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1）多様な自然環境

　三河湾・伊勢湾沿岸の各地に広がる干潟、藻場、砂浜、沿岸部の湿地帯等の多様な自然環
境は、多くの生物にとって貴重な生息環境となっています。

しかしながら、これまでに行われてきた沿岸域での開発や、排水の流入等による水環境の悪
化、海岸利用はこれらの環境に影響を与え、規模を減少させています。

2)特色のある海岸景観

　三河湾・伊勢湾沿岸は、伊勢志摩国立公園や三河湾国定公園等の自然公園、海岸からの
眺望、「白砂青松」の言葉に象徴される優れた海岸景観を有する風光明媚な地域である。

3)湾内の水質汚濁

　閉鎖性水域である三河湾・伊勢湾は、汚染に対して脆弱な存在であり、赤潮・青潮（苦潮）等
の被害が発生しています。湾内の水質の汚濁は流入する河川流域及び沿岸域における生活・
産業活動によるものが大きく、それによる負荷の低減が必要とされています。

4)海岸との共生

　現在沿岸域では地域住民・民間団体等により、海岸清掃をはじめとした保全活動が積極的
に行われています。

2-3利用面からみた現況と課題