県民参加型簡易測定による大気中粉じん汚れの評価の試み
伊藤暢浩 河崎忠雄 山野内隆英 早川清子
|
県民へ身近な生活環境についての意識啓発を行うため,家屋などの汚れの原因となる黒色浮遊粉じんやすすなどの状況について,参加者自身が容易に評価できる簡易測定法の開発を試みた. こうした浮遊粉じん等は,透明な粘着フィルムを装着した採取ホルダーを約24時間屋外に吊るして捕集し,評価は目により付着した黒色粒子を数えるものである.そして,その計数値については,個人差(視力差)によるバラツキを補正する計算処理を行った. 本法を一般参加140家族の協力で秋と冬に2回実施し,その結果について画像処理で計数した値と併せて検討したところ,両回とも参加者の値には多分に誤差があったものの,2回目には偏差・バラツキが大きく減少するといった習熟効果が認められた.本法の今後の活用を図るには,参加者への計数作業のトレーニングといった事前準備などがポイントとなる. |