|
| 第7回愛知まちなみ建築賞 |
| 蒲郡情報ネットワークセンター・生命の海科学館 |
| 所在地 |
蒲郡市港町17−17 |
| 建築主 |
蒲郡市 |
| 設計者 |
株式会社高松伸建築設計事務所 |
| 施工者 |
日本国土開発・壁谷特定建設工事共同企業体 |
 |
|
講評 瀬口哲夫
蒲郡は海(三河湾)と山(蒲郡の山並)に恵まれた風光明媚な都市である。竹島では、海辺の文学記念館が、港町では、海賓館マリンセンターハウスが、昭和初期の洋館を利用して作られ、観光都市としての魅力を高めている。こうした中にあって、蒲郡情報ネットワークセンター・生命の海科学館は、海辺の市街地整備の目玉のーつとして建築されたものである。すぐ前が、マリンハウスセンターで、アメリカズ・カップチャレンジ艇の訓練基地があること、海を見ながら、木製デッキの上でコーヒーを飲みながら寛ぐ人もいる場所であることから、この建物は海を意識したものになっている。設計趣旨では、木の船箱、白い柱、緑青の屋根のルーバー、木のデッキをイメージしたとある。具体的に見ると、1階はガラス面で、2階以上の壁面が、木質調で仕上げられているために、木の船が空中に浮かんだ印象を与え、シンプルで、且つ、海のイメージを上手に建築化していると評価できる。
この建物は、科学館と情報ネットワーク機能を持つ複合施設であることから、1階には恐竜の化石が置かれている情報ロビーがあり、二つの機能を暗示させる様になっている。情報ロビーには自由に使えるコンピューターがあり、子供達が創作をしたり、情報の検索をしていて、人気コーナーとなっている。ここから、外を見ると、ガラス越しに海を感じることができる。
また、中庭には池と築山(古代植物の丘)があり、それを、平屋の情報ネットワークコーナーが囲んだ形になっていて、情報というあわただしさを感じるものと空間の静寂さが調和する仕掛けになっている。こじんまりしているが、今後の海辺のまちづくり献する建物として期待できる。 |
○概要
| 主要用途 |
科学館・事務所 |
| 構 造 |
鉄筋コンクリート造、鉄骨鉄筋コンクリート造 |
| 階 数 |
地上3階 |
| 敷地面積 |
5,562.15u |
| 建築面積 |
2,632.17u |
| 延床面積 |
3,281.08u |
|