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外来部

外来部紹介

 病院の機能は大きく外来診療と入院診療に分けることができ、それぞれを各診療科が支えています。患者さんは、当院へ紹介された時、検査や治療を受けた結果報告あるいは経過観察中に、外来診療を受けます。院内外の調整を行う部が外来部です。
 外来部が管轄する診療科は、現在、皮膚科、眼科、糖尿病内科、腎臓内科の4科です。皮膚科は、平成27年10月より森真弓実先生が常勤医として着任されています。皮膚科は水曜日に横田憲二先生、眼科は立川佳代先生、糖尿病内科は平野美穂先生、腎臓内科は倉沢史門先生が代務医師として、主に当院入院患者さんを対象とした外来診療を行っています。
 がん患者さんの苦痛や不安を軽減できるよう総合的医療サービスの一環として、当院では、画像診断・IVR(インターベンショナルラジオロジー: 放射線診断技術の治療的応用)、内視鏡的診断・治療、手術(拡大・縮小・鏡視下手術、形成外科的再建手術を含む)、他院では検査できない遺伝子診断、安定した高難度の手術治療、放射線治療、化学療法、疼痛緩和を含む緩和治療や精神腫瘍科的診断・治療、セカンドオピニオン外来、看護外来、検査・手術オリエンテーション、ストーマ相談、栄養・嚥下外来、遺伝カウンセリングなど様々な診療/サービスを実施しています。しかも、上記の垣根の低さが当院の良さと思っています。さらに、当院の専門看護師・認定看護師・看護師、薬剤師、地域医療連携・相談支援センター、化学療法センター、病棟はありませんが緩和ケアセンターの協力を得て、種々の患者支援を行うとともに、かかりつけ医や在宅医や他の医療施設などとの連携に外来部は日々調整・努力しています。また、特殊な検査/処置/治療が必要な場合には、地域医療連携・相談支援センターの協力を得て大学病院など適切な病院と連絡を取り、対応させていただいています。

外来部の目標

 外来部も、病院の基本理念と基本方針に沿って運営していますが、年金・医療・介護を含めた社会保障費の増加抑制の1つの方策として稼働しつつある地域包括ケアシステムへの対応も重要です。即ち、かかりつけ医や地域資源の再編や開発を伴う地域包括支援センターや地域がん診療拠点病院と協力/連携した「安心・安全で快適ながん医療の提供」です。
 当院では、平成25年1月の電子カルテ、平成26年4月の外来医師事務補助、8月のリサーチコンシェルジュの導入で外来診療の流れが少し変わりました。医療の高度化が急速に進み、今まで以上に詳しい説明と同意が求められ、患者さんの「診察待ち時間」を減らすという観点からは二律相反するサービスです。対策として、雑誌や種々の資料を置いたり、患者呼び出しパネルに情報を流したり等の努力をしています。診察時間が延びていることに対する患者さんの理解も必要ですが、効率よい診療を実施することが最も重要と考えています。
 スムーズな診療/検査予約、快適な検査・治療、適切な救急患者への対応、かかりつけ医や近隣病院への逆紹介や医療連携の強化、種々の不安を抱える患者相談・支援・教育、図書室の解放など患者への医療情報の提供、地域の医療従事者への教育・研修、ICT (Information and Communication Technology)による医療情報の共有化は特に重要な課題です。
 当院は愛知県のがん診療連携拠点病院の中心的役割をはたす病院でもあり、血液腫瘍、頭頸部腫瘍、乳腺腫瘍、胸部腫瘍、消化器腫瘍、肝胆膵腫瘍、腎泌尿器腫瘍、婦人科腫瘍、骨軟部腫瘍、脳腫瘍、皮膚腫瘍、胚細胞腫瘍、原発不明がんなどの腫瘍に対する診断・治療・予防活動を研究所と連携しながら行っています。診療録の適正な記録はもとより、日進月歩のがん研究やがん医療の知識や技術の習得による医療の質の向上と貢献は愛知県がんセンターには欠かせません。平成27年度より愛知県がんセンター中央病院バイオバンクが始まっており、平成28年度に他医療機関とのICTを介した医療情報共有(愛がんネット)開始とサルコーマセンターの設立、平成29年度に個別化医療センター、平成30年度にリスク評価センターが設立され、診療の幅の拡充が図られています。  

