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先進医療

1.先進医療とは

 先進医療とは、現在は保険で認められていない高度で先進的な医療と一般の保険診療との間を埋めることを目的として作られた制度です。従来の保険制度においてはこのような先進的な医療を受けることはできませんでしたが、保険診療をベースとして、別に特別料金を負担していただくことでこの医療を受けることが可能になりました。
 先進医療は、申請に基づき、高度先進性、安全性、社会的妥当性を総合的に勘案した上で厚生労働大臣が承認する事になっております。

 参考)厚生労働省ホームページ 先進医療の概要について
 http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/sensiniryo/index.html  

2.先進医療の実施

 先進医療では、一般的な保険診療を受ける中で、患者さんが希望しかつ医師がその必要性を認めた場合、医療内容のあらましの説明を受けた上に、十分に納得した上で同意書に署名をして初めて検査を行う事になります。

○ パクリタキセル静脈内投与(1週間に1回投与するものに限る)及びカルボプラチン腹腔内投与(3週間に1回投与するものに限る)の併用療法 上皮性卵巣がん 卵管がん又は原発性腹膜がん       受付年月日:平成25年1月1日
○ ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法 肺がん(扁平上皮 肺がん及び小細胞肺がんを除き、病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)       受付年月日:平成25年5月1日
○ 術前のS-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びトラスツズマブ静脈内投与の併用療法 切除が可能な高度リンパ節転移を伴う胃がん(HER2が陽性のものに限る。)       受付年月日:平成28年11月1日
○ 術後のカペシタビン内服投与及びオキサリプラチン静脈内投与の併用療法 小腸腺がん(ステージがT期、U期又はV期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)       受付年月日:平成29年12月22日
○ 術後のアスピリン経口投与療法 下部直腸を除く大腸がん(ステージがV期であって、肉眼による観察及び病理学的見地から完全に切除されたと判断されるものに限る。)       受付年月日:平成30年8月1日

3.先進医療の費用について

 厚生労働大臣の定める評価療養及び選定療養(平成18年厚生労働省告示第495号。以下「評価療養等告示」という。)第1条第1号に規定する先進医療に係る料金をいう。
 先進医療は保険外の診療ですので、これにかかる費用は患者さんが自費で負担することになります。

パクリタキセル静脈内投与及びカルボプラチン腹腔内投与併用療法1回   1回
 2,528円
ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法 1回
 4,278円
術前のS-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びトラスツズマブ静脈内投与の併用療法   1人1コース
(3週間分)につき
 9,892円
心臓超音波検査及び12誘導心電図検査
 1人1件につき
 10,100円
術後のカペシタビン内服投与及びオキサリプラチン静脈内投与の併用療法   1人1コース
(3週間分)につき
 6,300円
  

4.先進医療の概要について

術後のホルモン療法及びS-1内服投与の併用療法

 原発性乳がんでエストロゲン受容体が陽性であり、HER2が陰性の方を対象に手術後にホルモン療法単独又はホルモン療法+S‐1の内服を併用する。

パクリタキセル静脈内投与及びカルボプラチン腹腔内投与併用療法

 進行期の上皮性卵巣がん、卵管がんまたは腹膜原発がんと推定されるものに対し、パクリタキセルの点滴注射と腹腔内ポートを埋め込み、カルボプラチンを腹腔内に直接投与する。

ペメトレキセド静脈内投与及びシスプラチン静脈内投与の併用療法   

 PEM+CDDP併用療法は、1日目にPEMは500mg/m2とCDDPは75 mg/m2を投与し、3週毎に4回投与する。進行非扁平上皮非小細胞肺癌に対する有効性、および安全性が確立した治療であり、さらには術後補助化学療法としても期待されている治療法である。

S-1内服投与、オキサリプラチン静脈内投与及びパクリタキセル腹腔内投与の併用療法   

 本試験は、腹膜播種陽性の初発胃癌症例を対象として、一次治療としてのS-1/オキサリプラチン+パクリタキセル腹腔内投与併用療法の有効性と安全性を評価することを目的とする。21日を1コースとして、基準量(80mg/m2)のS-1を14日間内服、7日間休薬し、オキサリプラチン100mg/m2を第1日目に経静脈投与、パクリタキセル40mg/m2を第1, 8日目に腹腔内投与する。本療法は腫瘍進行が確認されるか、有害事象により継続困難となるか、奏効が確認され手術を決定するまで反復する。

術前のS-1内服投与、シスプラチン静脈内投与及びトラスツズマブ静脈内投与の併用療法

 HER2過剰発現が確認された高度リンパ節転移を有する胃癌に対するトラスツズマブ併用術前化学療法(S-1+CDDP+トラスツズマブ併用療法)が、術前化学療法(S-1+CDDP併用療法)に対してprimary endpointである全生存期間において有意に上回るかどうかを判断する。



 参考)厚生労働省ホームページ 先進医療の各技術の概要
 http://www.mhlw.go.jp/topics/bukyoku/isei/sensiniryo/kikan03.html

 

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