中央病院の各部門を紹介します ACCトップへ
1消化器内科 2内視鏡部 3呼吸器内科 4血液・細胞療法部 5薬物療法部 6臨床検査部
7遺伝子病理診断部 8輸血部 9頭頸部外科 10胸部外科 11乳腺科 12消化器外科
13整形外科 14泌尿器科 15婦人科 16麻酔科 17放射線診断・IVR部 18放射線治療部
19外来部 20緩和ケア部 21看護部 22薬剤部 23形成外科

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 診療の理念・目標
 スタッフ紹介
 外来診察
 診療実績
 治験・臨床試験
治験
臨床試験


 診療の理念、目標
 当科では消化器疾患(食道、胃、十二指腸、大腸などの消化管と肝臓、胆嚢・胆管、膵臓の疾患)、その中でもこれら臓器のがんの診断と治療を中心に、質の高い医療を提供すること、患者さんに負担をなるべくかけないこと、知り得た情報は患者さん・家族と医療スタッフとが共有し治療方針を決定し、治療を行うこと、などを目標として日常診療を行っています。
 消化器がんに対する内視鏡的診断と治療に関しては高いレベルの技術を提供しています。とくに内視鏡検査、超音波検査、あるいはそれらを合体させた超音波内視鏡検査を駆使し、消化器がんの早期診断や確実且つ効率的な診断を行っています。また、食道・胃・大腸などの消化管がんの内視鏡的切除術や内視鏡的減黄術などの内視鏡治療を得意としています。以下の場合にはご遠慮なく受診してください。

 【精密検査(二次検査)】
 ・血液検査(肝機能、アミラーゼ等)や腫瘍マーカーの異常
 ・黄疸
 ・胃検診の異常や便潜血反応陽性
 ・腹部超音波検査での肝胆膵の異常所見
 ・肝胆膵病変の良・悪性の鑑別診断(画像検査や組織検査)
 ・自己免疫性膵炎の診断と治療
 【内視鏡治療】
 ・大腸ポリープ切除(ポリペク)
 ・食道・胃・大腸癌内視鏡切除(EMR、ESD)
 ・閉塞性黄疸に対する内視鏡的ステント術
 ・膵・胆道疾患(膵嚢胞、胆管結石等)の内視鏡治療

 消化器がんの中で手術不能な進行がんにおいては常に患者さんのQOLを考慮し、他科との連携による化学療法や放射線治療を積極的に導入しています。また、国内および海外のがん専門病院と協力して抗がん剤の臨床試験を積極的に推進し、一般診療では使用できない新規抗がん剤の開発に参加しております。これらの治療を行いながら、がん治療の発展に貢献すべく努力をおこなっております。

 【現在実施している抗がん剤の治験・臨床試験】
 ・膵癌に対するゲムシタビン±ペプチドワクチン
 ・ゲムシタビン耐性膵癌に対するS-1±イリノテカン
 ・胆道癌に対するゲムシタビン±S-1
 ・胆のう癌に対するゲムシタビン+S-1
 ・胃癌に対するカペシタビン+シスプラチン±セツキシマブ
 ・GISTに対するイマチニブ vs ニロチニブ
 ・膵癌術後に対するゲムシタビン vs S-1
 ・胆管癌術後に対するゲムシタビン vs 経過観察

 また、若手がん研究者の育成をめざしてレジデント、数多くの国内・国外からの研究者の研修、見学を受け入れています。研究成果は学会発表、論文投稿、講演などを通じ積極的に公表しています。平成19年度の学会発表は96件(国内78件、海外18件)、論文数は40件(和文32件、英文8件)でした。
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  スタッフ紹介
山雄健次
山雄健次
部長:山雄健次
消化器がん全般を担当していますが、その中でも消化器系の難治がんといわれている膵臓がん、胆道がんの診断と治療をとくに専門としています。各種内視鏡や超音波診断装置を駆使して、これらのがんの早期診断や内視鏡治療に情熱を燃やしています。また、消化器疾患の内視鏡を用いた新しい診断・治療機器の研究・開発にも携わってきており、当科では消化器疾患の早期診断や内視鏡治療において最新の技術を提供できるものと確信しています。一方、最近では全国有数のがん専門病院として新しい抗がん剤や分子標的治療薬などを使用し、手術不能な消化器がん(膵・胆道癌、食道癌、胃癌、大腸癌)の治療や臨床試験にも積極的に取り組んでいます。
 セカンドオピニオンとして、膵胆道疾患の診断と治療、とくに膵癌と胆道癌の内視鏡的な精密診断、内視鏡を用いた治療、新しい抗がん剤治療や臨床試験などを説明させていただいています。また、米国のベストドクターズ社から2000年以降毎年、日本全国で17人しかいない医学顧問委員にも選ばれています。

