知事の記者会見
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平成17年11月21日(月) 午前11時
1.

県営名古屋空港について

【記者】  県営名古屋空港のフィンガーコンコースが11月24日に完成するが、今後の整備の意向などは。
【知事】  名古屋空港は、お話のとおりいろいろ整備を進めてまいりまして、今週、24日に、フィンガーコンコースというふうに私ども呼んでおりますけれども、これは通路ですね、これが完成いたします。開港した2月17日以降、なるべく使い勝手をよくしたいということで、さまざまな工事などを進めてまいりましたけれども、一段落ということになろうかと思います。
 参考までに申し上げたいと思いますが、開港して以来、10月末までに約21万5,000人の御利用をいただきました。これは搭乗率でいいますと63.5%ということになりまして、前年の同じ路線での比較をすると、搭乗率で約9ポイント伸びております。約1割増ということになるわけであります。博覧会期間中はやはり少し高うございました。60%台の後半から70%台ということでありますけれども、閉幕後の10月も約60%の搭乗率になっておりまして、まあまあ順調にお客様に御利用いただいていると、そのように認識をしております。
 こういう順調な利用ということも背景にあってのことと思いますが、ここで就航していただいておりますジェイエア社では、今年10月から熊本便、それから来月12月からは長崎便、来年3月からは北九州便と、このように相次いで新規路線の開設を発表していただいているところでございます。
 御利用いただいている皆様方は、やはりビジネスマンが多いようでございまして、名古屋でのお仕事に大変便利がいいということもありましょうし、それから、駐車場が無料だという点も好評のようでございます。
 私ども、このフィンガーコンコースが供用開始できますと、これは日本では初の小型機専用の乗降のための通路ということになるわけでございますが、さらに利便性が高まってまいりますので、こうした点なども広くPRに努め、県営空港の利用がより促進されるように、PR活動に努めていきたいと思っております。
 それから一方、ビジネス機の関係でございますが、これも10月末までの数字でございますけれども、63機受け入れをしております。名古屋空港にはこうしたビジネス機専用のターミナルも備えておりまして、実際に御利用いただいた方には、非常に便利だという前向きの評価をいただいているところでございまして、さらに我々PRが必要だということで、この8月にはアジアで初めてのビジネス航空会議が上海で開かれ、私もそこへ行ってPRに努めてまいりました。それから、今月、アメリカのオーランドで全米ビジネス航空協会の総会がございまして、ここへ職員を派遣して、やはりPRに努めてきたところでございます。
 今のところはまあまあ順調に推移しているということでありますけれども、厳しい航空業界のことでありますので、油断することなく、安心することなく、さらに利用者が増えるようにこれからも努力をしていきたいと思っております。この点、よろしくお願いをいたします。

2.

