三河湾・伊勢湾沿岸の背後は低平地市街地であり、多くの人口・資産を抱え中部の産業・経済の中心となっていますが、地盤は緩い沖積砂層が厚く堆積しており、地震に対して非常に揺れやすく液状化しやすくなっています。沿岸22市町村すべてが平成14年4月に東海地震に対する地震防災対策強化地域に、平成15年12月に東南海・南海地震防災対策推進地域に指定されています。近年、発生が危惧されている東海・東南海地震等では沿岸のほとんどの地域で震度6弱以上が予測されており、地震による液状化で海岸堤防が崩壊・沈下し、その直後に来襲する津波から背後地を守ることが課題となっています。
また、本県では、「あいち地震対策アクションプラン」を策定し、限られた時間の中で被害軽減策を効果的かつ効率的に海岸堤防の耐震整備を推進しています。
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