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県議会知事提案説明

令和3年9月定例県議会 知事提案説明要旨(追加議案)

議員の皆様方には、9月17日の開会以来、補正予算案を始め各議案につきまして、熱心にご審議を賜り、また、開会日には、早期のご議決をいただきまして、深く感謝を申し上げます。
  昨日、追加提出いたしました補正予算案のご説明に先立ち、新型コロナウイルス感染症への対応について申し上げます。
 本県では、8月27日から9月30日までの35日間、緊急事態宣言による緊急事態措置により、新型コロナウイルス感染症の第5波の克服に向けて、オール愛知で感染防止対策に取り組んでまいりました。
 この結果、8月27日に過去最多2,339人を記録した新規陽性者数は減少に転じ、7日間平均の新規陽性者数は、9月24日にはステージWからステージVに移行し、着実に減少を続けております。昨日は再感染1人を除いて138人でありました。また、7日間平均の入院患者数や重症者数も減少を続けておりまして、今日の朝の段階でコロナ確保病床では、昨日から80人減って452人で、病床使用率は26.2%であります。だいぶ逼迫度は和らいでいると思います。それから、重症者数も昨日から6人減って44人で、病床使用率は24.0%であります。全体では7日間平均でステージVに移行し、継続して減少しております。
  このような状況の中、昨日、国において、本県に対する緊急事態宣言を明日9月30日をもって解除することが決定されました。
  しかしながら、感染再拡大の防止、第5波の終息に向け、段階的な制限緩和を講じ、引き続き、感染防止対策を徹底する必要があります。
 このため、愛知県厳重警戒措置を10月1日から10月17日までの17日間実施し、必要な対策を継続することといたしました。 飲食店等に対する営業時間短縮要請については、県内全域を対象に、
  ・「ニューあいちスタンダード」の認証店舗は、営業時間を21時までとし、酒類の提供は20時まで
  ・その他の店舗は、営業時間を20時までとし、酒類の提供は19時半まで
として要請いたします。
 なお、昨日も議会各派の皆様にご説明しましたところ、ニューあいちスタンダード、あいスタの認証につきまして、時間の差が出ることから早く認証をしてもらいたいという強い要請をいただきましたので、こういったことを踏まえ、早急に認証していきたいと思っております。よろしくお願いいたします。
 次に、イベント・行事の再開に向けた国の実証実験について申し上げます。
 国では、大規模イベント、飲食店、ライブハウス等において、ワクチン接種歴の確認又は事前の検査、入場者リストの作成、3密プラス大声・長時間の回避、十分な換気などを組み合わせ、技術実証を実施することとしております。
 この技術実証について、9月17日、本県から大規模イベント2件、ライブハウス1件を提案いたしました。ワクチン接種2回又はPCR検査陰性者を対象として、音楽コンサートを実施するというものです。国に採択された場合には、年内までに実証実験が実施され、その後、事業評価が行われる予定です。イベント・行事の円滑な再開に向けても、しっかりと取り組んでまいります。
  次に、感染症まん延防止の切り札である新型コロナワクチン接種の取組について申し上げます。
 9月18日から、県の7か所の大規模集団接種会場では、各市町の接種枠とは別に、若者向けとして、全体の約1割にあたる予約枠を新たに設けるとともに、「あいちワクチンステーション栄」においても、接種規模を1日550人から600人まで拡大いたしました。
  若者が気軽に接種を受けられる機会をさらに広げるため、今後も、予約状況等を見ながら、順次、接種規模を拡大してまいります。
 また、妊産婦等に対するワクチン接種につきましては、県の8か所の大規模集団接種会場において、予約なしのワクチン接種を8月23日から実施しておりまして、昨日までに累計で1万人を超えました。昨日は219人なので、山は越えてきたかなということでございます。今は、ほとんど2回目の接種ということであります。
 さらに、9月22日から、予約枠に余裕が生じている県の会場では、予約なしのワクチン接種を実施しておりまして、昨日今日明日、この火水木は、愛知県内5会場で予約なしで接種をやっております。昨日、5会場で140人、1週間で1,298人という実績がありまして、まだそういう意味では余裕ができております。ちなみに昨日は、一番大きな容量のある空港ビルで、最大で3,000人を1日で打ったことがありますが、昨日はそれを入れても740人ということなので、だいぶ余裕ができています。この機会に若い世代の方に是非ワクチン接種をお願いしたいと思っております。ちなみに愛知県のワクチン接種は順調に進んでおりまして、職場接種も現在、事業計画を出して要望を出したところ、愛知県内は290ありますが、企業、大学等での職場接種、職域接種は進んでおりまして、全部で124万人を対象に順調に進んでおります。全人口を対象としても、2回打ったのも実質60%を超えております。さらに上積みをしていきたいと考えております。
  引き続き、11月まで、県内8か所の大規模集団接種会場において、1日約8千人〜1万人規模の接種体制で進めてまいります。
 加えて、現在3年生を中心に実施している高校生等への集団的接種につきましては、順次、他の学年へ対象を広げていくとともに、市町村と連携して中学生への接種も進め、10代の子ども達へのワクチン接種を加速してまいります。
  今後とも、市町村の集団接種・個別接種に加え、県の大規模集団接種、企業等の職域接種などにより、1日でも早く、1人でも多くの方にワクチン接種を受けていただけるよう、引き続き、全力で取り組んでまいります。
 県民・事業者の皆様、医療関係者、市町村等関係機関、オール愛知一丸となって、安心な日常生活と活力ある社会経済活動を取り戻していくことができるよう、ご理解とご協力をお願いいたします。
 それでは、補正予算案について、その概要を申し上げます。
 補正予算の総額は、326億2,460万余円を一般会計で増額補正するものです。
 その内容でございますが、県の営業時間短縮の要請に応じていただける飲食店等に対して交付する「愛知県感染防止対策協力金」につきまして、今般の厳重警戒措置の実施に伴い増額します。
 また、新型コロナウイルス感染症の影響に伴う休業や失業により収入が減少した世帯への生活資金の貸付けにつきまして、申請期間を11月末まで延長することに伴い、貸付原資を増額します。
 なお、この予算案につきましては、厳重警戒措置の実施に伴い、早急に協力金を増額する必要があること、国の内示に伴い、早急に貸付原資を増額する必要があることから、よろしくご審議の上、早期のご議決を賜りたくお願い申し上げます。