健康食品 −食品と医薬品の区別について−

健康食品はあくまでも食品で、医薬品とは違います。
〜購入や利用は、目的を考えて慎重に〜

最近、栄養補助食品やサプリメントといった健康食品が原因と疑われる健康被害が多く発生しています。
こうした食品の中には、医薬品の成分を含んだ「無承認無許可医薬品」に該当し、薬事法に違反しているものもあります。
健康食品は、栄養補給や健康維持を目的に利用するものであって、病気の治療に使うものではなく、薬のような効果は期待できません。法に基づき、効能効果や安全性などが評価された医薬品の場合と異なり、広告されている効能効果に法的な裏付けはありません。

健康食品を購入・利用する際に気をつけること
●次のような効能効果の広告に惑わされないようにしましょう。医薬品と思わせるような効能効果をうたうことは、薬事法に違反します。
◇肝機能を回復させる◇便秘解消◇アトピー性皮膚炎が気に気になる方に
◇花粉症の症状がやわらぐ◇ひざの関節を健康にする◇関節痛が治まるなど
●個人輸入※により入手した健康食品等が原因と疑われる健康被害も発生しています。この場合、あくまでも個人の責任で輸入していることになるので、国内で輸入したものと同じような国内法の適用はありません。
※海外の製品を自分が使用することを目的に直接取り寄せること。
事例:酢酸鉛配合の白髪染めクリーム等の安全性について(国民生活センターのページへ)
●健康被害の可能性もあることを認識し、被害の発生状況や製品の情報に注意しましょう。利用して具合が悪くなったら、すぐに利用を止め、早めに医療機関や保健所などにご相談ください。

食品と医薬品はどこが違う?

無承認無許可医薬品が原因と疑われる健康被害の例
●主に中国から輸入されたダイエット食品に「甲状腺ホルモン」や、海外で食欲抑制剤として使用されていた「フェンフルラミン」、また国内で向精神薬として使用されている「マジンドール」が含まれていて、肝障害や甲状腺機能障害を起こしたり、死亡した例もある。
●炎症を鎮めるためなどに使用する「ステロイドホルモン」が含まれていて、血糖値が上昇した。
●勃起不全薬の有効成分である「クエン酸シルデナフィル」や、これに類似した成分が含まれていた事例では、心筋梗塞や視覚障害などが起きる危険性もあります。

医薬品成分を含有した健康食品による健康被害事例等
○医薬品成分を含有するいわゆる健康食品の発見について(平成17年11月22日)
○センナ茎を使った製品について(国民生活センターのページへ)
○「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製の向精神薬等を含有する無承認無許可医薬品による健康被害事例について(厚生労働省のページへ)
○クエン酸シルデナフィルを含有する健康食品について
○天天素による健康被害について
○ステロイドが含有されたいわゆる健康食品(百歩蛇風濕丸)について

関連リンク
○厚生労働省(健康被害情報・無承認無許可医薬品情報)
○東京都(健康食品ナビ)