知事の記者会見
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平成17年9月20日(火) 午前11時
1.

衆議院議員総選挙について

【記者】  今回の衆議院議員総選挙を振り返って、知事の感想は。また、自由民主党が大勝したが、これにより、地方分権や三位一体改革の進捗についてどのような影響があると考えるか。
【知事】  今度の総選挙についての感想でありますけれども、振り返ってみると、驚くことが多い選挙でしたね。
 驚くことが多いというのは、結果も、予想外の自民党の大勝でしたけれども、まず解散、それから、解散後の候補者の擁立、それから、それに対する対抗候補。従来ではあまり見ることのできないような状況が、選挙戦で展開されましたので、私ももちろんそうですけれども、国民の多くの皆さんにとっても、かなり驚きといいますか、予想外の展開をしてきたんだと思いますね。
 それから、自民と民主という構図で見ると、どちらの党首も進退をかけての選挙でありましたよね。はっきり明言されましたね。政権とれなければ、あるいは与党で勝てなければ退陣する、身を引くと。だから、こういう選挙というのは過去にあったのかどうか、調べたわけじゃありませんけれども、明確にこの進退をかけての戦いというのもあまり例がなかったんではないかと思います。
 そうした新たな選挙の局面がたくさん出てきて、結果的に小泉自民党が大勝したというのは一体何だろう。私もよく分析し切っているわけじゃありませんし、わからない点がたくさんありますけれども、そういう選択を国民の方がされたのは、やはり郵政含めて、改革に対する何かこう、気迫だとか迫力だとか、そんなものを感じた人が多かったのではないかなと、見ております。
 実際に県民の方に何人か会ってみるとですね、「おい、何か今度違うな」というようなことをおっしゃる方が、複数いらっしゃいました。だから、そういう気迫だとか迫力だとかいうようなものがやっぱり選挙という戦いの中では大きな要素の一つであったことは間違いないような気がいたします。
 こういう選挙結果が出たわけでありますけれども、自民党が勝って三位一体にどういう影響があるかということですが、前もこの席で私申し上げたと思うんですが、税源移譲を含めて三位一体ということを高らかに掲げたのは、小泉内閣になって、初めてのことなんですね。ですから、小泉総理が旗振り役であったことは間違いないわけですので、大きな意味で、改革、あるいは三位一体という観点からいけば、そのこと自身は私は前向きにとらえております。
 ただ、前のこの会見でも申し上げたんですが、現実にはなかなか、遅々として進まない部分やら、いろいろ省庁の抵抗に遭って思うように進展しない部分もあり、その点についは不満だということを申し上げたい思いです。そのことを考えますとね、まずは小泉内閣が郵政ということを考えているものと思いますが、郵政に見られた改革への情熱やら使命感やら迫力、気迫といったものを、郵政が見通し立てばですね、地方自治、国から地方へ、三位一体、こういう分野に思い切って示していただきたいですね。
 特に、この秋はですね、第1ステージの三位一体にとっては非常に重要な局面に来ているんです。例えば、義務教育費国庫補助負担金をどうするか。これは3兆円の中のかなり大きな部分を占めていますので非常に重要だと思っておりますし、それから、生活保護あるいは児童扶養手当、こういったものの補助率をどうしていくかというようなことも今いろいろ議論になっていますよね。きちんとした方向性を示していただき、郵政で見せてもらったあの迫力を、次は、国から地方へということを高らかにいつもおっしゃっておられるわけでありますので、大いに期待をしたいと思います。
 それから、もちろん、この三位一体改革というのは第1ステージで終わるわけではなく、次のステージが待っています。その次のステージがどうなっていくのかという方向性は、残念ながら、まだ政府からは明確に示されておりません。こんな点も我々は注目しているところですし、心配をしているところでもあります。従来から、知事会を含めて6団体で一生懸命今取り組んでいる、まさに重要課題だと思っておりますから、新体制の中でも引き続き、あるいはこれまで以上に強く求めていかなければいけないなと思っておるところでございます。
2.

