知事の記者会見
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平成17年9月5日(月) 午前11時
1.

愛知万博について

【記者】  愛知万博について、今までの評価はどうみるか、今後フィナーレまでをどのように迎えたいか、閉幕後、ソフト面としては何をどのように残していきたいと考えるか。
【知事】  博覧会の評価ですけれども、目標の1,500万人をもう既に突破して、大変毎日盛況のうちに開催されておりますだけに、私どもがいろいろ予測した以上に順調に今日を迎えていると思います。これはもう望外のことでありまして、これほど多くの方々に楽しんでいただけるということは、関係者の一員として大変うれしいこと、喜んでいることであります。さまざまな課題など乗り越えてここへ来たわけでありますけれども、あと、今日を入れて21日ですが、ちょうど3週間、こういう状況で最終日を迎えたいと思っております。
 むしろ、せんだって、約25万人というような入場者の日もございました。やはりそのくらいたくさんの方がいらっしゃると、正直なところ、会場のキャパからいっても限度だろうと思います。したがって、25日の閉幕日までに3連休がありますよね、2回ありますかね。そういうところへたくさんの方が押しかけてということになりますと、事故の心配もありますし、事故がなくてもですね、博覧会を楽しもうという状況から、もうただ込み合うだけになってしまって、お客様方に御迷惑をかけることをむしろ心配しておりましてね。ですから、うれしい悲鳴ということになりましょうか、たくさんの方に来ていただけることは本当に喜んでおりますし、うれしいことでありますが、何とか無事に、いい形で最終日を迎えたいものだと思っております。
 どういう形でフィナーレをということですが、私どもは、県として従来どおり関係者と協力し合って運営をしていくということはもちろんでありますが、特にこの終盤に向けては、愛知県ウイーク・パート2という1週間にわたるイベントなども予定をいたしております。これは歌あり踊りあり、さまざまな行事、イベントが盛りだくさんにございますので、そういうものを最後のこの時期に楽しんでいただきたいと思っております。
 それから、本当の最終盤に開催される予定でありますけれども、万博開催地によるサミットが予定されております。これは、世界の国々、国内も含めてでありますけれども、過去に開催した開催地の関係者、あるいはこれから開催する予定の都市が一堂に集まって、万博そのものの意義だとか、あるいは万博の果たす役割、それから地域づくりにどう影響があるのか、そんなことをいろいろとディスカッションする、そんな会議もございます。私はこれは大変重要なことだと思っていましてね、この愛知万博を振り返り、その成果をこれからどう生かしていくかという観点からいっても、先輩の都市がいらっしゃったり、これから開催しようとするところもいらっしゃったり、それから、国内だけじゃなくて、諸外国からもたくさんいらっしゃるわけでありまして、この成果にも大いに期待をしたいと思っているところでございます。
 それから、ソフトは何を残すかということなんですが、これはもちろん、これからよくよく検討していかなければならない課題でありますし、すぐ形にできるもの、それからやっぱり時間をかけていくもの、さまざまあると思うんですね。ただ、今の段階でいろいろと思い浮かぶこともございます。
 幾つか申し上げたいと思いますけれども、例えば、大変好評でございました一市町村一国フレンドシップ。これは、120の参加国と県内の市町村がペアリングでそのフレンドシップ事業をいろいろと展開してくださいました。グローバル化の時代の中で、この国際交流というものが博覧会を通じてかなり濃密に、それから積極的に、自主的にいろんな形で展開されましてね、私は、県内の国際化という点では大きな成果があったと思います。この成果をこれから各市町村、それぞれの地域もどう生かしていかれるのか、県の立場でいろいろこれまたサポートしていかなければならないと思っておりますけれども、ソフト面の成果として、私はこれは大きなものがあると思います。特に愛知県は、東京、大阪に次いで外国籍の方が多い、3番目の県であります。したがって、外国の方と共存共栄していくためには、私ども愛知県も多文化共生社会の実現ということを打ち出しておりますけれども、そういうことにも大変大きな成果があるんではないかと思っております。
 それから、博覧会を通じてですね、こういう国際的な大きな事業に対して、この地域で立派にやっていけるんだという自信と誇りがついたと思うんです。したがって、これからもですね、世界に開かれた地域、そして、いろいろなコンベンションあるいは国際会議、イベントなど積極的に誘致をしていく土壌ができたと思いますので、我々も積極的にそういう方向に向かって努力していきたいと思います。
 庁内には、実は、もうこの春から特別チームを組んで、これからどういう事業が可能なのか、どういうコンベンションが誘致可能なのか、そういう検討にも入っておりますし、それから、経済界も大変この点については今積極的に検討していただいておりまして、特に名商などは、この前、そういう方向性も打ち出されました。一緒になってですね、そういう具体的なイベントやらコンベンションやら国際会議、積極的に誘致に向けて努力をしていきたいと思います。
 それから、ソフト面で、今回の博覧会は環境が重要な柱になっていたわけでありますけれども、もちろん環境面でもたくさん、ソフトとしてこれから生かしていくことはございます。特に、環境学習という意味では、私は、海上の森という象徴的な存在からいろんな議論が出てこの博覧会に至ったわけでありますので、これまでの経過というのは、県民にとって本当に意味のある議論ができたと思います。それから、この博覧会の中でもいろんな提案がありました。海上の森などを中心に、環境教育というものは環境先進県を目指していく上でも重要なことだと思っておりますので、この点については力を入れていきたいと思っております。
 それから、博覧会の中で環境の一環としてですね、エコマネーというのがありました。万博エコマネー。これなどは、やり方によっては大変、私は大きな波及効果があるものだと思っております。技術的にもシステム的にも乗り越えるべき課題がたくさんありますので、これを博覧会後もどう生かしていけるのか、あるいは生かす方法として何がベストか、こんなことは十分これから検討してまいりたいと思います。
 それと、今回の博覧会でですね、私ども、開幕前に最も懸念していたことの一つは、あの会場周辺は大渋滞で車があふれて、交通が何ともならなくなるんではないかということでありました。ところが、開幕してみたら、比較的スムーズに車の移動が可能でございまして、そういう状況になりましたのはいろんな要素があると思いますけれども、パーク・アンド・ライドということの有効性も改めて認識しました。
 それでですね、現在、博覧会の関係では、6カ所、大型駐車場を確保してシャトルバスで運ぶという、そういう人の移動を導入したわけですけれども、リニモもできたわけでありますので、今度、例えば名古屋の市街地への流入を少しでも減らすためのパーク・アンド・ライドなども、実証的にですね、これからぜひともやってみたいと思っておりまして、これも博覧会のソフトとして生かすべき私どもの課題だと思っております。
 それから、あと一つ二つにいたしますけれども、今回の博覧会がやっぱりうまく展開、運営したことの理由の一つに、ボランティアの皆さん方の下支えがあったと思いますね。会場の至るところでボランティアの方が案内をしたり交通整理をしたり、いろんな役割を果たしていただきました。今回初めてボランティアをやったという人もたくさんいらっしゃいます。こういういわゆるマンパワーといいましょうか、県民の皆様方の力の結集というのは、博覧会以外でもいろいろ生かす場面があると思いますね。
 例えば、昨日、総合防災訓練を行ったわけですけれども、大きな災害など来たときにはまさにそうしたボランティアの力が不可欠でありますし、災害だけではなく、いろんな仕事をこれから行っていく上でも、行政とそういう県民やらボランティアの方とのコラボレートが本当に重要な時代になってまいりましたので、こうしたボランティアをこれからどういう形で活用させていただくのか、生かしていくのか、これもソフトの課題であろうと思っております。
 それから最後に、これは極めて一局面の話なんですが、皆さん方のメディアでも大きく取り上げていただきましたけれども、例えばAED、除細動器ですね、あれが尊い人命を何人も救うということがあの博覧会の会場の中で起きました。これは大変高く評価をしていただいておりまして、我々もうれしいことの一つでありますけれども、これから、例えば緊急医療体制をどうしていくかという中で、こうした除細動器やら、あるいはそれを動かすことができる県民を少しでも多く、講習などで増やしていく。そういうことも博覧会の成果として、ソフト面の成果としてこれから生かしていかなければならないのかなと思っているところでございます。
 いろいろと細かいことを申し上げましたけれども、まだまだほかにもたくさん成果として生かしていくべきことはあろうと思います。そうした点はこれから職員、関係部局で洗い出して、博覧会後の地域づくりやら行政の施策にいい形で反映させていきたいと思っているところでございます。
2.

