知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成17年5月2日(月) 午前11時
1.

愛知万博の来場者数について

【記者】  愛知万博について、開幕から1カ月を過ぎ、またゴールデンウィーク前半までの来客状況をみての知事の感想と今後の見通し、また県としてPRすることはあるか。
【知事】  愛知万博は開幕して約1カ月が経過して、ゴールデンウィークへ入ったわけでありますけれども、この1カ月間見ておりましてね、特に開幕から1週間2週間というのは、大変寒い日が続いたり、それから内覧会でのいろいろな混乱などの影響もあって、お客様も出控えたという、そんな感じを受けました。しかし、4月の中旬ぐらいから大分暖かさも出てまいりまして、お客様の方も、博覧会へ足を運んでいただける方がだんだん増えてきたというふうに私ども認識しております。
 特に、ここ10日、2週間ぐらいはまあまあ順調な人の出ではないかと思っておりまして、やっぱり雨が降りますとどうしてもその日はお客様が減りますけれども、雨の日を除けば、大体おおむね8万人以上、ここ2週間ぐらいはそんな実績になっておりますので、お客さまの方も博覧会に大分足を向けていただけるように、私はなってきたなと思っております。
 特に、現場へ私も何回か仕事で足を運んで、できるだけお客様と接するようにしておりますけれども、2度3度と、いわゆるリピーターと言うんでしょうか、博覧会に足を運んでいただいている方が目につきます。そんな方によく声をかけていただきます。
 今回の博覧会っていうのは、何て言うんでしょうかね、中でゆっくりいろいろなパビリオンを御覧いただいたり催事を見ていただいたり、あるいは外国パビリオンで世界の国々と触れ合う中で、2度3度来てみたいと、そういう気持ちになっていただける、そんな私は博覧会だろうと思います。おそらくこれからも、もう一度行ってみようと、あるいは友達を誘って2度3度行ってみようというお客様が増えてくることを期待もしておりますし、必ずそういうお客さんが増えてくるであろうと、そんな印象を受けているのが現状であります。
 ゴールデンウィークへ入ったわけでありますが、その前に、23日からちょうど1週間、愛知県ウィーク・パート1というのを実施いたしました。これも多くの方に来ていただいて、特に初日の23日は開幕以来最高の人出、11万人を超える人出になりましたし、1週間の累計でもですね、ちょっと先ほど聞いてまいりましたが、65万6,200人の方が、この愛知県ウィークの1週間でお客様に来ていただきまして、一定の成果を上げたなと思っているところでございます。
 それを受けて、29日からゴールデンウィークに入ったわけでありますが、12万人の目標ということは私どもはあまり意識しておりませんでした。というよりも、むしろそうしただんだん広がりを見せるお客様の集客が少しずつ右肩上がりに増えていくというようなことを望んでおりまして、昨日はあいにくの雨でちょっと減りましたけれども、29、30とまあまあの数字ではなかったのかなと思います。ゴールデンウィーク全体としては、あすからの後半を見てみないと何とも言えませんけれども、天気予報など見ておりましても、まあまあ天気にも恵まれそうでありますので、一定のお客様、集客は望めるのではないかなと思っているところでございます。
 私どもとしては、少しでも多くの方にこの博覧会を楽しんでいただき、また、いろんな触れ合いやら、あるいは感動やら驚きやら、そういうものを味わっていただきたいと思っておりますので、あらゆる機会にPRに努めていきたいと思っておりますが、そうしたPRと同時に、やはり事故やら大きなトラブルやら、そういうものがないように心がけていくことが大切でありますので、このゴールデンウィーク中もこれまで以上に、関係者一丸となって事故防止やらトラブルの発生に対して十分意を用いて、気持ちよく楽しんでいただける博覧会にしたいなと思っておるところでございます。
 PRについては、特にメディアの皆さん方には現地でも精力的に取材をしていただいて、新聞、テレビなどでいろいろと行催事を報道していただいております。感謝いっぱいです。どうかこれからも、長丁場のことでもございますが、引き続きどうぞよろしく御協力をお願いをしたいと思います。
2.