愛知万博について

【記者】  愛知万博の閉幕まで残り6日となったが、いままでを振り返っての知事の考え、思いは。
【知事】  まだ終わったわけでもないので、総括というようなことではありませんが、感想めいたことだけでお許しいただきたいと思うんですが、21世紀初頭の博覧会をこの地域で開催するんだということで打ち上げたのが88年、昭和で言うと63年ですか。ですから、もう17年という長い長い道のりでした。それが本当の意味での終結、ゴールを迎えるということですので、私はもちろんですけれども、関わってきた多くの方にとっては感無量ですね。
 この博覧会も、3月25日に開幕してから半年近く経過するわけですけれども、この半年間においてもいろんなことがありましたね。特に、スタートのころは寒くて、お客様も、予想したよりも少なかった日があのスタート当初はありましたんでね、本当に心配した時期もありましたし、それから、暑くなってくればなったで、この炎天下、熱中症やら事故のことも心配になりましたし、私なんかも毎日、11時と4時の入場者の発表は必ず報告を受けておりましたし、メールで確認したりもしていましたし、それから、そうですね、リニモの待ち時間は今日は何分だろうかとか、事故がなかったんだろうか、そういう運営状況が頭から消えたことは一度もありません。それから、仕事で現場にも本当に何回か足を運びまして、少し時間があれば、できるだけループ上を歩いたりパビリオンを訪問したり、いろんな中での催し物を訪ねて様子を見たりということをしました。しかし、今の段階で間違いなく言えることは、お客様方に不便をかけた点はいろいろありましたけれども、本当に喜んで、楽しんで博覧会に来ていただいたんではないかなと思っております。
 私、博覧会をほぼ終えるこの時期に思うのは、ああいう空間、ああいう会場というものを多くの方が望んでおられたのではないだろうか。博覧会だって、過去のものだというふうな見方をする方もいらっしゃったわけですし、あるいは今でもいらっしゃるかわかりませんが、やっぱり世界の国々の方と交流する、そこで触れ合う、あるいはいろいろなものを体験する、学ぶ、ああいう空間というのは、考えてみると、レジャー的な場所やらテーマパーク的なものはないわけではありませんけれども、意外とないんですね。地球大交流という言葉がありますけれども、本当にああいう交流する場所というものは多くの方が望んでおられて、それを今回楽しんでいただいたり喜んでいただいているんではないだろうかと、率直にそんなことを思います。
 その際立った特徴の一つは、リピーターが大変多いということですね。パビリオンを一通り見たからもういいというんではなくて、そうではなくて、2度3度訪問したり、あるいは中へ行って散策したり友達と中で語り合ったり、ああいう空間やら場所というのは、やはり私、博覧会の大きな効果だと思っております。
 したがって、従来の博覧会とこの21世紀最初の博覧会、あるいはこれからの博覧会というのは、大分位置づけやら意義やら変わってきたなと、そんなことも実感する昨今であります。
 あといよいよ6日でありますので、もちろん、恐らくたくさんの方が会場へ駆けつけられると思います。したがって、大勢がいらっしゃって混乱が起き、どこかでもありましたように転倒事故だとかですね、あるいは不慮のいろんな事態、不測の事態というものにきちんと対応して、とにかく無事に閉幕を迎えたいというのが今の心境であります。
 昨日たまたま、外国パビリオンの政府関係者やら館長さん方もお呼びして、交流の夕べというものを、県やら経済団体、名古屋市と共催してやりましたけれども、そこへいらっしゃった外国政府の関係者の皆さん方も心から喜んで、楽しんでおられた。あの姿を見て、博覧会は成功だったなと、そんなような強い印象を持ちました。
 博覧会が終わって、一遍、十分そういうものを振り返って、またこれからの愛知県の県政にもあるいは地域づくりにもいろいろ活かしていきたいなと、今、そんなことを思っている状況です。
【記者】  愛知万博に遠方から来た方が、入場者数が多いために、暑い中で長い時間並んで大変なようであるが、このことについての知事からのお見舞いまたは釈明の言葉があれば。
【知事】  釈明はありません。お詫びはあります。遠くから御家族で計画して、やっと着いたけれども、目当てのパビリオンにはとても入れなかった。中でも、人、人、人で、ゆっくり楽しむことができなかったという方も、時期によって、時間によって、場所によってあったことは事実ですしね。多くの方に満足を与えるのがやっぱり主催者側の責任でありますけれども、そういう思いをさせた人がいるとすれば、それはもう本当に申しわけないということを言わなければならないと思いますね。
 ただ、どうしても一定の人数以上いらっしゃるとそういう場面というのは避け得ないわけでしてね。協会の方も私どもの方も、なるべく早くお越しください、あるいは平日にお越しください。特に後半、この9月はもうとんでもなく混みますから、前売り券なんか早くお使いくださいということをいろんな機会に口酸っぱくPRしたんですけれども、しかし、この種のものは、過去の博覧会、過去のイベントがそうでありますように、どうしても最終盤に人が集中するということは、避けられない事態なのかもわかりません。でも、そういう思いでお帰りになった方が、少数であっても、間違いなくいらっしゃるとすれば、関係する主催者側の一員としては、そうした皆様方にも心からお詫びを申し上げ、来ていただいたことについて感謝の気持ちを伝えたいと思います。
【記者】  愛知万博の収益が100億を超えたとの報道があったが、これについて、協会から知事への説明などはあったか。
【知事】  具体的な数字については、説明まだありません。
 少し状況をお聞きしたいと思っておりますが、売り上げ増とリンクして、経費もかなり出ているので、まだ実際にどれだけのいわゆる剰余と言われる部分がですね、それになるか、まだ明確じゃないということで、具体的な数字の御説明は現在ございません。
 ただ、こういう時期に来ましたからね、いずれ近いうちに当然説明があるでしょうし、また、次の関心は、もしその剰余金が出れば、それをどうこれから活かしていくのか、どう有効に活用していくのかという議論が出てくると思いますね。私ども、協会の関係の方々には、いろいろその使い方やら活用方法についてはね、地元の意見も聞いていただいて、いい使い道やら活用方法を考えましょうという声はかけております。
 したがって、現在のところではですね、まだ具体的な金額、具体的な目的、使途、そういうものは全く白紙。我々にとっては白紙です。
3.

