
東京都、埼玉県など関東地方で麻しん(はしか)患者の集団発生が報告されています。東京都内では大学生の集団感染が確認され、また、学齢期の患者も増加しており、学校内での感染と考えられる事例も報告されています。
麻しん(はしか)は例年、春から初夏にかけて流行の最盛期をむかえることから感染の拡大に一層の注意が必要です。
患者発生状況
国立感染症研究所感染症情報センターが行っている感染症発生動向調査2007年22週(5月28日〜6月3日)の集計では、千葉県44例、神奈川県29例、埼玉県27例など関東地域で126例(62%)、全国で204例が報告され、また、成人麻しん(15歳以上)も東京都23例、神奈川県12例など関東地域で39例(60%)、全国で65例が報告されています。
一方、2008年1月から開始している愛知県の「麻しん患者調査事業」によると、6月15日現在、名古屋市の55例をはじめ県内で143人の患者(うち成人91例)が報告されています。
なお、麻しん患者調査事業及び愛知県感染症発生動向調査による発生報告状況一覧(エクセルファイル)はこちらからダウンロードできます。
麻しんの感染力

麻しんは非常に感染力が強く、患者と直接会ったり、触れなくても同じ部屋や場所にいるだけで感染することがあり、麻しんに対する免疫がない人が発病すると重症化することがあります。
予防には
予防接種(ワクチン*)が有効です。法令等では予防接種の時期は1回目が1歳から2歳未満、2回目が5歳から7歳未満で小学校就学前の1年、3回目が中学1年生に相当する年齢、4回目が高校3年生に相当する年齢となっています。未だワクチンを受けていなくて麻しんに罹ったことのない人は、かかりつけ医に相談して早めにワクチンを受けることをおすすめします。
*MRワクチン(乾燥弱毒生麻しん風しん混合ワクチン)