日本膵臓学会理事・評議員、日本胆道学会理事・評議員、日本消化器病学会財団評議員・指導医、日本消化器内視鏡学会評議員・指導医、日本超音波学会評議員・指導医、日本内科学会認定医、日本癌学会会員、日本病理学会会員、日本臨床細胞診学会会員、日本消化器集団検診学会会員
International Association of Pancreatology, member(国際膵臓学会会員)
American Society for Gastrointestinal Endoscopy, member(米国消化器内視鏡学会会員)


澤木明
澤木明
医長:澤木明(内視鏡部医長を兼務)
消化器がんの中でGIST、胃がん、肝胆膵がんの薬物治療(抗がん剤による治療)を専門に行っております。消化器がんの分野においても新しい抗がん剤が導入され、既存の抗がん剤との組み合わせ治療も開発されており、その治療法は飛躍的に進歩しています。その一方で消化器がんの薬物治療は複雑になっており消化器内科医としての知識に加えて抗がん剤についての詳しい知識がないと安全性に問題が生じてしまうのも事実です。消化器内科医であり、また薬物治療医の視点から、消化器がんにおいて多く見られる黄疸、腸閉塞、腹水などの合併症対策とより安全で効果的な薬物治療が行うように心掛けています。
 新規抗癌剤の導入のため、GIST、胃がん、膵がん治療の薬物療法において欧米との共同臨床試験に積極的に参加しています。胃がん領域では、世界で初めて有効性が確認された分子標的治療薬(トラスヅマブ)の開発に力を入れており、本邦で最も多くの臨床経験を有しています。また、GIST診断および薬物治療にも積極的に取り組んでおり、本邦でも最も多くの臨床経験を有する病院の一つです。さらに、GIST診療ガイドラインの評価委員としてガイドライン作成に参画し、適切なGIST診療が行われるように努めています。
 全ての患者様が抗がん剤の利益を享受できるように、最新の知見に基づいて最善の治療を提供できるように努めております。

日本消化器病学会評議員、指導医、日本消化器内視鏡学会評議員、指導医、日本臨床腫瘍学会評議員、暫定指導医、日本内科学会認定医、指導医、日本癌治療学会会員、日本癌学会会員、日本胃癌学会会員、日本膵臓学会会員、日本胆道学会会員、日本超音波学会会員
American Society of Clinical Oncology(米国臨床腫瘍学会)会員
American Society for Gastrointestinal Endoscopy(米国消化器内視鏡学会)会員


水野伸匡
水野伸匡
医長:水野伸匡(内視鏡部医長を兼務)
膵・胆道疾患を中心に診療を行っています。特に、難治癌中の難治癌である膵癌・胆道癌の超音波内視鏡やERCP、超音波内視鏡下穿刺吸引生検法(EUS-FNA)を用いた診断および内視鏡治療(ステント留置等)と、化学療法を中心に診療を行っています。患者様には、わかりやすい説明と丁寧な診療を心がけています。また、新しい治療法の開発を目指した臨床試験にも積極的に取り組んでいます。さらに、膵癌との鑑別がしばしば問題となる自己免疫性膵炎のEUS-FNAを用いた診断とステロイド等による治療を行うとともに、自己免疫性膵炎の病態解明について研究をしています。さらに膵癌の早期診断マーカーの開発に関する研究を多施設共同で行っています。

日本内科学会認定総合内科専門医・指導医、日本消化器病学会評議員・専門医、日本消化器内視鏡学会評議員・指導医、日本医師会認定産業医、日本膵臓学会会員、日本癌治療学会会員、日本臨床腫瘍学会会員


