アポイントメントセールス

20歳になった皆さんは、要注意! 突然、こんな誘いのメールが来るかもしれません!

[あなた]「あっ、メールが来たみたいだ。誰からかな〜? あれっ、静香ちゃんって、誰だろう? でも、女の子からなんてわくわくしちゃうな〜」

イメージ図:アポイントメントセールス

あなたはメールを開きますか。

NOやっぱり、知らない人からのメールは開かないほうが安全かなと思って開かない。

そうですね!知らない人からのメールには危険がいっぱい!開かないほうが安全です。

YESメールを開けると、こんなことが書いてあります。

[静香]「わたし、静香っていいます!最近、彼氏と別れたばかりで、毎日さびしくて−。 よかったら、会えないかな〜♪」

[あなた](わあ、会いたいだって〜♪ わくわくするなあ。)

すぐに、OKの返信をしますか。

NOやっぱり、知らない女の子と会うなんてまずいよな、と思って返信しない。

見ず知らずの異性と二人きりで会うことは、非常に危険がいっぱい!知らない人からのメールの誘いには、簡単に乗らないほうがいいですよね!

YESさっそく静香さんと会うことになりました。

[静香]「お会いできてうれしいわ!何だか、あなたとは初めて会った気がしないの。私たち気が合うと思わない? 今ね、この近くの私の会社で素敵なイベントをやっているんだけど、行ってみない? 絶対に気に入ってもらえると思うんだけどなあ。 あなたといっしょに行きたいの。」

[あなた](こんな可愛い子から誘われるなんて、最高! 絶対に行かなくちゃ!)

メールで知り合った女性といっしょに、イベント会場に出かけます。
さて、イベント会場では、一体どんなことが行われているのでしょうか? 。

イメージ図:イベント会場[静香]「さあ、着いたわ! 中に入って!」

[あなた](何のイベントだろう? それに何だか入りにくいような場所にあるからいやだなあ。)

誘われるままに、中に入りますか。

NOやっぱり不安なので、帰る。

そうですね!何をしているのかわからない所に入るのは危険ですね!

YES中に入ると、すぐにこんなことが…。

[静香]「今ね、あなたに似合うだろうと思って、いくつか選んでみたの−。ねえ、この中でどれが一番好き? わたしはね、このダイヤのネックレスが一番似合うと思うんだけど―。ね、つけてみて!!
今回のイベントはね、とっても素敵なジュエリー販売の企画なの。どれも素敵なものばかりでしょ? 実はこのダイヤのネックレスはね、私がデザインしたものなの! 素敵なあなたにぜひ、身につけてもらえたらうれしいんだけどなー。どうかしら?」

[あなた]「えっ、でも、ダイヤなんて高そうだし、必要ないかなあ。」
[静香]「ね、ちょっとつけてみて!わあ、やっぱりあなたに、すっごく似合うわ!!こんなに似合っているのに、もったいない!」

[あなた]「でも、男がダイヤのネックレスなんて、おかしくない?」
[静香]「素敵な男性こそ、ジュエリーを身に着けて欲しいの。あなた、本当によく似合っているわよ! 素敵!それにね、将来、このダイヤでエンゲージリングに作り変えることもできるの。」

[あなた]「エンゲージリングかあ。」
[静香]「そう、いつか結婚することを考えると、エンゲージリングを用意しないといけないじゃない? それをね、今から用意しておくって考えるの。で、今はあなた自身のアクセサリーとして身に着けてもらえれば、すっごくお得でしょ?」

[あなた]「うん、でも、やっぱり高そうだから、支払えないよ。それに親に何て言われるかわからないし。」
[静香]「でも、このイベントの間だと、すっごくお値打ちに購入してもらえるのに。このダイヤに限って、いつもの価格の半額で購入できるの!本当に、すっごくお得なのよ!
それに分割払いにすれば、月に1万円以下の支払で大丈夫!
5千円だって、OKよ! ね、ね、全然、高くないでしょ?」

[あなた]「うん、でも、親がだめ!っていうかもしれないし。」
[静香]「大丈夫!あなたはもう20歳を過ぎているんだし、親が反対したって全然問題ないわよ!」

[あなた]「そうかなあ。」
[静香]「そうよ、20歳になったんだから、自分のことは自分で決断しないと!」

[あなた]「う〜ん、困ったなあ。でも、今日は印鑑を持っていないし。」
[静香]「印鑑なんてなくても大丈夫! ほら、ここのところに名前を書いてもらうだけでいいの!」

[あなた](ほんと? 印鑑を押さなくてもいいの−?)「どうやって支払ったらいいの。」
[静香]「クレジット払いにすれば、大丈夫! はい、これがクレジットの申込用紙。ここにあなたの名前を書いてもらえる。すっごく、似合ってるから! あなたにぜひ、身に着けてもらいたいの!」

