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地球温暖化の現状

地球全体に広がる気候変動の影響

地球温暖化が進んでいます。
地球温暖化は、私たちの生活から排出される二酸化炭素(CO2)などが原因となって、大気や海水の温度が上昇するという問題で、このまま進むと、将来、世界中で異常気象や生物多様性への影響、農業への被害など、重大な影響が出ると予測されています。

1.中米、2.アフリカ、3.北極海、4.ヒマラヤ、5.日本、6.沖縄、7.ツバル

1.大雨の増加、ハリケーンの強大化

アメリカを襲うハリケーンカトリーナ

アメリカを襲うハリケーンカトリーナ

写真提供 NASA
NASA VISIBLE EARTHウェブサイト(別ウィンドウで開きます)より

地球のほとんどの陸域で大雨の頻度が増加。日本でも、大雨や短時間強雨が増えています。また、1970年代以降、北大西洋のハリケーンの強度が増してきたと言われています。

2.干ばつ、乾燥化

アフリカの乾燥地帯

アフリカの乾燥地帯

画像提供 UNEP,GRID-Arendal
Vital Graphics Seriesウェブサイト(別ウィンドウで開きます)より

過去100年間にアジア北部・中部などで降水量が増加した一方、サヘル地域(サハラ砂漠の南縁)、地中海地域などは乾燥化が進みました。熱帯や亜熱帯地域では、より厳しく、長期間の干ばつが観測されるようになりました。


3.北極の海氷の減少

北極圏海氷モニター
2007年9月24日撮影

北極圏海氷モニター 2007年9月24日撮影

写真提供 宇宙航空研究開発機構
宇宙航空研究開発機構 北極圏研究ウェブサイト(別ウィンドウで開きます)より

北極の気温は地球全体の2倍の速さで上昇。2007年北極海の海氷面積は、観測史上最小を記録。21世紀後半までに、夏には北極海の氷は完全に消滅するとも言われています。

4.氷河・氷床の後退

ヒマラヤのAX010氷河

1989年11月2日撮影

ヒマラヤのAX010氷河 1989年11月2日撮影

1998年10月27日撮影

ヒマラヤのAX010氷河 1998年10月27日撮影

写真提供 名古屋大学環境学研究科・雪氷圏変動研究室
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウィンドウで開きます)より

南北両半球において山岳氷河と積雪面積は縮小し、グリーンランドと南極の氷床の流出が加速しています。こうした陸上の氷の減少は、最近の海面上昇の一因と考えられています。


5.生態系の変化

愛知県で発見されたセアカゴケグモ

愛知県で発見されたセアカゴケグモ

生態系にも深刻な影響が生じると考えられています。2005年8月、中部国際空港内で、熱帯~亜熱帯に分布するセアカゴケグモ(毒グモ)が、愛知県内で発見されました。

6.サンゴの白化

沖縄 慶良間列島のサンゴ礁

沖縄 慶良間列島のサンゴ礁

写真提供 阿嘉島臨海研究所
全国地球温暖化防止活動推進センターウェブサイト(別ウィンドウで開きます)より

地球に蓄えられた熱の80%は海洋が吸収し、海水温が上昇したと言われています。多くの生命を育むサンゴ礁を形成するサンゴは、水温の上昇などで白化し、その状態が続くと死んでしまいます。


7.海面上昇

サンゴ礁の島国・ツバル

サンゴ礁の島国・ツバル

写真提供 FoE Japan(別ウィンドウで開きます)より

20世紀を通じた海面上昇は17cm。今世紀末までにさらに59cm上昇する可能性があり、小島嶼(しょ)への影響が心配されています。日本でも多くの砂浜が消失すると言われています。


最新の科学的知見

<IPCCとは>
「気候変動に関する政府間パネル(IPCC: Intergovernmental Panel on Climate Change)」は、人為起源による気候変化、影響、適応及び緩和方策に関し、科学的、技術的、社会経済学的な見地から包括的な評価を行うことを目的として、1988年に世界気象機関(WMO)と国連環境計画(UNEP)により設立された組織です。


1 過去100年間には、世界の平均気温が0.74℃上がったとされています。このままいくと、2030年までには、10年あたり約0.2℃の割合で気温が上がり、さらに、21世紀末の平均気温は1.1℃~6.4℃上がると予測されています。(出典:IPCC第4次評価報告書第1作業部会報告書)
2 地球の自然環境は、今まさに地球温暖化の影響を受けており、既に生じている影響としては、氷河湖の増大と拡大、動植物の生息域の高緯度・高地方向への移動、熱波による死亡、媒介生物による感染症リスクなどが挙げられています。また、2080年代までに、海面上昇により洪水被害人口が追加的に数百万人増えると予測されています。(出典:IPCC第第4次評価報告書第2作業部会報告書)
3 大気中の温室効果ガス濃度を安定化させるためには、排出量は、どこかでピークを迎え、その後減少していかなければなりません。安定化レベルが低いほど、このピークとその後の減少を早期に実現しなければならず、今後20~30年間の緩和努力によって、回避することのできる長期的な地球の平均気温の上昇と、それに対応する気候変動の影響の大きさがほぼ決定されます。(出典:IPCC第第4次評価報告書第3作業部会報告書)
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