動植物園、水族館と希少動植物保護のために 連携協定を締結しています!

 愛知県では、絶滅のおそれのある希少野生動植物種の保護・保全活動を協力して一層推進することを目的として、以下の機関と連携協定を締結しています。

 これは、県の有する生息生育情報を協定締結機関に提供し、飼育繁殖のノウハウを有する同機関が生息域外保全(注)を進めていくものです。

 協定では、自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例に基づき指定した「指定希少野生動植物種」をはじめ、本県で絶滅のおそれのある野生動植物種について、保護を図っていきます。

(注)生息域外保全とは・・・絶滅のおそれのある野生動植物種について、生息生育地以外の人工施設で保護増殖を図り、絶滅を回避する方法のこと
締結先

(1)東山総合動植物園
 ・締結日:平成22年7月17日
 ・現在取り組んでいる種:
   ウシモツゴ(指定希少野生動植物種 ※1、絶滅危惧TA類 ※2)
   ハギクソウ(指定希少野生動植物種 ※1、絶滅危惧TA類 ※2) など

(2)碧南海浜水族館
 ・締結日:平成24年10月1日
 ・現在取り組んでいる種:
   ウシモツゴ(指定希少野生動植物種 ※1、絶滅危惧TA類 ※2)
   ネコギギ(絶滅危惧TA類 ※2、国指定天然記念物)
   カワバタモロコ(絶滅危惧TB類 ※2)
   イタセンパラ(絶滅危惧TA類 ※2、国内希少野生動植物種 ※3、
           国指定天然記念物)

(3)豊橋総合動植物公園
 ・締結日:令和5年7月12日
 ・現在取り組んでいる種
  ヤマトサンショウウオ(絶滅危惧TB類 ※2)
  ノジトラノオ(絶滅危惧TA類 ※2)

※1 自然環境の保全及び緑化の推進に関する条例に基づき指定された動植物種
※2 レッドリストあいち2020に基づく評価区分
※3 絶滅のおそれのある野生動植物の種の保存に関する法律(種の保存法)に基づき指定された動植物種


協定の内容

(1)希少野生動植物種に関する生息生育情報、飼育栽培技術及び生息生育地保全手法の共有
(2)希少野生動植物種の生息域外保全の検討及び実施
(3)生息域外保全を実施する希少野生動植物種の収集
(4)生息域外保全を実施した希少野生動植物種の野生復帰に関する検討及び実施
(5)その他、希少野生動植物の保護保全に向けた取組の検討及び実施
                                          など

環境局環境政策部自然環境課野生生物・鳥獣グループ
052−954−6230(ダイヤルイン)

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