原和夫
原和夫
医長:原和生(内視鏡部医長を兼務)
消化器がんの診断・治療を担当しています。診断に関しては、胃カメラ、大腸カメラなど基本的な内視鏡検査はもとより、超音波内視鏡、超音波内視鏡下生検、内視鏡的逆行性膵胆管造影、など特殊検査も担当しています。治療に関しては、抗がん剤治療や内視鏡的治療(内視鏡的胆道ドレナージ、膵のう胞ドレナージ、内視鏡的乳頭切除、大腸ポリープ切除など)を担当しています。中でも、膵臓癌、胆管癌、肝臓癌などを中心に診療を行なっています。製薬会社主導の臨床治験や、医師主導の臨床試験も積極的に行なっています。また、名古屋大学医学部消化器内科、名古屋大学医学部腫瘍生物学教室と連携し、抗がん剤の感受性、耐性に関する研究(抗がん剤が効くかどうか治療前に予測する研究)や、癌関連遺伝子の研究(癌治療ターゲットの開発)も行なっています。難治性癌と言われる癌を克服する日を夢見て、患者さんの笑顔をエネルギーに今後も精進いたします。

日本消化器内視鏡学会・専門医、日本消化器病学会・専門医、日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医、日本癌学会会員、日本癌治療学会会員、日本膵臓学会会員、日本胆道学会会員、日本超音波学会会員、日本臨床腫瘍学会会員


肱岡範
肱岡範
医長:肱岡範(内視鏡部医長を兼務)
肝臓、胆道、膵臓疾患の診療と内視鏡的診断治療を専門としております。一般的な検査に加え、超音波内視鏡検査、内視鏡的逆行性膵胆管造影や超音波内視鏡下穿刺吸引生検法を行い、より早期に、そして正確に診断を行い、最も適した治療法を提供できるように心がけています。また、胆道癌、膵臓癌に対しては、抗がん剤を用いた薬物治療もできる限り多くの患者さんに提供できるように、日々努めています。

日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本がん治療認定医、日本膵臓学会会員、日本胆道学会会員、日本臨床腫瘍学会会員、日本超音波学会会員


今村秀道
今村秀道
医長:今村秀道(内視鏡部医長を兼務)
消化器癌の診断・治療を担当しておりますが、中でも特に胆道癌、膵臓癌の診療を専門としております。腹部超音波検査や腹部CT・MRI検査に加えて、超音波内視鏡検査、内視鏡的逆行性膵胆管造影や超音波内視鏡下穿刺吸引生検を行い、より正確な診断が得られるように心がけております。また、抗がん剤を用いた薬物治療を行っておりますが、苦痛が少なくかつ効果的で安全な薬物治療を目指しております。一方、胆道癌、膵臓癌に合併しやすい黄疸や膵臓癌で生じうる疼痛に対しては、内視鏡的ステント留置術や超音波内視鏡下腹腔神径叢ブロックを用いて適切に対処しております。なるべくわかりやすい説明を心がけ、患者様の立場に立った医療を目指し日々の診療を心がけております。

日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会専門医、日本内科学会認定内科医、日本医師会認定産業医、日本膵臓学会会員、日本胆道学会会員、日本門脈圧亢進症学会会員、日本臨床腫瘍学会会員


近藤真也
近藤真也
医長:近藤真也(内視鏡部医長を兼務)
主に食道、胃、大腸といった消化管のがんの診断、治療を担当しています。バリウムなどの造影剤を用いた消化管造影、内視鏡を用いた検査・治療、抗癌剤による治療等を行っています。現在は、内視鏡の機器の性能も向上しており、以前よりは、苦痛も少なく、年々、診断能力、治療技術も高くなってきています。今後とも患者さんと共に病変の早期発見、低侵襲の検査・治療を目指して努力していきたいと思います。

日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会会員、日本癌学会会員


小林佑次
小林佑次
レジデント:小林佑次
消化器のがんの診断と治療に取り組んでいます。確かな診断から、適切な治療が選択されるため、丁寧かつ慎重な内視鏡検査や画像診断を心がけています。一緒にがんばりましょう。


