平成12年度地盤沈下調査結果
 
 
1 地盤沈下の現況
 
(1) 尾張地域
 
○尾張地域の地盤沈下の状況
平成12年の水準測量結果では、有効水準点362点のうち沈下点は4点(前年は363点中272点)であり、年間1p以上の沈下を示した水準点はなく、沈下域も生じませんでした。年間最大沈下量は飛島村大字飛島新田で観測され、その沈下量は0.4pでした。また、累積最大沈下量は十四山村大字神戸新田で観測され、その累積沈下量は昭和38年から平成12年までの37年間で149pとなっています。
 
 
○尾張地域年間沈下量ワースト5
      (平成11年11月〜平成12年11月)





 
  水準点番号 所  在  地 沈下量(p)
1 A301 飛島村大字飛島新田 0.4
2 A3−6 十四山村大字亀ヶ地新田 0.1
3 下流NL14 立田村大字福原 0.1
4 A2 飛島村大字飛島新田 0.1
5    −
 
 
○尾張地域累積沈下量ワースト5
      (調査開始年〜平成12年11月)





 
  水準点番号 所  在  地 沈下量(p) 調査開始年
1 A3−4 十四山村大字神戸新田字ちの割 149 昭和38年
2 1475 蟹江町大字鍋蓋新田字中ノ割 112 昭和36年
3 A25−1 七宝町大字遠島字大切戸 109 昭和36年
4 1473 十四山村大字鳥ヶ地新田字上ノ割 109 昭和38年
5 A29 津島市西柳原町1丁目 106 昭和39年
A25−1は、昭和56年までは旧水準点で、昭和57年以降は新水準点で測り、累積沈下量は累計した。
A3−4は、平成5年までは旧水準点で、平成6年以降は新水準点で測り、累積沈下量は累計した。
 
 
 
○主要水準点の変動状況
 
 
 
○地盤沈下の推移





 

 
昭和
47

48

49

50

51

52

53

54
1p以上沈下した面積(q2)
512

526

511

198

198

168

163

118
年間最大沈下量
(p)

13.9

20.6

17.3

9.9

8.4

7.3

4.6

3.5
 





 

55

56

57

58

59

60

61

62

63
平成



60

61

63

143

98

0

0

44

0

18

0

0

2.2

3.2

2.4

2.6

2.3

1.5

0.95

1.8

0.6

1.6

1.98

1.2
 





 

4






10

11

12

32

0

309

0

0

0

4

0

0

1.6

0.98

2.7

0.98

1.2

1.3

1.7

1.7

0.4
注)沈下域の面積で「約0」とは、沈下した水準点は存在するものの、沈下域の形成には至らなかったことを示している。
 
 
 
 
1 地盤沈下の現況
(1) 尾張地域
(2) 西三河地域
(3) 東三河地域、知多地域、渥美地域
2 地下水位の現況
3 地下水揚水量の現況