スタッフ紹介

堀尾 芳嗣
堀尾 芳嗣
(ほりお よしつぐ)
部長
兼呼吸器内科部医長

患者さんへのことば

 2009年4月より外来部長です。「医療は本質的に不確実で、どんなに注意しても医療事故を「0」には出来ません。医療の必要性とリスクや不利益について、患者さんがきちんと理解と了承・同意(インフォームド・コンセント)することで、患者さんとの間にパートナーシップが確立されます。一方、権利や自律性が尊重される患者さんにも、診療への協力や診療費用の支払い等の義務が伴います。
 私は、通常呼吸器内科医として診療を行っています。腫瘍内科学を含む内科学全般と分子生物学に詳しいのが特徴です。

専門領域

肺癌を含む胸部悪性腫瘍の診断・治療、臨床腫瘍学

外来診療日

月、木、金(初診)

資格

日本内科学会・指導医・総合内科専門医・認定内科医、日本臨床腫瘍学会・指導医・がん薬物療法専門医・評議員、日本呼吸器学会・呼吸器学会指導医・呼吸器学会専門医、日本呼吸器内視鏡学会・気管支鏡指導医・気管支鏡専門医、日本肺癌学会・評議員、日本医師会認定産業医、日本癌学会・会員

森 真弓実
森 真弓実
(もり まゆみ)
皮膚科
医長

患者さんへのことば

 長らく皮膚科は常勤医不在でしたが、昨今の化学療法に伴う皮膚障害などがん治療にまつわる皮膚科医のニーズも増え、平成27年10月より皮膚科常勤医として着任致しました。皮膚腫瘍については病状に応じて名古屋大学医学部皮膚科とも連携し、診療を行っております。皮膚トラブルによる患者さんのストレスを少しでも軽減できるよう、きめ細やかな診療を心がけます。

専門領域

皮膚科一般

外来診療日

火・木・金

資格

日本皮膚科学会・皮膚科専門医、日本アレルギー学会・会員、医学博士

横田 憲二
横田 憲二
(よこた けんじ)
皮膚科
代務医師

患者さんへのことば

 1週間に1日の外来ですが、患者さんへの対応が可能な範囲で、他科と連携し協力しながら精一杯の診療をおこなっていきたいと思います。

専門領域

皮膚悪性腫瘍、皮膚外科学

外来診療日

資格

皮膚科学会・会員

立川 佳代
立川 佳代
(たちかわ かよ)
眼科
代務医師

患者さんへのことば

 眼科一般・小児眼科を専門としています。白内障・緑内障などの眼科一般疾患の定期的な診察のほかに、当院の特殊性もあり、他の総合病院ではきわめて稀にしかないような難治性眼疾患の患者さんの診察を行っています。
 眼科に関しては機器・設備・スタッフ(常勤医不在)などの理由により検査・処置・手術などが困難な時もありますが、名古屋大学病院の眼科や、眼窩腫瘍を専門として診断・治療している名古屋医療センターなど他の病院とも連携し、迅速に検査・手術などを行えるように努めています。また、患者さんに対しては、出来るだけ丁寧でわかりやすい説明を行ない理解していただけるように心掛けています。

専門領域

眼科一般・小児眼科

外来診療日

金午後

資格

日本眼科学会・眼科専門医

平野 美穂
平野 美穂
(ひらの みほ)
糖尿病外来
代務医師

患者さんへのことば

 週2回月曜日と木曜日の午後に診療しています。各科の主治医の先生と連携をとり、主に入院患者さんの血糖管理をサポートしております。糖尿病による外科手術時の合併症リスク、抗がん剤治療時の高血糖、体調不良時の血糖変動などを回避するために、患者さん一人一人の病態に合わせて、最善の治療を心掛けて参ります。
 患者さんが、がん治療をより安心して受けていただけるよう診療致します。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

専門領域

内科・糖尿病内科・内分泌内科

外来診療日

月、木

資格

日本内科学会総合内科専門医、日本糖尿病学会専門医、日本内分泌学会内分泌代謝科専門医

倉沢 史門
倉沢 史門
(くらさわ しもん)
腎臓内科
代務医師

患者さんへのことば

 2018年5月より腎臓内科医として、主に入院患者さんの腎疾患について各診療科担当医からの依頼で外来診療をしています。がん治療をより安全に行うことができるよう頑張っていきたいと思います。どうぞ宜しくお願い申し上げます。

専門領域

内科・腎臓内科

外来診療日

資格

日本内科学会認定内科医、日本腎臓学会会員、日本透析医学会透析専門医

診療内容

皮膚科

 がんセンターの皮膚科を初めて受診される患者さんは皮膚がんではないかと悩んでいる方が多く、入院患者さんの診察は、主に皮疹がある場合に主科からの依頼を受けて診察を行うことが多いです。がん治療中におこる不快な皮膚症状、長期入院中の皮膚のトラブルなどもあります。

