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県議会知事提案説明

令和3年2月定例県議会 知事提案説明要旨(追加議案)

議員の皆様方には、2月19日の開会以来、当初予算案を始め各議案につきまして、熱心にご審議を賜り、厚く御礼を申し上げます。
 3月19日と23日に追加提出いたしました補正予算案のご説明を申し上げるに先立ち、まず、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
  本県では、2月28日の緊急事態宣言の解除後、感染の再拡大を確実に防止し、第3波を終息させるため、3月1日から本県独自の厳重警戒措置を実施し、オール愛知で感染防止対策に取り組んでまいりました。
  この結果、1月7日に過去最多431人を記録した新規陽性者数は減少を続け、7日間平均値で、2月23日には50人を下回るステージTとなり、ピーク時に700人を超えていた入院患者数も3月8日には300人を、重症者数も3月18日に18人を下回り、判断基準とする全ての指標がステージU以下となりました。
  このため、3月21日をもって厳重警戒宣言及び厳重警戒措置を解除いたしました。
 この間、ご協力をいただいた、全ての県民の皆様、事業者の皆様、医療関係者の皆様に心から感謝を申し上げます。
  一方で、現在も、県内各地で、新規陽性者や、高齢者施設・医療機関、会食や飲食店におけるクラスターの発生は終息するに至っておらず、今後、春休みや年度の切り替わりに向け、人の移動が活発になる季節を迎えるため、リバウンド防止対策を強化し、第3波を終息させていくことが強く求められております。
 このため、三大都市圏を構成する首都圏・関西圏の感染防止対策の期間を踏まえ、対策の解除については段階的に行うこととし、3月31日まで、名古屋市全域における酒類を提供する飲食店等には、午後10時まで営業時間短縮の継続をお願いするとともに、県民の皆様には不要不急の外出・県をまたぐ移動、送別会・花見の宴会等の自粛、事業者の皆様には業種別ガイドラインやイベント開催制限の徹底にご協力をいただくことといたしました。
  本県としましても、県内全ての医療機関等と協力し、医療提供体制の更なる強化はもとより、ワクチン接種体制の整備加速、スクリ−ニング検査等、リバウンド防止に向けた検査体制の強化に全力をあげてまいります。
  また、3月22日に、本県で初めて変異株陽性例が確認されました。 昨日も確認されており、21例となりました。
  引き続き、国や名古屋市、中核市と連携しながら、変異株の監視体制を一層強化するとともに、県民への正確な情報の発信などにしっかりと取り組んでまいります。
  県民・事業者の皆様、医療関係者、市町村等関係機関、オール愛知一丸となって、心を一つにワン愛知で、新型コロナウイルス感染症を克服し、一日も早く日常を取り戻していくため、ご理解とご協力をお願いいたします。
 
  それでは、補正予算案の内容についてご説明申し上げます。  
 まず、令和2年度一般会計補正予算案であります。県の営業時間短縮要請に応じていただける事業者に対して交付する「愛知県感染防止対策協力金」につきまして、今般の措置に伴い、1店舗につき1日当たり2万円として実施するため、28億8,392万円の追加計上をお願いするものであります。
 次に、令和3年度一般会計補正予算案であります。国におきましては、3月16日に、「非正規雇用労働者等に対する緊急支援策」を決定しました。本県もこれに呼応し、緊急に措置が必要なものにつきまして、2億1,633万余円の追加計上をお願いするものであります。
  その内容は、感染症の影響が長期化する中で、低所得のひとり親世帯に対し、その実情を踏まえた生活の支援を行うため、特別給付金の支給に要する経費を計上するものであります。
 よろしくご審議の上、適切なご議決を賜りますよう、お願い申し上げます。