3-7ブロック毎の海岸保全の方向性と施策 3-7-2衣浦港ブロック（高度利用ゾーン）　対象範囲：愛知県美浜町北部〜一色町北部の沿岸 衣浦港ブロックは、古くから港を中心に栄えてきた地域であり、また歴史的・文化的な資産が 多く点在する地域である。 ■ブロックにおける現況と課題 防護 環境 利用 ・ 人口・資産（工業地帯等）の集積 ・ 海抜ゼロメートル地帯の分布 ・ 湾奥部ほぼ全域に渡る液状化の可能性 ・ 水閘門の老朽化 ・狭水域の水質悪化 ・殺風景な水辺 ・ 地域に密着した物流・交流拠点 ・ 歴史的・文化的資産が点在 ・ プレジャーボートの係留 ・ パブリックアクセスの遮断 ■ブロックの方向性 衣浦港ブロックの方向性 港奥部海岸の防護機能を確保し、港湾における開発・利用との調和を図りながら、緑道等の整備により住民の水際線利用の向上を図る。 また、港周辺に多く点在する歴史的文化的資産を保護し、歴史を感じさせる景観づくりに努める。 ■ブロックの施策 防護 環境 利用 ｢防災上の弱点である湾奥部の防災機能の向上｣ ・ 海岸堤防の耐震安定性の確保、構造の強化 ・ 老朽化した水閘門の改築、補修 ・ 地域防災体制の充実 ｢安全で快適な水辺づくり｣ ・狭水域の環境改善 ・人工海岸の緑化 ・環境保全活動の推進 ｢地域文化の継承と親水空間の創造｣ ・歴史的資産の保護 ・パブリックアクセスの確保 ・海岸施設の親水性向上 衣浦港海岸 冨貴・武豊地区 衣浦港海岸 半田地区 衣浦港海岸 冨貴・武豊地区 衣浦港海岸 半田地区