第三セクターで経営する鉄道の安全対策について

【記者】  先日、兵庫県でJRの脱線事故があったが、愛知県内の第三セクターで経営する愛知環状鉄道、東部丘陵線リニモ、桃花台線ピーチライナーの安全対策はどうか。
【知事】  大変ショッキングな、しかも、JRの歴史上初めて100人を超すような、多くの犠牲者を出す大惨事になりました。大変残念ですし、亡くなられた方々には心から御冥福をお祈り申し上げたいと思います。
 私は今回の事故で、日常、毎日繰り返す運転業務というものの中で、やはり油断があったり、あるいは慣れによって少し横着になったり、ルールを軽んずるという意味で、このことは、どんな仕事、どんな職場でもあることですけれども、特に人命を預かる大量輸送機関という列車だけに、あってはならないことであります。驚きとともに、本当に残念な結果になったことを心にしみております。私もこの三つの鉄道会社の社長という大変重い職務を務めております。それだけに、今回の尼崎の脱線事故は本当に重く受けとめております。
 私ども県の対応でありますけれども、中部運輸局からも、安全管理、チェック、点検の指導がありましたので、そういうものに基づいてやるのはもちろん当然のことでありますけれども、私自身も先立って、事故後、特に博覧会などでたくさんのお客様方が集中しておりますリニモと愛環鉄道の幹部役員あるいは幹部職員を集めて、とにかく万一事故が起きた場合の甚大な被害ということをよく頭に置いて、安全管理、安全運転、そして日々の点検、こういうものを徹底的にやるように強く指示したところでございます。また、それ以外にも、文書で、私が社長を務める会社はもとよりでありますが、県が関係する鉄道事業者あてには、安全管理、点検についての徹底を図るよう出しました。
 そういうことをやったんですけれども、当然、慣れというものが怖いわけでありますので、今日は、実は部長会議でもですね、繰り返し繰り返し、上司というのは大体くどいほど、やかましいほど言って当たり前の職責でありますので、徹底するように、今日の部長会議でも言ったところでございます。
 なお、私が社長を務める三つの鉄道について若干敷衍をいたしますと、リニモについては、御承知のとおり全線自動運転をしておりまして、個々の運転者というよりも、そうした自動での制御をきちんとできる体制になっております。また、ピーチライナー、桃花台線でありますけれども、こちらの方も、一定の速度になりますと自動的に停止措置が行われるような、そういう交通システムになっております。そして、それよりも何よりも、このリニモとピーチライナーについては、そもそも軌道の構造上、脱線がしづらい構造になっておりますので、尼崎でありましたようなああいう事故に直接つながるということは想定できないものと考えております。しかし、事故というのはまた別の要因で起きますので、先ほど申し上げたとおり、徹底点検、管理を指示したところでございます。
 それから、愛知環状鉄道の方は、これは一般の車両と同じような構造になっているわけでありますけれども、こちらの方は、たしか80キロでしたか、それ以下で走行するようなシステムになっており、ATSでしたね、これで速度がそのスピードを超しますと自動的にブレーキが働くという形になっております。それから、愛環の路線では、今回事故があったような急カーブはないというふうに報告を受けております。しかし、そうはいいましても、先ほどお話ししましたとおり、事故というのはどういう要素であるかわかりません。 今回の脱線事故のような原因では起きなくても、またほかの原因でどういう事故が起きるかわかりませんので、鉄道事業者の責任として、とにかく何よりも安全、これを徹底しなければならないと思っております。
 博覧会で、多くの国の内外からのお客様がリニモやら愛環を御利用なさるわけであります。特に、我々もこのゴールデンウィークやら、あるいはそのほか多客日などは、混雑対策、滞留対策などにどうしても目が向きがちでありますけれども、安全があっての鉄道でありますので、そうした混雑対策よりも、優先すべきは安全、命ということを肝に銘じて、これから引き続き多くの皆様方に乗っていただけるような体制を築いていくように努めていきたいと思っているところでございます。
 いずれにしても、100人を超すような多くの犠牲者が出て、かつ、今も病院ではたくさんの方々がけがとの闘いをしておられるということでございます。二度とこんなことがないように、災害の後にはいつも同じようなことを言うわけでありますけれども、二度とこういうことが本当にないように、最善の、最大の努力をしていきたいと思っているところでございます。
【記者】  県内にあるその他JR、私鉄鉄道事業者に対して申し入れ、要望などはしたか。
【知事】  これは、直接県ではまだやってないです。
 当然、中部運輸局などからは、徹底を求める指導が出ているということは聞いておりますけれども、県の立場では特にやっておりません。
 私が先ほど申し上げたのは、少し言葉足らずでしたが、私が社長を務めるのは三つありますけれども、そのほかに、例えばセントレアへの連絡鉄道とかですね、それから臨港線、上飯田連絡線。このように、県も鉄道事業の構成員の一員となっているような、そういう鉄道が幾つかありますので、そういうところには、当然、責任ある県の立場で指示をいたしました。
3.