新型インフルエンザについて

【記者】  新型インフルエンザに関して、先日、国の行動計画が発表されて、都道府県に対する備蓄量を今までよりも増やすようにということで話題となっている。その一方、治療薬とされているタミフルの備蓄が量の問題などで難しいのではないかという指摘もあるが、県としての新型インフルエンザへの対策というのはどのように考えているか。
【知事】  ヨーロッパでもこの問題が心配されておりますし、アジアでは人の感染も発生しているわけでございまして、今後、専門家の方のお話によれば、突然変異によって新型インフルエンザという形で大きく流行する心配もあるということであります。私ども、実は大変その点心配をしております。
 過去にも、SARSやら鳥インフルエンザなど、さまざまな危機があったわけでありますけれども、今回の場合の広がりやら、専門家の意見などを聞きますと、緊張感を持って対応しなければならないと思っているところでございます。
 今お話しのとおり、国は、14日の日でございましたけれども、「新型インフルエンザ対策行動計画」を策定して公表されたわけでございます。今後、私ども都道府県に対しても要請があるということでございますが、近々、この国が取りまとめた行動計画については、都道府県を集めた緊急会議が行われるということでございますので、具体的にどのような内容の指示やらあるいは要請があるのか、具体的には、その場で対応していくことになろうかと思います。
 それはそれとして、県の方もこの問題の重要性を認識しながら、既に県の医師会の方とは情報提供やら意見交換をしておりますし、関係部局を集めての会議も行っているところでございます。これからは、もし発生した場合の診療あるいは治療を行う医療機関の確保などが問題になってまいりますので、そうした緊急対策を県としても早急に取りまとめをしたいと、今、その準備の途上にあるところでございます。
 今お話にありましたタミフルなんですが、国の計画によれば、膨大な量の備蓄ということになりますね。これは、そうどこでもつくっているというような薬剤ではないようでありますので、その確保だとか流通システムだとか、これはそれぞれの都道府県では対応し切れない部分があろうかと思います。したがって、やはりきちんと国が道筋をつけていただき、国が責任を持ってやっぱり方向性を示してもらう必要があるんだろうと思っております。先月の10日でありますけれども、全国衛生部長会から国に対してこの点についての緊急要望をしたところでありますけれども、そうした大きなシステムあるいは対策の方向性はやはり国の、国家レベルでの対応が必要だと我々考えております。
 県としてももちろん、やるべきことはやっていかなければなりませんので、先ほど申し上げたように国の方で緊急に説明やら会議があるということでありますから、そうしたものを受けて、これから考えていかなければならないと思っております。
 その中で、いろいろ専門家の御意見やらあるいは報道などでもすでに啓発していただいておりますけれども、どっちにしてもこのインフルエンザというものに対しては、どんなインフルエンザもそうでありますけれども、初期的には、手洗いだとかうがいの励行というのがやっぱり予防には最も効果があると、専門家の指摘がありますし、それから、適度の休養あるいは栄養、要するに健康をいかに維持するかということが重要ですね。
 何かタミフルというのも、もともと自然治癒していくのを手助けするというようなものだと、私も何かの記事で読んだ覚えがありますけれども、やはりそうした日ごろの心がけというのは大変重要なようでありますから、県民、市民の皆様方にもそういう点には十分配慮していただくよう、呼びかけは積極的にしていかなければいけないと思っております。
 つまり、いずれにしても、このタミフル、あるいはこれを実際に診断、治療していただく医療機関の確保、万一の場合に備えてどうするかは、我々行政に課せられたこれからの大きな課題でありますので、国と十分連絡調整とりながら、きちんとした対応できるように努力をしていきたいと思っております。

3.

愛知万博の剰余金について

【記者】  先日、博覧会協会から愛知万博の剰余金について報告があり、使途については有識者による検討委員会で考えていくということであるが、開催地としてこの剰余金を今後どのように使ってもらいたいと考えるか。
【知事】  そうですね、先月、私も出席した博覧会協会の理事会でですね、45億円ぐらいから75億円くらいの剰余の見通しの説明がありました。本当に赤字にならなくてよかったなと、たくさんのお客様に会場に足を運んでいただいて、その剰余金が出て、使い道をこれから議論されるという、その博覧会の結果そのものに対しては本当によかったなと、今、実感しております。
 これから協会の方でも、有識者によるこの万博の理念の継承、発展のための委員会で議論されるということで、私、これもとてもいいことだと思います。やはり有識者の方々からさまざまな高い見地で御議論いただいて、せっかくの剰余金ですから、有効に使ってほしいと思いますね。
 我々地元はということですけれど、そういう委員会でこれから議論されるということですので、あまり先走ってどうのこうのというのは、これは大変失礼なことでもありますし、あまり今具体的に何をというようなことを申し上げるべきではないと思いますが、ただ、地元の願いとしては、私はあの博覧会の理念は何だったのかなというふうに今振り返りますと、やはり一つは、テーマである環境ということだろうと思いますし、もう一つは、さまざまな国の、あるいは国内も含めてですけれども、大きな交流があの場をめぐって会場で行われたということだろうと思います。ですから、そういう環境の面やら交流という面で、本当にいいものが後世に残せればいいなと。その後世に残す上では、やっぱり多くの方々にいろいろな形で目に見えるような形になればいいなと思っております。
 加えて、象徴的、シンボリックな何かを残していただくとすれば、やっぱりこの愛知県で開催されて、あの二つの会場で185日間大交流が展開されたわけでありますから、末永く博覧会の記念碑的なものを何か残すとすれば、やはり場所的には長久手会場、瀬戸会場というのは絶好の場所なのかなというふうにも思っているところでございます。
 幸いに、今回つくっていただく委員会の趣旨は、そうした理念を継承、発展させて、それが地域の発展にもつながるようにというような方向性で委員会をつくって立ち上げていただいたようでありますから、そうした地域性も恐らく、博覧会の開催地としての地域性も十分考慮していただけるのではないだろうか、今から楽しみにしております。
 恐らくその委員会でも、地元、我々行政はもちろんですけれども、例えば経済界やら各団体やら、いろんな方の意見もお聞きになるんではないかと思います。そういうときに意見交換しながら、県の考え方なども具体的にお話しできるんではないかと思っているところでございます。

4.

