||||||||||||||
| 【(4)治療】 |
|
||||
|
||||||||||||||||
|
||||
|
||||
| |
| 胆管がんや乳頭部癌の早期発見には、症状がなくても検診の血液検査で肝機能異常や胆道系酵素の上昇、超音波検査での胆管の拡張や胆嚢壁が厚くなるなどの異常を指摘された場合は精密検査のできる病院で速やかに二次検査を受けてください。また黄疸や濃くなった尿に気づいたときには、すぐに当院などの専門病院に受診することをお勧めします。 | ||
| 平成21年9月改訂 |