前衆議院議員の逮捕について

【記者】  衆議院愛知7区から立候補した小林憲司前衆議院議員が覚せい剤取締法違反で逮捕されたが、知事の考えは。
【知事】  ニュースで第一報を見たときには、私もよく知っている方だけに、えっと驚きました。心から驚きました。
 国会議員として存じ上げているということもありますし、それから、年は大分違いますけれども、高校の同窓だというようなこともありまして、以前から親しみも持っていた方であります。しかし、逮捕されたというその被疑事実が覚せい剤だということでありますので、しかも、報道によれば、本人はそれを認めているということだとすると、まあこれはとんでもない、ちょっと前代未聞のことだなと思いますね。
 政治家だとか私どものような立場の者がいろんな事件や犯罪に何らかの形で関わって、それが刑事事件になるというのはこれまでもありましたが、現職の議員さんがその現職の中で覚せい剤を吸引しながら仕事をしておられたとすれば、これはちょっとあきれて、物も言えないことであります。
 したがって、大変、少なくとも広い意味で同じ政治にかかわる人間として、あるいはこの愛知県民として残念であります。こうしたことが、極めて個人的な問題ではあるにせよ、県民の信頼を裏切って、政治に対する不信などのもし増幅につながるとすれば、大変遺憾なことであります。
 私から申し上げることができるのは、その程度だと思います。
4.

クールビズについて

【記者】  クールビズについて、愛知県では以前からノーネクタイの運動はしていたようであるが、今年の状況を知事から見てどう思うか。
【知事】  お話のとおり、愛知県は以前から、できるだけ軽装で、さわやかキャンペーンといいましてね、軽装で仕事をして省エネなどにつなげようということはやってまいりました。
 今回、クールビズという新しい言葉とともに、国を挙げていろいろ積極的にPRなどもされまして、私ですね、従来は、例えばいろんな総会だとか何とか大会だとか、いろんな会合なんかに出席するときには、さわやかキャンペーンをやっておりましても、やはりここはネクタイ締めてスーツだということで出掛けたことが従来多かったんですけどね、このクールビズの中では、結構割り切ってノーネクタイ、上着なしで出掛ける機会が多かったと思います。
 実際に、ネクタイやら上着をとって仕事を続けておりますと、本当、楽ですよね、この蒸し暑い酷暑の時期は。だから、県庁の職員もかなり、従来よりも、そういうネクタイをとったりというようなことが当たり前のような形で仕事ができるようになりましたね。
 このこと自身はもちろんいいことだと思いますが、今度、ウォームビズでしたっけ、冬もということですね。これがどういう形になっていくのかはまだ全く、ちょっと予測もつきません。予測もつきませんけれども、地球環境、地球温暖化、いろんなことが言われているときですので、さまざまなことにチャレンジして、いいことはどんどん進めていけばいいと思いますし、それが社会に受け入れられれば定着し、続いていくでしょうし、いや、やっぱりちょっと無理だということになれば、国民、県民の皆さんは敏感にそれに反応されますからね、なかなか長続きしない。過去の省エネルックというのはなかなか長続きしなかったでしょう。あれはやっぱり国民の皆様方に受け入れにくい部分があったんでしょうね。今回はあんまりそういうところがなく、比較的前向きに多くの方が受け入れられたんじゃないかと思います。したがって、県としても、環境面ももちろん頭に置きながら続けていきたいと思っていますね。