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パンフレット「PCB(ポリ塩化ビフェニル)問題を正しく理解するために」を作成しました。(平成15年2月作成) パンフレットを見たい方はこちら(PDF形式 3.65MB)をクリック
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1 ポリ塩化ビフェニル(PCB)とは
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)PCB廃棄物問題の背景
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ポリ塩化ビフェニル(PCB)は、絶縁性、不燃性に優れており幅広く使用されてきましたが、昭和43年に発生したカネミ油症事件などをきっかけに生体・環境への影響が明らかになり、昭和47年に製造が中止されました。しかし、保管が長期にわたっているため紛失などによる環境汚染が懸念されます。
こうした状況を受けて、「ポリ塩化ビフェニル廃棄物の適正な処理の推進に関する特別措置法」(以下、「PCB特別措置法」という。)が平成13年7月15日に施行され、PCB廃棄物を保管する事業者は15年以内(平成28年まで)に適正に処理することが義務づけられました。
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)PCBの性質、毒性
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PCBとはポリ塩化ビフェニル化合物の総称であり、その分子に保有する塩素の数やその位置の違いにより理論的に209種類の異性体が存在し、なかでも、コプラナーPCB(コプラナーとは、共平面状構造の意味)の毒性は極めて強く、ダイオキシン類として総称されるもののひとつとされています。
また、一般にPCBによる中毒症状として、目やに、爪や口腔粘膜の色素沈着などから始まり、次いで、座瘡様皮疹(塩素ニキビ)、爪の変形、まぶたや関節のはれなどが報告されています。
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)PCBの用途
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PCBは、水に極めて溶けにくく、沸点が高いなどの油状の性質を有し、熱で分解しにくい、不燃性、電気絶縁性が高いなど、化学的にも安定な性質を有することから、電気機器の絶縁油、熱交換器の熱媒体、ノーカーボン紙など様々な用途に使用されました。
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)PCB使用の代表的な電気機器
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トランス内はPCB油とトリクロロベンゼンの混合液(重量比3:2)で満たされています。例えば、50kVAの場合で約85kgのPCBが入っています。
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コンデンサ内はPCB油で満たされています。
例えば、100kVAの場合で約40kgのPCBが入っています。
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蛍光灯の安定器の中にも、低圧コンデンサが使用されています。
コンデンサ内の巻紙のすき間に少量のPCBが含浸されています。
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2 PCB廃棄物の保管にあたっての注意事項
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PCB廃棄物は、廃棄物処理法上の特別管理産業廃棄物に該当し、同法に定められている「特別管理産業廃棄物保管基準」にしたがって保管する必要があります。また、保管にあたっては、特別管理産業廃棄物管理責任者を置かなければなりません。なお、PCB廃棄物を保管する事業者は、PCB特別措置法に基づく届出の他に、廃棄物処理法施行細則に基づき、保管を開始するときに「特別管理産業廃棄物発生事業場設置報告書」(既に提出している場合は必要ありません。)を所轄の県事務所に提出しなければなりません。
パンフレット「PCB(ポリ塩化ビフェニル)廃棄物を適正に保管しましょう」を作成しました。(平成17年3月作成)パンフレットを見たい方はこちら(PDF形式 415KB)をクリック
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)特別管理産業廃棄物保管基準とは
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ア
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周囲に囲いを設置すること。
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イ
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見やすい箇所に次の事項を記載した掲示板(縦横各60cm以上)を設置すること。
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○ 特別管理産業廃棄物の保管場所であること
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○ 保管するものの種類
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○ 保管場所の管理者の氏名・連絡先
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ウ
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飛散、流出、地下浸透、悪臭発散を防止するために必要な措置を講ずること。
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エ
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他の物が混入しないように仕切りを設けるなど必要な措置を講ずること。
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オ
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容器に入れ密封するなどPCB廃棄物の揮発防止のために必要な措置を講ずること。
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カ
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PCB廃棄物が高温にさらされないために必要な措置を講ずること。
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キ
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PCB廃棄物の腐食を防止するために必要な措置を講ずること。
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)特別管理産業廃棄物管理責任者
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特別管理産業廃棄物管理責任者は、管理台帳を整備し定期的にPCB廃棄物を確認して記録することにより適正に保管するほか、処理計画やマニフェストの管理を行います。
なお、資格要件は次のとおりです。
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資格(学校区分)
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課程
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修了科目又は学科
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要件(必要年数等)
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イ
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環境衛生指導員
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2年以上
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ロ
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大学
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理学、薬学、工学、農学
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衛生工学、化学工学
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卒業後、2年以上実務経験
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ハ
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大学
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理学、薬学、工学、農学又は相当課程
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衛生工学、化学工学以外
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卒業後、3年以上実務経験
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ニ
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短期大学、高専
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理学、薬学、工学、農学又は相当課程
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衛生工学、化学工学
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卒業後、4年以上実務経験
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ホ
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短期大学、高専
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理学、薬学、工学、農学又は相当課程
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衛生工学、化学工学以外
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卒業後、5年以上実務経験
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ヘ
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高校、中学
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土木科、化学科又は相当学科
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卒業後、6年以上実務経験
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ト
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高校、中学
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理学、工学、農学又は相当科目
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卒業後、7年以上実務経験
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チ
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10年以上実務経験
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リ
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イからチまでに掲げる者と同等以上の知識を有すると認められる者
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※
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リは(財)日本産業廃棄物処理振興センターの開催する本責任者講習会の修了者を該当する者として認定しています。講習会の申込は、社団法人愛知県産業廃棄物協会(052-332-0346)にお問い合わせください。
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※
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実務経験とは、廃棄物の処理に関する技術上の実務に従事した経験です。
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(3
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)保管上の注意事項(具体例)
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屋根のある建屋内で保管してください。
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保管場所、機器本体、保管容器にそれぞれ表示してください。
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飛散防止・流出防止・揮発防止のため蓋つきの金属製容器、受皿等で保管してください。また、地下浸透防止のためひび割れや継ぎ目のないコンクリート床上、樹脂コーティング床上で保管してください。また、高温となる場所で保管しないでください。
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紛失防止のため、PCB廃棄物以外の物と一緒に保管しないでください。
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腐食防止のため、温度・湿度の高いところは避け、雨漏りに注意してください。また、さびが発生している場合には塗装してください。腐食により漏れが懸念される場合は、金属製容器に保管するなどの流出措置をとってください。
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転倒防止のため、容器に収納したり、ロープで固定するなど、容易に倒れないようにしてください。
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当地域では東海地震の発生が予想されています。地震が発生した場合に備えて、地震に伴う建屋の倒壊、火災などによりPCBが流出し環境を汚染することのないようにしてください。
(対策例)
- 耐震構造、防火構造を持つ建屋内で保管する。
- 耐震構造、防火構造を持つ容器内で保管する。
- 消火設備を備え、定期的に点検する。
- 地震、火災発生時の対応マニュアルを作成する。
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