リニモの増便について

【記者】  混雑対策として、リニモの増便について何か対策があるか。
【知事】  私ども、リニモはですね、特に多客日が想定される、こういうゴールデンウィークなどのときは、一定のお客様が、特に、藤が丘に来られますと、滞留時間が随分長くなる、あるいはホームなどでの事故防止というような観点から、できるだけそれに対する対応をしなければならないということで、いろいろな検討を進めてまいりました。今、リニモは御承知のとおり、この博覧会対応で既にもう5割増しぐらいの運転本数でダイヤを組んでお客様を運んでおります。したがって、ゆとりはあるわけではございませんので、潤沢に車両など待機しているものがあれば、それを回すということもできるんですが、なかなかそれが難しい。しかし、特に人数が多くなって滞留が大きくなるということになると、これは事故につながることでもありますので、緊急避難的に事故防止という観点から、必要に応じて最低限対応しなければならないということでの車両の運用を今考えて、準備をしております。失礼しました。ちょっと私勘違いしておりました。先ほど申し上げたとおり事故防止につながるわけで、そのための対応をしなければならないということで、多くのお客様が想定されるこのゴールデンウィークで対応したということでございます。
 ちなみに、ちょっと詳しく申し上げますと、29日が、藤が丘発の万博八草行きを7時台で2本増発いたしました。それから、翌30日土曜日でありますけれども、同じく藤が丘発の万博八草行きを6時台1本、7時台2本、合計3本増発したということであります。それから、5月1日、きのうですね、日曜日、これが、藤が丘発同じく7時台で2本増発したというふうに聞いております。
 これはゴールデンウィークの対応でありますけれども、これからもこういうふうに、特に、多客が予想されるときにはこういう対応が必要になるだろうと思っております。
 これは鉄道の対応でありますけれども、そのほか、協会あるいは名古屋市の御協力のもとに、シャトルバス、直通バスなどが藤が丘を中心に展開するということになっております。
【記者】  更なるリニモの増便はあるか。
【知事】  もうこれは多分ぎりぎりぐらいのところですね。先ほど申し上げたとおり、博覧会でもう今現在がずっと増便状態での運行をしておりますので、十分バックヤードにたくさん車両が控えて待機しているという状況でないものですから、なかなか大幅な、これからの増便というのは、現実的には難しいのだろうと思います。
 むしろ、1日の便数の、これは中期的な話なんですけれども、これから9月までまだいろいろ多くなるときやら、いろんなお客様の動向を眺めながらということになるんでしょうけれども、これからもし検討するとすれば、1日の間のやり繰りですね、そういうようなことがこれから可能かどうか。つまり、1日のうちのどこかの便を、お客様が集中する時間帯に動かしたり、そういうことが可能かどうかということは、一つの検討課題として我々持っております。
【記者】  リニモを増便する基準はあるか。
【知事】  常識的に、ゴールデンウィークというのは当然、平常時よりも増えるだろうということは我々も予測つきますね。どの程度増えるかは、もちろんなかなか正確な見込みはつかないわけでありますけれども。
 それから、これからもですね、ばくっとしたシミュレーションでありますけれども、夏休みの一定の時期だとかあるいは博覧会の終盤の時期だとか、あるいは大きな行事などが予想されるときだとか、常識的にお客様が大きく伸びるだろうと予測されるときに、事故防止も兼ねてですね、臨時的にリニモの増発ということは今後もあり得ることだと思います。
 しかし、明確にどういうときにどれだけというようなことは、メルクマールがはっきりしているわけではなく、やはり協会、輸送関係の皆さま方と事前の調整をとりながら、話し合いながら対応するということになっていくんだろうと思います。
森副知事】  今、公共交通機関ということで、ウィークデーと土日が違ったダイヤになっていまして、土日の場合はウィークデーに比べて朝が少ないんですね。それがありまして、差し当たって今、ゴールデンウィークが、土日、休日が入ってくるものですから、そこを、今知事も言ったように2本増発をして平日のように、平日並みの朝の本数が確保できる状況にしたということでありますので、とりあえずそういう状況で対応を、土日に支障があれば、まず差し当たってそういう対応をしていくということだろうと思います。
 

