愛知県衛生研究所

エキノコックス(多包条虫)調査−検査結果月報

2018年12月11日現在

平成26(2014)年4月に愛知県阿久比町にて捕獲された野犬から、本州では2例目となるエキノコックス(多包条虫)が検出されたことを受け、愛知県では県内のエキノコックス感染状況を把握する目的で野犬のエキノコックス症に係る周辺調査を実施することとなりました。

調査は知多半島で捕獲された野犬等を対象に平成26年6月より開始されており、当所では捕獲された野犬等の糞便中におけるエキノコックス虫卵の顕微鏡検査を実施しています。平成30年3月末までの検査件数は245検体で、すべてエキノコックス虫卵は検出されませんでした。

平成30(2018)年3月末までの結果
 検体数結果(虫卵検査)
陰性陽性
平成26年6月-12月41410
平成27年41(5)41(5)0
平成28年72(2)72(2)0
平成29年1月330
2月24(4)24(4)0
3月880
4月6(1)6(1)0
5月17170
6月440
7月000
8月330
9月440
10月440
11月000
12月660
平成30年1月110
2月5(1)5(1)0
3月6(1)6(1)0
245(14)245(14)0
( )内の数は、キツネ・タヌキ等犬以外の再掲

一方、国の調査研究協力の一環として、PCR法により糞便 (顕微鏡検査によりエキノコックス虫卵が検出されなかった糞便) 中に含まれるエキノコックスの遺伝子を検索したところ、平成29年4月から平成30年3月までに採取した56件中3件の野犬の糞便からエキノコックス遺伝子が検出されました。

この結果を受け、平成30年4月からは、従来の顕微鏡による虫卵検査と同時に遺伝子検査(PCR法)も実施しています。

平成30年11月の検査件数は13検体で、すべての検体でエキノコックス虫卵及び遺伝子は検出されませんでした。

今後も、随時エキノコックス検査結果情報を本ページに報告の予定です。

平成30(2018)年4月以降の結果
 検体数結果(虫卵検査及び遺伝子検査)
陰性陽性
平成30年4月19(2)19(2)0
5月10(1)10(1)0
6月7(2)7(2)0
7月4(0)4(0)0
8月4(0)4(0)0
9月6(0)6(0)0
10月7(0)7(0)0
11月13(1)13(1)0
70(6)70(6)0
( )内の数は、キツネ・タヌキ等犬以外の再掲