第61回全国野鳥保護のつどいの開催内定     関連資料

【知事】  こちらの方から発表の形で少し時間をいただきますが、よろしくお願いいたします。
 今お手元に資料をお配りいたしましたが、愛知県としてぜひ平成19年の5月に開催したいと誘致に取り組んでおりました「全国野鳥保護のつどい」が、このたび環境省の方から開催の内定をいただいたところでございます。
 この全国野鳥保護のつどいというのは、毎年5月10日から16日の愛鳥週間の中の土日に、環境省と日本鳥類保護連盟、そして開催地元都道府県が主催者となって、愛鳥思想の普及を目的に実施をされております全国規模でのイベント事業でございます。これは昭和22年から毎年開催されておりまして、61回目となるこのつどいを、資料の下の方にあります開催素案にありますように、瀬戸市内の会場をメインとして、万博会場の跡地の海上の森、そして旧愛知青少年公園、これを活用して開催したいと考えております。
 このつどいの開催を予定します19年の5月といいますのは、多くの皆様方に御来場いただいた瀬戸愛知県館が海上の森の拠点施設に生まれ変わって既にオープンをしている時期でもございます。また、長久手会場も新しい公園に再整備されて、そのうちの一部がオープンしている時期だと思われます。したがって、あの博覧会などを思い起こしていただき、博覧会でのテーマなどもいろいろと御議論いただけるのではないだろうかと思います。
 それから、野鳥と本県とのかかわりという点でございますけれども、これも記者の皆様方には言うまでもないことでございますが、今回の博覧会は、オオタカの営巣を機に大変大きな問題提起がなされたわけでございまして、紆余曲折もございました。しかし、むしろこのことが契機になって、環境問題というものを真正面で受けとめる博覧会に、私は方向を変えることができたと思っておりますし、また、結果的に博覧会の成功につながり、国際的にも評価されるものになったと思っております。
 したがいまして、19年5月という開催の時点、あるいは今申し上げましたとおり本県とこうした野鳥とのかかわりからいたしまして、つどいに参加する全国からお集まりのお客様方に、本県における野鳥保護の取り組みや、あるいはさらにもっと広く、自然環境の保全の取り組みなどを御紹介することができるんではないかと。その意味では、まさに博覧会の成果をこれから継承するいいきっかけになるんではないかと思っておりまして、意義あるものと考え、これまで誘致に努めてきたところでございます。今回のことがまた新しい愛知県の環境への取り組みやらあるいは交流へのきっかけになればと、大いに期待をしているところでございます。

5.