松本和也
松本和也
レジデント:松本和也
消化器疾患全般を担当しています。胃がん、大腸がん、膵がん、胆道がんの内視鏡検査・治療や、抗がん剤を用いた化学療法を行っています。患者さん1人1人に応じた最善の方針を、早急に立て提供することを心がけています。

日本消化器病学会専門医、日本消化器内視鏡学会専門医・指導医、日本内科学会認定総合内科専門医、日本膵臓学会会員、日本胆道学会会員、日本肝臓学会会員、日本臨床腫瘍学会会員、日本臨床細胞診学会会員


佐伯哲
佐伯哲
レジデント:佐伯哲
消化器疾患全般を担当しています。消化器悪性腫瘍の化学療法、上下消化管内視鏡検査による診断・治療を行っています。内容のわかりやすい説明、正確で迅速な診断・治療を心掛けています。


赤羽麻奈
赤羽麻奈
レジデント:赤羽麻奈
消化器病全般を中心に、主に内視鏡検査、病棟で診療させていただいております。患者さまの立場に立った診療を心がけていきたいと思っております。

日本内科学会会員、日本消化器病学会会員、日本消化器内視鏡学会会員、日本膵臓学会会員、日本胆道学会会員


鈴木晴久
鈴木晴久
研修生:鈴木晴久
国立がんセンター中央病院内視鏡部、19期がん専門修練医であり、がん専門修練医の2年目の国内研究研修医制度を利用し、愛知がんセンター中央病院で任意研修中です。
中下咽頭・食道・胃・大腸がんの内視鏡診断学および咽頭・食道・胃・大腸腫瘍に対する内視鏡治療を専門とし、当院ではERCP/EUSなどの胆・膵内視鏡診断・治療を担当。

日本内科学会(認定医)、日本胃がん学会会員、日本消化器内視鏡学会会員、日本消化器病学会会員、日本大腸肛門病学会会員


Mohamed Abdel-Sabour Mohamed Mekky
Mohamed
Abdel-Sabour
Mohamed Mekky
海外研修医:Mohamed Abdel-Sabour Mohamed Mekky
Assistant lecturer of Tropical Medicine and Gastroenterology, Assiut University Hospital, Egypt.
A research-fellow in ACCH since March 2008 and for 2 years as a part of postgraduate training program grant to learn endoscopic ultrasonography and its related interventional procedures.(2008年3月より2年間、卒後研修プログラムの一環として超音波内視鏡および関連手技の習得のため来日)


・丹羽康正(内視鏡部部長) ※内視鏡部のページに掲載
・田近正洋(内視鏡部医長兼消化器内科部医長) ※内視鏡部のページに掲載
・河合宏紀(内視鏡部医長兼消化器内科部医長) ※内視鏡部のページに掲載
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  外来診察

 月〜金の午前中( 診療案内をご覧下さい)、完全予約制ですので、初めて御来院される方は予め電話にてお問い合わせください。予約なしで御来院の方も出来る限り当日に診察させていただいておりますが、最後の診察時間枠になることと診察時間が大変遅くなることもありますので予めご了承下さい。
 新患患者さんは紹介状、前医の資料やデータはできるだけご持参下さい。セカンドオピニオン(注)のための来院も歓迎いたしますが、その際には現在診察をお受けになっている主治医からの紹介状と資料(検査データやレントゲンフィルム等)を御持参いただきますと、より正確なお話しができると思います。

(注)セカンドオピニオンとは、あくまでも現在おかかりの主治医の意見や説明の他に、さらに当方にて意見や説明を御聞きになりたい場合に限られます。当科にて診断や治療をご希望の方は、セカンドオピニオンとは異なる旨を現在おかかりの主治医に伝えて紹介状に記載してもらって下さい。またセカンドオピニオン外来は予約制です( セカンドオピニオンのページを参照してください)。
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  診療実績

