あいちの環境
里山保全活動マニュアル

4-3 文化と人づくりの面から見た里山

  環境庁の「第4回自然環境保全基礎調査」によればわが国の森林は国土の約67.0%を占めていますが、国土のうち、自然林は約18.0%で、身近に接することのできる森林の多くは、二次林・里山あるいは人工林です。
  私たちの祖先は、生活を営むために、森林を資源として利用し、宅地や耕地として開拓してきました。その後の発展に伴って、里山を炭や有機堆肥、林産物等の生産の場として巧みに生活に取り入れたり、日本庭園における景観や俳句の季語等にみられるように、自然と密着した独自の文化を形成してきました。
  里山との長い関わりの歴史の中で、私たちは花鳥風月を生活の一部として感受する豊かな感性を育み、伝統工芸、民話、童話等地域固有の伝統文化を形成してきました。すなわち里山は、自然と共に生きてきた人の叡知を宿した場所ということもできるのです。
  このように従来から、文化や人づくりには、里山環境が大きな役割を果たしてきており、さらに、現代においてますますその役割が大きくなってきているのです。
 
 
 
 

文化と人づくりに当たって配慮する事項

○里山の利活用を推進するための人材育成(指導者、伝統技術の継承者)事業を充実させること
○市民に対し市民講座や生涯学習プログラム開発等の多種類の学習機会を提供すること
○市民による自発的活動をサポートする仕組みを整えること(活動場所の提供、活動費用の援助等)
○市民ボランティア組織の活用を積極的に図ること

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