フェロシルトについて

【記者】  今日、愛知県はフェロシルト撤去の措置命令を出したが、石原産業はこれまでも、自主撤去すると県へ報告してきた中で、あえて今日措置命令を出したという県の考えは。
 また、三重県、岐阜県が刑事告発をしているが、愛知県では刑事告発の予定があるか。
【知事】  あえて出したというよりも、私どもはこれまでの調査、それから石原産業からの聞き取り、関係の諸事情からいって、産業廃棄物であるという考えのもとに、今回のことを対応しております。したがって、産業廃棄物ということになれば、当然、責任ある立場で撤去してもらわなければなりません。今まで愛知県内だけでも13カ所ぐらいになりますか、撤去済みのところもありますけれども、県民の皆様方の心配、不安というものも高まっておりますし、これだけ社会的な大きな問題にもなっておりますので、産業廃棄物である以上は、法に基づく措置命令としてきちんと対応を求めていくという考えで、今日、その撤去命令を出したということであります。
 もちろん、撤去していただくのは相手方の会社でありますので、従来からも自主撤去という姿勢を示しておられましたが、より確実に、より適正に、それからよりスピードアップをしていただけるように御努力をいただく必要もありますから、私どもは今回の措置命令は必要なものと考えております。
 撤去もですね、膨大な量のフェロシルトを含む土砂などを運び出していただく必要があるわけでありますから、例えば、運搬に用いるトラックでも膨大な量になります。そうした撤去の作業なども、当然のことながら、沿線住民の皆様方の生活に悪影響を及ぼさないようにしていただかなければなりませんし、それから、現地での作業などもさまざまな配慮が必要になってまいります。今日は、措置命令を出すに当たっては、そういうようなことも十全に対応していただくようお願いをしたところでございます。
 それから、告発という観点でありますけれども、刑事告発のための要件は、もちろん、きちんと我々もチェックし、積み上げて対応しなければならないことであります。
 三重県さんが最初に告発された事案は、ちょっと私どもの事案とは若干違うところもございます。しかし、我々は、前回の記者会見でも申し上げましたけれども、とにかく不安を解消し、安全を取り戻すためには撤去がまず第一だということで、これまでその姿勢でこの問題に取り組んでまいりました。今後のことにつきましてはもちろん、条件が整い、必要になれば、告発ということも当然頭に置いております。けれども、まだそこら辺の状況を十分詰めなければいけない問題もございますので、捜査を担当されるであろう県警ともよくよく相談し、調整しながら、今後の対応は決めていきたいと思っております。
 なお、お聞きすると、岐阜県さんは手続をとったということでありますが、まだ正式に受理になってないとも聞いております。やはり事実関係をきちんと積み上げ、それから物事を正確に判断して対応することが必要かなと思いまして、これからよくよく協議していきたいと思っているところでございます。
 それから、三重県さんが早い時期にああいう形で個別の事案についての刑事告発をされましたので、強制捜査が大分進んでいるようでございます。そういう中でいろいろ解明されてくるものもありましょうし、それから、三重県警の捜査の中で当然モノがこの東海各県に広がっておりますから、恐らく岐阜県警あるいは愛知県警とのいろいろなかかわりも出てくるんではないかと思いますね。そういうようなことも総合して頭に入れながら、告発について今後の対応を考えていきたいと思っております。
 したがって、やらないということでもありませんし、あるいはもうやるということを今決めたわけでもございません。これから十分に検討していきたいと思っております。
【記者】  県警と相談していくとのことだが、これは愛知県警を指すのか、三重県警を指すのか。
【知事】  行為違反の現場は愛知県内にたくさんあるわけですから、愛知県警さんと無関係ではあり得ないと思っております。具体的にどういう形で進めていくかについては、十分精査し、検討した上で決めていくことですけれども、もしどういう形であれ検討を進めていく中では、地元の県警と無関係だとは思っていません。現場が先ほど申し上げたとおり13ヶ所もありますしね、いろんなかかわりはもちろん愛知県とあるわけですね。ただ、先ほど申し上げたとおり、捜査の手続上は、三重県警さんも岐阜県警さんもいろんな形で横の情報交換などが必要になってくるのではないかと思います。



 

  関連資料  

                                      
                                        平成17年11月21日(月)
                                        愛知県環境部自然環境課
                                        調整・施設グループ
                                        内線3061・3062
                                        (ダイヤルイン)052−954−6227

第61回全国野鳥保護のつどいの開催内定について


 このたび、平成19年5月に「第61回全国野鳥保護のつどい」を本県で開催することが内定しましたのでお知らせします。

 全国野鳥保護のつどいは、環境省、財団法人日本鳥類保護連盟及び開催地元都道府県が主催者となり、野鳥を保護し、愛鳥保護思想を広く国民に普及する愛鳥週間中(5月10〜16日)に実施する中核的行事となっているものです。

 本県は、愛知万博の開催に当たって、オオタカの営巣発見を契機とした会場予定地の変更を含め、自然環境の保全のための最大限の努力を重ね、国際博覧会史上初めて森の中を会場地とするなど、環境問題をテーマの中心に掲げるにふさわしい万国博覧会として成功させることができました。そして、その成果を継承・発展させる環境先進県づくりに取り組み、自然との共生をその中の重要な柱の一つにしております。

 「第61回全国野鳥保護のつどい」は、本県の環境先進県づくりの一環として開催を計画するものであり、本県の先駆的な自然環境保全の取り組みや豊かな観光資源を全国からの参加者にアピールするとともに、自然とともに生きる知恵を育み、次代に継承する機会となりますよう、今後、準備を進めてまいります。

【第61回全国野鳥保護のつどいの開催素案】
 ・日程:平成19年5月12日〜13日(愛鳥週間中の土曜日、日曜日)
 ・会場:瀬戸市内及び万博会場跡地
 ・内容:記念式典(野生生物保護功労者表彰、歓迎アトラクション)、記念行事(海上の森や旧愛知青少年公園での巣箱設置など)、愛鳥シンポジウム、自然観察会等を予定