 年間入院疾患別内訳(平成20年実績、延べ人数、概算)は食道がん176例、胃がん294例、大腸がん103例、膵がん158例、肝がん75例、胆道がん62例などで、とくに食道がんと膵がんに関しては受診される患者さんは中部地方では最も多い施設の一つです。年間の当科(内視鏡部を含む)による検査実績(平成20年)は、上部消化管内視鏡検査5004回、下部消化管内視鏡検査2536回、内視鏡的膵管胆管造影検査(ERCP)313回(うち胆道ドレナージは145回)、超音波内視鏡(EUS)1012回、(うち超音波内視鏡下生検; EUS-FNAは291回)、また放射線診断・IVR科と連携し超音波検査約4,000例などです。特に近年は、内視鏡的胆管ドレナージと、EUSおよびEUSを応用したEUS-FNAの検査件数が飛躍的に増加しています(図1)。また、鎮静剤などを使用し内視鏡を楽に受けていただくよう、とくに患者さんに優しく、かつ正確な内視鏡検査を目指しています。




 食道、胃、大腸など消化管がんに対しては、通常の内視鏡に加え、拡大内視鏡や超音波内視鏡などを実施し正確に深達度を診断します。その結果で内視鏡的切除の適応と判断された病変(内視鏡部ホームページ参照)に対して、内視鏡的粘膜切除を実施しています。平成20年度の実績は、食道55件、胃78件、大腸311件(ポリペクトミーを含む)でした。
 手術不能例には各がんの種類に応じて5‐フルオロウラシル系抗がん剤、白金製剤、タキサン系抗がん剤、トポイソメラーゼ1阻害剤等を単独あるいは組み合わせての化学療法を行っています。
 年間の当科(内視鏡部を含む)における主な薬物療法実績(平成19年、入院治療人数、概算)は、食道がん177例(うち化学放射線療法45例)、胃がん197例、大腸がん20例、膵がん93例(うち化学放射線療法7例)、胆道がん42例でした。また、消化管の壁から発生する特殊な腫瘍であるGISTに対して、超音波内視鏡下穿刺術を用いた術前診断(約100例)や分子標的治療薬による薬物治療(約65例)も積極的に行なっています。検査例、治療例ともに本邦ではもっとも多い病院の一つとなっています。
 肝がんに対しては放射線診断・IVR科と連携し治療を行っています。肝機能の程度により外科的切除、エタノール注入療法、動脈塞栓術を選択しています。転移性肝がん、とくに大腸がんや胃がんでは放射線診断部と連携しリザーバー埋込みによる反復動注療法を行っています。
 膵・胆道などの難治がんに対しては、超音波検査、超音波内視鏡、ERCP、膵・胆道鏡などを有機的に活用して早期診断に努め、粘液産生膵がんや胆嚢早期がんなど予後の良いがんの発見数も全国有数の施設です。癌か、癌でないか区別が困難な消化器の病変では超音波内視鏡を利用して確実に組織を採取し、確定診断を行ってから治療方針を決定するようにしています(図2)。進行がんに対しては原発巣、肝転移巣の制御と除痛効果を目的にジェムザールやティーエスワンによる全身化学療法や、5-FUと放射線治療を併用した治療法(化学放射線療法)を行っていますが、がんワクチンをはじめとした新しい治験薬を使用した治療法(治験)も積極的に導入し実施しています。さらに膵癌に対しては消化器外科(肝胆膵グループ)と連携し、術後補助化学療法も積極的に行い、難治癌の克服を目指しています。




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  治験・臨床試験
「診療の理念・目標」でも述べましたが、国内および海外のがん専門病院と協力して抗がん剤の臨床試験を積極的に推進し、一般診療では使用できない新規抗がん剤の開発に参加しております。現在進行中の治験・臨床試験は以下の通りです。治験・臨床試験については担当医に直接お問い合わせください。


治験
進行した胃がんの患者さんを対象としたEXPAND試験、、進行した膵がん患者さんを対象としたPEGASUS-PC試験(がんワクチン)、ゲムシタビン耐性膵癌患者さんを対象としたCPT-11+S-1併用療法とS-1単独療法の比較試験を現在行っています。


臨床試験
臨床試験には、膵がん術後の患者さんを対象としたJASPAC-01試験、胆管がん術後の患者さんを対象としたBCAT試験、進行胆道がん患者さんを対象としたゲムシタビン+S-1併用療法とS-1単剤療法のランダム化第II相試験(JCOG 0805)、進行胆のうがん患者さんを対象とした塩酸ゲムシタビンとティーエスワンの併用療法、進行胆道癌患者さんを対象としたなどを行っています。
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平成21年7月改訂