知事の記者会見
メインメニュー
知事のマニフェスト 知事の発言・寄稿 知事記者会見 県議会知事提案説明 知事からのメッセージ 知事交際費の執行状況 プロフィール トップページ 写真で見る主な活動


平成18年6月5日(月) 午前11時
1.

知事選について

【記者】 来年2月の知事選については、現在の知事与党の各党が、神田知事が愛知万博と中部国際空港の二大事業を成功させたという実績と、今年の3月末に4年間を総括した「新しい政策の指針」をまとめられたということを受けて、知事の3選に向けて具体的な動きを始められていると、また自民党や民主党もそれぞれの政策ビジョンをつくって知事に示すというようなことも聞いております。
 そこで、知事選について神田知事が今どのように考えてみえるか。また、その意向を表明される時期があるとすればいつなのか。
【知事】 このところ、私の選挙の関連でいろいろと御心配をおかけしたり、あるいは様々な形で関心を持っていただいておりまして、関心を持っていただくことは大変ありがたいことでありますし、また、いろいろ御心配をおかけしていることに対しては、率直にお礼を申し上げたり、お詫びを申し上げたりの気持ちであります。
 まず、私自身の考え方でありますけれども、現時点で、身の振り方についてまだ明示できるという段階ではございません。
 と申しますのも、一つは、やはり選挙というのは多くの皆様方の御理解や御協力を前提にして進めるものであります。したがって、当然のことながら、各団体、政党の皆様方、あるいは私をこれまで2回の知事選挙でお支えいただいた広範の皆様方の御意見、あるいはお考えを十分聞いた上で、物事を判断する必要があるだろうと思っております。
 それから二つ目は、私は今、愛知県は大変重要な時期にあると思います。去年、二大事業を終えまして、これから県政がどのように、どちらの方向を向いて、何を目標に進んでいくかということについては、今、いろいろと検討したり、取り組んだりする仕事が山積しております。それらをやはりきちんとやっていかなければならないので、そのようなことも総合的に判断して、未だ表明する時期には私自身至っておりません。
 けれども、今、御質問にありましたとおり任期は来年の2月でありますから、いずれ私自身も自分の身の振り方について結論を出して、きちんと多くの方々にお話しする時期が来ようかと思います。その時期はいつかということでございますが、時期的なものを特に固定的に考えてはおりません。
 従来、やはり秋ぐらいに表明してきた経緯はございます。その時期にこだわっているわけではございませんが、多くの皆様方との御相談や、あるいは協議を得ながら、自分でその時期もきちんと見定めて決定しなければいけないと、そのように思っているところでございます。
 いずれにいたしましても、選挙というのは、私自身もきちんと決断しなければならないことになりますし、多くの皆様方の協力も必要なことであります。また、時期が来て、そういう協議がいろいろと進んでいけば、記者クラブの皆様方にも改めてその時の考え方をお示ししなければいけないと思っておりますが、今はまだ、そういう段階には至っておりませんので、御理解をいただきたいと思います。
【記者】 これまで2回の選挙も、自民、民主、公明という主要3党が共同で支援する体制がとられ、現在の知事与党もいわゆるオール与党体制になっています。各党が共に神田知事を推す体制が2回続いた効果や、愛知県政に果たしてきた役割について、どのように評価されてみえますか。
 また、伝え聞くところによりますと、民主党の小沢代表が知事選や政令指定都市での首長選では原則的に相乗りはしない、独自の候補者を擁立するといった基本的な方針を示されています。それについては、どのように考えられますか。
【知事】 お話のように、自民党、民主党、公明党、それぞれ過去2回大変な御支援をいただき選挙を戦ってまいりました。大きな仕事、あるいは様々な重要課題を推進していくためには、議会の皆様方の御協力なくして、私はできないと思っております。したがって、こうした各政党の御支援をいただいたり、あるいは推進役になっていただける関係にあるということは大変ありがたいことだと率直に思っています。
 二大事業もそうでありますけれども、こうした仕事がまがりなりにも大成功だというような評価を今いただいておりますのも、政党の皆さん方が一つになっていただいた結果だと、私は思っておりますので、これからもこうした良い関係というものを維持することは必要だろうと思っております。
 何かオール与党、総与党という形について、もたれ合い、あるいは何か十分な議論なく、物事が進んで弊害があるのではないかというようなことをよく言われます。確かにそうなってはいけないので、我々も十分気をつけなければいけないところだと思います。
 現にこれまでは、与党だから無条件で賛成していただいたり、与党ゆえにすべてが賛成だというような、そんなことはございませんので、やはりそれぞれの政党が立場をお考えになり、やはり必要なものはきちんと御指摘いただいたり、批評いただいたり、あるいは時には叱正いただいたり、そういう緊張感の中で私はやってきただろうと思います。
 これからも、政党の力、県議団の力というのは大変大きなものがあると思いますので、事を進めていく上では協力を求めなければなりませんけれども、すべて何でもかんでもというようなこと、そんな甘いことは考えておりませんし、また、そういう時代ではないと思っております。
 それから、今、小沢代表さんのお話が出ました。民主党としての様々な政治の方針はありましょうから、それについて、私どもが、まして予定者になる立場の人間が、そういう今ポジションにいる人間がコメントするような立場ではありません。民主党さんとしての考え方に基づいて、代表がお話しになっておられるのだろうと思います。
 ただ、報道などを子細に眺めてみますと、県連の考え方や決定を尊重したいというようなこともおっしゃっているようでございますので、やはり党としても、地域と連携し、協議する中で、今後のことをいろいろとお決めになるのではないかと、そのように思っております。
 いずれにいたしましても、先ほど申し上げたとおり、いろいろな政党の力というのは、物事をきちんと大きく推進する上で、これは大変重要なことだと思っておりますので、私どもは、これからもそういう点は大切にしていかなければいけないだろうと思っております。
2.

