あいちの環境
里山保全活動マニュアル

6-3 保全管理作業の準備

里山での作業は急な雨や虫さされ、切り傷等様々なトラブル
が起こります。原則的には自己管理によってそれらに対処する
心構えをしましょう。
 

●作業に適した服装
作業にあたっての服装は、図のように、帽子と軍手を着用し、長袖シャツに厚手の作業ズボンのような丈夫な衣類を着けます。靴は底が厚いものでくるぶしが隠れるようなものがよいでしょう。大きな木の間伐、除伐時にはできれば頭の保護のためにヘルメソトを用意しましょう。
軍手は、手を傷つけないためのもので、ゴム引きのものがあれば鎌などを持つときすべらなくて具合がよいでしょう。刃物がすべって飛ぶ危険を防止する点からいえば、刃物を握る手は素手のほうが安全であるといえます。
長袖シャツは、紫外線をを防ぎ、ウルシなどのかぶれを防止し、蜂にさされたりすることを防止するために必要です。ズボンは、イバラなどに引っかかっても破れない丈夫なものがよいでしょう。底の厚い靴は、切り株などを踏み抜くのを防ぎ、くるぶしまで隠してマムシ等の害を防ぎます。雨の対処として雨具の他簡単なターフ等用意し、荷物の雨避けや休憩所とします。
尚、切り傷、擦り傷、虫さされなどは用心していても発生するので、救急薬セットを用意しておきます。

保全管理作業にあたっては管理計画によって、あるいは参加者の熟達度に応じて適切な道具を選び、作業前の注意を徹底します。
 

●作業に必要な道具

作業に使用する道具は、草刈り鎌、厚鎌、ナタ、ノコギリ、剪定鋏などです。草刈り鎌は、土手の草を刈るときに使います。
細い木を切るときは厚鎌を使わないと刃が欠けます。
ちょっと太い木は鎌よりもノコギリのほうが切りやすく、ナタは、未熟練者は手を切ったりして危険なので、できるだけ使わないようにします。
細い枝を切るような場合には、剪定鋏を使ったほうが切りやすく、安全です。
草刈機やチェーンソーなどは、充分に操作をマスターしてからでないと危険です。
作業中は、道具の使用、倒れる木など、常に他の作業者の安全に配慮して行動します。
互いに接近して作業するのは危険なので、安全な間隔を保って作業するように注意します。
また、作業中に道具を振りまわすと、他人に触れたり潅木に触れて、手元が狂ったりするので危険きわまりありません。
刃物の取り扱いは慎重にできるだけコンパクトに動かします。
使用していない道具の安全についても気をつけます。
鎌は、歩行中は刃をケースで覆い、作業場所で一時使用しないときは、刃を地面に突き刺しておきます。
ナタも使用しないときは、ケースに収め刃を覆います。
ノコギリは、ケースを腰に下げておき、使用しないときはケースに収めます。
いずれにしても、作業現場へいろいろな道具を持ち込むのは危険であり、見失ったりするので、さしあたり使用しないものは、現場から離れたところにまとめて置いておくとよいでしょう。
斜面で作業するときは、必ず足元を確認し、足場を固めたうえで、自分の得手となる方向で作業します。
道具を使った後は必ず点検をし、樹液等のよごれを落とします。
鎌やナタは切れ味が落ちた際に砥石で砥ぐなどの整備を心掛けたいものです。
 
 

●作業の道具
 

下刈り鎌
下草やかん木を切り払うのに使います。柄が長いので力を入れる作業に向いています。
剪定ハサミ



いいものを選べば直径2cmぐらいの横技も切れる。鎌を使いにくいヤブでも手軽で便利。

厚鎌(木鎌)
分厚い刃を持ち2cmぐらいの潅木でも刈れます。里山管理に向いています。
チェーンソー
大径木の伐採や玉切りに。危険なので必ず熟練した人が使うこと。
ナタ(海老鉈)
伐採した樹木の枝払いや、杭作リに。かなり重いし、刃がするどいので熟練者向き。
砥石
作業の逮中でも切れ味が落ちたら研ぐのでベルトから吊り下げておける携帯用が便利。
剪定ノコ
さやが付いてべルト通しで腰からぶらさげられるものが便利。初心者から使えます。
草刈り機
雑草から、笹、潅木まで刃を交換すればどんなところでも使える。ただし回りに人を近づけないように。

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