愛知万博の来場者数について

【記者】  ゴールデンウィーク前半の愛知万博の来場者数をみて、知事としては少なかったと考えるか、それとも、分散してよかったと考えるか。
【知事】  まあまあじゃないかなと思いますね。
 先ほど申し上げましたとおり、ちょうどそのゴールデンウィークへ入る直前の1週間に、私ども愛知県ウィークというものをやりましてね、これは、県内市町村の、かなり多くの皆さま方がこの愛知ウィークに御協力をいただいたりして盛り上げていただきました。ですから、この1週間においでになった方も、県内かなりいらっしゃいますのでね、そのトレンドが29日、30日。まあまあいい形で動いているなと。まあまあトレンドとしてはそう悪くないなと思っています。
 ただ、きのうは、前の日あるいは前々日から天気予報で、崩れて本格的な雨になるというようなこともありましたから、出控えられた方もいらっしゃると思います。
 それから、たった今局長が持ってきた数字ではありますけれども、今日は11時現在7万5,961人で、これは11時現在の数字としては過去最高値ということのようです。したがって、このゴールデンウィークもまあまあいい形で推移していくのではないのかなと、そんなふうに思っているところでございます。
 ただ、やっぱり雨が降りましたり、それからまた、多くの方が来ていただいて大変込み合っているということになると、今のお客様は大変そこら辺の情報キャッチが敏感でございまして、また別の日にというような、そういう動きもあるいはあるのかもわかりませんが、あすからのゴールデンウィーク後半も多くの方でにぎわいを見せるのではないかと期待をいたしております。
4.

愛知万博の運営面での課題について

【記者】  愛知万博の運営面について、今までの課題を振り返ってどう考えるか。また、今後の課題は何か。
【知事】  これまで幾つか、御指摘いただいたり御意見がお寄せいただいたりして、運営上改善すべき点、幾つかありました。お弁当のこともそうでしょうし、それから、中の表示のこともそうでしょうし、マンモスラボへのアクセスのこともそうでしょうし、予約のこと、インターネットのこと、いろんな問題点がございました。なかなか予測できないこともたくさんあったために、協会の方も十分な対応ができなかったという点があるいはあるのか、あったのかもわかりませんね。
 しかし、そういう御指摘やらさまざまな御意見を、実際の会場の運営の中で改善できるものは改善し、できるだけニーズにこたえていこうということで努力しておられますので、それはそれで、私、評価しております。
 ただ、恐らくこれからもいろんな問題があるいは出てくるのかもわかりませんし、御指摘をいただくことも出てこようかと思います。そういうものに対しては柔軟に、できるだけスピーディーにきちんとした対応をしなければいけないと思いますね。
 例えば、今いろいろ御注意をいただいたり心配されておりますのは、これから暑い日が続いていきますと、どうしても日陰対策はいいのかということ、これも大分協会の方が今までもやってきましたけれども、まだまだ不十分だぞという、そんな声も聞こえます。
 それから、どうしても博覧会の会場の中での運営で、お客様がまだまだ一部に集中するとか、PR、全体のいろいろ、外国パビリオンやらそれぞれのコモン、ゾーンなど、十分お客様が足を運んでいただいていない、どこかへ集中するという点。大分解消されてまいりましたけれども、こういう点はまだ努力していかなければならないと思っておりますし、これからいろいろと県としても努力して協会を手助けしていきたいと思いますし、いろんな問題にはできるだけ的確に、スピーディーに対応するということが肝要だなと思いますね。これからも努力していきたいと思います。