[あなた](彼女があんなに勧めてくれているのに断ったら、まずいなあ。嫌われたくないしなあ。)

イメージ図:彼女の上司という男性も加わり、しつこく勧誘が始まりました迷っていると、そこに彼女の上司という男性も加わり、しつこく勧誘が始まりました。
「静香からお話はお聞きになっていらっしゃるとおもいますが、このダイヤは本当に高級なんです。普通だったらなかなかこんなお値段で買うことはできないですよ!」

[静香]「とりあえず、今日のところはここにあなたのお名前をサインしてくれないかしら。
あ、そこのお仕事のところはね、アルバイトでも正社員のところに○をつけておいてね。
あ、わからないから、大丈夫よ!
それからね、ご両親には黙っていてね。大丈夫!ご両親にはわからないから!
クレジット会社から今日か明日には電話が入ると思うけど、何でもいから、はいって返事をしておいてね!!」

仕方がないから、とりあえず契約する。

NO

こんなに長時間勧誘されても断ることができたあなたは、すばらしい!
これに懲りて、初めから断ることができるといいですね!

YES翌日、彼女からお礼の電話が入りました。

イメージ図:彼女からお礼の電話[静香]「昨日は私のお店に来てくださって、本当にありがとうございました!
あのダイヤのネックレスをつけたあなたって、本当に素敵だったわ!やっぱり、男性はいいものを身に着けると、違うわ−!!」
[あなた](彼女、すっごく喜んでくれている。契約してよかった!)
「でも、よく契約書を見ると、ダイヤのネックレスのクレジット総額って、80万円なのかなあ。やっぱ、高いよな〜」

解約したほうがいいかなと、契約したことを後悔しますか。

YES

どうやって解約したらいいのかわからないので、とりあえず友人に相談してみたところ、県民生活プラザに相談するといいと教えられ、電話をしました。
相談員からこんな助言を受けました。
「これはアポイントメントセールスと言って、販売が目的であることを隠して、電話やメールなどで誘い出し、強引に高額な商品を契約させる商法です。あなたの場合のように、異性への好意を利用する場合は「デート商法」「恋人商法」とも言われています。
契約してしまったとしても、契約の書面を受け取った日から8日以内にクーリング・オフのハガキを販売店に出せば、無条件で契約を解除できます。このハガキは特定記録郵便で出しておきましょう。また、クレジット会社にも同じはがきを普通郵便で出し、これらのはがきは両面コピーを取って保管しておきましょう。

今後、被害にあわないためには、
(1)知らない人からのメールや電話での誘いには乗らないで、きっぱり断りましょう!
(2)「出てこない?」「会わない?」などの誘いにも、無防備に乗らないようにしましょう!
(3)誘いに応じて出かけてしまっても、いらないときはきっぱりと断りましょう!」

クーリング・オフのはがきを出して、無事契約を解除することができました。

NO

その後、毎日のように、彼女から電話やメールが入りました。
「あなたって本当に素敵!」と何度も言われると、ついいい気持ちになり、クレジット会社から電話があったときもあまり深く考えずに、「はい」と返事をしてしまいました。両親にもダイヤのことは黙っていました。契約してから8日を過ぎると、毎日のようにあったメールや電話がパタッと来なくなりました。何度も電話やメールをしても、連絡は一向にとれません。不安になってジュエリーのお店に行くと、「彼女は転勤しました」と言うばかりで会うこともできませんでした。
販売会社に「解約したい」と申し出ましたが、もうすでにクーリング・オフの期間が過ぎているので拒否されてしまい、途方にくれてしまいました。

クーリング・オフの期間を過ぎてしまったとしても契約を解除できる場合があるので、県民生活プラザに電話するように友人からアドバイスされました。相談員からこんな助言を受けました。

「確かに、クーリング・オフの8日間は過ぎていますね。一度、契約書面を見せてください。そうですね、商品名が宝石としか書かれていませんので、契約書面の不備を指摘することによって契約を解除できます。この場合は内容証明郵便で出したほうがよいでしょう。すぐに県民生活プラザに来て下さい。」

相談員の助言をもとに、内容証明郵便を出し販売会社と交渉した結果、契約を解除することができました。最後まで諦めないで、すぐに県民生活プラザに相談しましょう!

◆ワンポイントアドバイス

知らない人からのメールや電話での誘いに簡単に乗らず、きっぱりと断りましょう!
「出てこない?」などの誘いに無防備に乗らないようにしましょう!
誘いに応じて出かけてしまっても、いらないときはきっぱり断りましょう!

一人で悩まず、早めに相談 ⇒ 県民生活プラザのサイトへ(別ウィンドウで開きます)