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個別化医療センター

はじめに

ヒトの遺伝子が全て解読されたのは2000年でしたが、最近の腫瘍生物学の進歩は目覚ましく、現在はそれぞれの腫瘍の全ゲノムを調べることは難しくなくなりました。これらの結果をもとに多くの治療薬が開発され、一部の腫瘍では特定の遺伝子変異に対して高い効果を示す薬剤が開発されています。さらに、その薬剤が効かなくなってしまった場合に、遺伝子変異をさらに検討し、その効かなくなった原因をもとに治療を進める時代になってきました。そのため、これらの治療法選択の判断には、腫瘍における遺伝子解析が必須となっています。愛知県がんセンターは、これまでいろいろな腫瘍に対する遺伝子解析に長けた病院として知られており、それらの結果をもとにさまざまな遺伝子解析方法の開発、治療および治療法の開発を行ってきました。その一部は臨床検査センターに応用され、広く日本中で使われてきました。これらの実績を下に、2017年にはこれらの遺伝子解析を主体として行う部署が個別化医療センターとして独立しました。これまで用いてきた遺伝子解析技術に加え、最先端の次世代型シークエンサーによる解析も加え、より詳細な遺伝子解析を行う予定です。これまでと同様に、各診療科を通じ、治療に直結する先端的な医療の要として、機能していきたいと思っています。

メンバー紹介

医師

 真砂 勝泰
 藤田 史郎
 羽根田 正隆

技師

 平松 可帆
 神徳 好美

事務

 上岡 亜子

個別化医療センターの解析

変異特異的抗体の特異性の検討
【Ion S5 Torrent system】

個別化医療センターでは、Ion S5 Torrent systemを用いて、複数の遺伝子についての解析を行っています。2017年現在で、大腸癌、肺癌、軟部腫瘍を対象に表のパネルを用い、従来のstandalone検査を補完する遺伝子情報を得ており、これらの情報は臨床試験を始めとした臨床に応用されています。



種類 パネル名 遺伝子数
大腸癌 Ion AmpliSeq Colon and Lung Cancer Research Panel v2. 22 gene targets
肺癌 Ion AmpliSeq Colon and Lung Cancer Research Panel v2. 22 gene targets
ACC RNA Lung Cancer Panel 12 genes targets
軟部腫瘍 Archer FusionPlex Sarcoma panel 26 gene targets
原発不明がん Oncomine Comprehensive Assays 163 gene targets


個別化医療センターの解析
【S5 system による代表的な解析結果】

個別化医療センターの位置づけ

今や、腫瘍の遺伝子変化情報は治療と密接に関係する他、がんセンター内の様々な部門との連携を通じて、先進医療や医師主導治験などの医療の進捗に貢献したいと考えています。

個別化医療センターの位置づけ



お問い合わせ

E-mail:ngs_pathol@aichi-cc.jp
Phone:052-762-6111(EXT.3429)

平成30年10月改訂

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