皮疹

 莫大な情報量をもった皮疹を簡潔に記載できることが皮膚病診断の第一歩です。皮疹(exanthema)と粘膜疹(enanthema) を総称して発疹(eruption)といい、平坦な病変の「斑」および隆起性病変の「丘疹/結節/腫瘤」が基本で、さらに亜型としての「水疱/膿疱」、その他のびらん/潰瘍/亀裂/鱗屑/痴皮/硬化/萎縮などに分けられます。

皮膚がん(上皮性悪性腫瘍)の診断と治療

 肺がんや胃がんなど体の奥の方にできるがんと違って、皮膚の異常はがんに限らず目に見え、手で触ることができます。反面、なまじ見えるため心配の種になったり、手が届くのでイジリまわせたりできるという二つの問題があます。体の奥の方にできたがんに比較すれば、皮膚のがんは早期に発見できるはずですが、ホクロや湿疹だと思っていたら、実はがんだったという例もあります。それ故、皮膚に何かできたら、突いたり削ったり切り込んだりせずに、面倒でも一度は皮膚科医に診察してもらうことが重要と考えます。それが、ホクロのがんに対する鉄則です。一方、生じた皮疹を自分勝手にもう手遅れのがんに違いないと決め込んで、何日も何週間も悩み続けたあげくに皮膚科に受診し、悪性ではなかった例もあります。むしろ、「思い過ごし」のほうがはるかに多いのが実情です。不安な皮膚の病変は悩まないで早急に皮膚科医に相談したり、納得できなければ他の皮膚科医にセカンドオピニオンを求めたりすることで解決されるでしょう。

検査法・治療法

 皮膚疾患の診断には、皮疹名以外に、発生部位、形、大きさ、色調、境界、表面の性状可動性、分布、自覚症状なども重要で、他の症状も合わせて多くは診断されます。その他、真菌の有無の観察のため顕微鏡検査や皮膚がんの診断のために組織診断(パンチ生検など)が必要なこともあります。皮膚がんの診断と治療の詳細は、日本皮膚悪性腫瘍学会が作成した皮膚悪性腫瘍診療ガイドライン(http://www.dermatol.or.jp/medical/guideline/skincancer/index.html)を、さらに放射線治療に関して、詳しい情報は放射線治療計画ガイドライン・2004ホームページ(http://web.sapmed.ac.jp/radiol/guideline/)を参照して下さい。湿疹と紛らわしい病変(日光角化症・ボーエン病・皮膚リンパ腫・パージェット病)は、皮膚科医以外では診断することが困難で、数多くの病変を経験・診断した目で判断し、必要があれば皮膚生検を行うことにより診断を確定します。

皮膚がんの詳細に関しては上記のインターネットサイト以外に愛知県がんセンター中央病院のホームページのがんの知識の中の「いろいろながん」の中の皮膚がんを参照して下さい。

眼科

 がんセンターでは、主に眼痛、視力低下、視野異常、変視症、飛蚊症、悪心・嘔吐を伴う片眼の発赤、眼球運動障害、眼窩周囲の腫脹、眼の異物感・掻痒感、充血、眼脂、羞明、光過敏、霧視、複視などの症候がある場合に主科からの依頼を受けて外来診察を行うことが多いです。

主な検査

 視力検査、眼底検査(散瞳剤点眼使用)、眼圧検査、色覚検査、視野検査などがあります。

主な疾患

 結膜炎、角膜炎、白内障、緑内障、ぶどう膜炎、糖尿病性網膜症、網膜剥離、網膜転移、眼科領域の腫瘍(後述)などがあります。

眼科領域の腫瘍

 眼にできるがんは、眼球内部(結膜、角膜、ぶどう膜、網膜、視神経)にできるものと、眼球周囲(眼瞼、涙腺など)にできるものがあります。眼にできるがんは、他の臓器のがんと比較して非常に少ないのが実際です。がんの拡がりや性質、他の臓器への転移の状況などによって、眼球を保存できる場合と、できずに切除しなくてはならない場合、さらには眼球周囲の組織まで大きく取り去らなければならない場合があり、眼科単独で治療を行なうのではなく頭頸部外科部、血液・細胞療法部、放射線治療部などと緊密な連携を必要とすることが多いです。眼にできる主ながんを以下に記載しますが、眼・眼窩腫瘍に対する放射線治療ガイドラインに関してはhttp://web.sapmed.ac.jp/radiol/guideline/eye.htmlを参照して下さい。

