居住施策に関するアンケート調査

市町村名 津島市
市町村長名 伊藤 文郎

愛知県の住まい・まちづくりを取り巻く状況について、特に注目している現状と今後重要となってくる課題についてのお考えをお聞かせください。

①当市は津島神社の門前町として栄えた歴史あるまちであり、既成市街地には、古くからの木造家屋が密集しており、そのため大規模な地震発生時には建物の倒壊、火災による大きな被害が想定されます。これらの被害を最小限にとどめるため、耐震性のある住宅の整備、火災延焼に備えた密集市街地、狭あい道路の解消が課題となっております。
市域の大部分が海抜ゼロメートル地帯となっており地下水位が高いことから、浸水被害や地盤の液状化等の発生も懸念されます。
②経済事情や人口減少、高齢単身世帯の増加などにより、住宅を適正に維持管理することが困難になったり、相続等の問題で空き家になってしまうことなどから、瓦屋根や外壁等が周囲に落下し、人や物に危害を加える危険性が高い老朽家屋が増え、その安全確保が課題となっています。
キーワード 老朽住宅の増加

上記の課題解決のために推進すべきと考える住まい・まちづくりに関する取組みについてのお考えをお聞かせください。

①南海トラフの巨大地震やスーパー伊勢湾台風等の災害に備えるためにも、災害に強い住宅の整備を進めていく必要があると考えております。
大規模な都市計画事業(土地区画整理、市街地再開発等)ではなく、住民の理解と主体的な取組みによる建替えやポケットパークの整備などにより住環境を改善していくことが必要です。
②危険な老朽家屋対策の法制化に向けた取組み、取壊しを促進する制度の整備が必要と考えております。
キーワード 災害に強い住宅、住環境の整備