衆議院議員総選挙における、田中長野県知事の新党日本の立ち上げ

【記者】  今回の衆議院議員総選挙において、田中長野県知事が新党日本を立ち上げたが、同じ知事としてどのように見ているか。
【知事】  新党を立ち上げて、田中さんがその代表になられたという一報を聞いたときには、とっても驚きました。びっくりしました。想像だにしていませんでした。まさか党首という代表の立場で新党にかかわられるということは思ってませんでした。したがって大変驚いたわけでありますけれども、知事という立場でこれから新党をどう運営していかれるのか、ちょっと私の頭では、想像つきませんですね、今のところ。
 当面、まず今度の選挙戦を戦われましてね、どういう結果が出るのか。これは田中さんのこの新党の今後の行方も占うことになると思うんですが、とにかく、正直なところ、驚いたというのが偽らざる心境です。
【記者】  知事というのはある意味、県民党という言い方をすれば、県民党の党首みたいなところがあると思うが、その者が全国を範囲とする新党の党首になるということは、県民の承諾を得た上でなったわけではないと思うが、そのようなやり方について、同じ知事としての立場でどう考えるか。
【知事】  田中さんの御自身の考え方は、私、選挙戦になってからは会っていませんので、直接真意はわかりませんが、少なくとも私には両立できません。とっても難しいことだと思います。しかし、田中さんには田中さんの考え方があってやっておられるわけですので、批判めいたことを言う立場ではないと思っております。ただ、自分に置きかえて考えますと、私には、知事職と政党のトップという役割の両立はとてもちょっとできないなというふうに思います。
 それから、この政党そのものがですね、これからどういう方向へ行くのか、私も注意して見たいと思いますし、それから何よりも、今のご質問の関連からいけば、やはり長野県の県民がどのように見ておられるのか、また、選挙を通じてどういう反応を示されるのか、関心のあるところでございます。
 政治あるいは社会経済も含めてでありますけれども、まだまだ大きな転換期の中にあると思いますので、そういう中で田中さんがいろいろな思いと考え方で決断されたことだと思います。一度また、会う機会などにじっくり、そんな真意やら考え方を聞いてみたいものだと思います。