1. 悪性リンパ腫

 眼球に腫瘍ができる場合と眼球周囲の組織(眼窩)に腫瘍ができる場合があります。特に眼球結膜"しろめ"にみられる場合は初めのうちは気がつかない場合があり、眼球周囲(眼窩)にできた場合の症状は眼瞼(まぶた)の腫れ、眼球突出、眼球偏位、眼球運動障害による複視などがあります。時に鈍い痛みを伴う場合もあります。眼窩腫瘍の多くは悪性リンパ腫で、特に結膜の悪性リンパ腫は低悪性度のMALTリンパ腫であることが多いです。発生部位に関わらず、手術で腫瘍を取る治療と抗がん剤や放射線による治療が行なわれます。眼内悪性リンパ腫に対してMTXの硝子体内注入も行われることがあります。

2. 悪性黒色腫(メラノーマ)

 眼球の結膜とぶどう膜の一部の脈絡膜に主におこり、成人に多いです。結膜(しろめ)におこるものは、中高年者に多く、初めはうすい黒いしみが、次第にゆっくりと濃く拡がったり盛り上がったりしてきた場合に疑います。治療は眼球除去、眼窩内容(眼球および眼球周囲の組織)除去、局所切除などがありますが、結膜に生じた時はMMCや5-FUの点眼による局所化学療法の効果にも注目が集まっています。その他、インターフェロンーβやシクロスポリンの局所投与や光線力学的治療法(photodynamic therapy, PDT)が有効であったとする報告もあります。脈絡膜におこった場合は、がんが視力に影響がでやすい部位(黄斑部)にできると、早いうちから視力低下がおこります。診断はその特徴的な眼底所見に加え、フルオンセイン螢光眼底造影で腫瘍部位に一致した多発性の点状ないし斑状過螢光二重循環(double circulation)、 造影後期の硝子体中へのコロナ状の螢光漏出所見などが参考となります。インドシアニングリーン赤外螢光眼底造影は大きさを正確に把握するのに有用で、核医学検査では、メラニン産生細胞との親利性を有する放射性物質として知られる123I-IMPを利用したシンチが診断に有用です。治療は眼球除去、放射線による治療、レーザー光凝固術、手術的にがんを局所切除、半導体レーザーによる経瞳孔温熱療法、106Ruや125Iなどの小線源の強膜縫着療法、重粒子線治療などがあります。

3. 涙腺がん

 眼球周囲の涙腺という涙を分泌する器官におこるがんです。症状は眼球突出と眼痛、複視、頭痛など様々です。治療は主に眼窩内容除去術が行なわれています。比較的進行が速いがんとされる腺様嚢胞がんは重粒子線治療が期待されています。

4. 眼瞼がん

 高齢者に多いといわれる眼瞼(まぶた)のがんです。脂腺がん、基底細胞がんの頻度が高く2つで約2/3、残りの多くを扁平上皮がんと悪性リンパ腫が占めます。症状はまぶたの縁に腫瘤(できもの)を触れて治りにくく、やがて出血やただれを生じてきた場合に疑います。進行が比較的遅いものに対しては経過観察をしたり、外科切除、放射線治療を行ったりします。進行が速くきわめて悪性のものは、眼窩内容除去術が行なわれます。

5. 転移性腫瘍

 眼にはまれに、他の臓器のがんが転移することがあります。男性では肺がん、女性では乳がんからの転移が多いです。症状は眼球のどこに転移したかにもよりますが、視力に影響がでやすい網膜の一部(黄斑部)に転移した場合は、ものがゆがんでみえたり、視野の中央部が欠けて視力が低下したりします。治療は転移したがんが小さく範囲が限られている場合は、レーザー光凝固術、範囲が広い場合は放射線治療がおこなわれます。

糖尿病内科

 準備中

腎臓内科

 準備中

外来診療

診療実績

 外来部が管轄する皮膚科、眼科、糖尿病内科、腎臓内科の初診・再診患者及び入院コンサルテーションと外来コンサルテーションをすべて合わせての診療実績を掲載します。

  • 皮膚科:30-50人/週
  • 眼科:5-10人/週
  • 糖尿病内科:10-30人/週
  • 腎臓内科:5-10人/週

研究・学会活動

 準備中

治験・臨床試験

 準備中

平成30年6月改訂

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