春日井市議会議員の補欠選挙について

【記者】 5月下旬に行われた春日井市議会議員の補欠選挙は、改選数を間違え、告示後に訂正し、投・開票が行われたのですが、地元の市民の方から異議申し出がなされ、選挙の無効、やり直しを求める声が出ています。
 春日井市の選挙管理委員会は、今回の選挙については適正だったと判断しているようですが、知事として、この選挙が適正であったのかどうかという所感を伺いたい。また、異議申し出がなされているので、今後、県の選挙管理委員会に審査申し立てという流れも予想されますが、その場合は、県として、どのように対応されるのか。
【知事】 はじめにお断りをしなければなりませんのは、選挙管理委員会というのは、御承知のとおり、独立の委員会として独立的な存在でありますので、県の知事部局の立場でその具体論の中身に入って、今の段階であまりコメントすべきではないと思っております。ましてや、異議申し立てなどがあって、その手続きが進行しておりますので、御質問に対しては、あくまでも一般論としてお答えをさせていただきたいと思います。
 一般論ということで言えば、今回のことは本当に残念です。残念ですし、極めて遺憾なケースだと思います。と申しますのは、私というよりも、これはどなたから見てもそうでしょうけれども、選挙そのものは民主主義の一番根幹にかかわることで、粛々と公正に、適正に事務手続きが行われて当然のものです。そういう中で、やはりいろいろ手続き上、問題が出てくるということは、良いことでないことは当然のことです。ですから、その意味で、先ほど申し上げたとおり大変残念なことであります。
 選挙制度がいろいろ改正される中で、だんだん複雑化をして、今回のようなミスにつながったのだろうと思いますけれども、このようなことは、やはりあってはならないことだろうと思います。
 県の選挙管理委員会におかれましても、再発防止については、早速、委員長名で文書により、指導、注意を喚起したり、あるいはチェックリスト的なものを作って、確実な実行のための方法もとられているようでございますけれども、一般論として言えば、県の選挙管理委員会としては、こうしたことが行われないように、きちんと対応していくことでしょう。それから、市町村選挙は市町村の選挙管理委員会が管理、執行するわけでありますので、やはりきちんと常日ごろからそういう体制を確立して、いざ選挙のときには間違いの無いようにしていく必要があると、そのように思っております。
【記者】 現時点で、知事部局として、今回のケースについて対応しようというか、あるいは選挙管理委員会に相談するといったお考えはあるのでしょうか。
【知事】 先ほど申し上げましたとおり、県の選挙管理委員会は事の大きさというものをお考えになって、もう直ちにそういう対応をとられました。それがきちんと市町村の選挙管理委員会で徹底されること、確立されることが重要でしょうね。
 それから、県の選挙管理委員会が管理、執行する選挙も当然あるわけですから、そういう間違いが無いようにしていくことは重要だと思いますので、特に今、委員長さんと私が特にお会いして、対応を話し合うというようなことはいたしませんけれども、現に、もうそうしたことを県の選挙管理委員会でも行っていただいております。そのように報告を受けております。
3.

改正地方自治法の成立に伴う出納長廃止について

【記者】 このたび、出納長、収入役を廃止するといった改正地方自治法が成立しましたが、愛知県の場合は、この4月に出納長を新たに選任されたばかりですけれども、今後、出納長が無くなった場合に、副知事を3人体制にする可能性はあるのでしょうか。
【知事】 そうした地方自治法改正の議論があることは、4月の人事のときも、我々ももちろん認識しておりました。ただ、出納長は御承知のとおり必置機関です。4月1日付けであのような形で新たな出納長を選任いたしました。
 問題は、法改正を受けて、これからどうするかということでありますが、この法改正のことももちろんでありますけれども、行政が関わる様々な課題、言い換えれば守備範囲が、今どんどん広がりつつあると思います。
 本県の場合、2人の副知事がいるわけでありますけれども、特に、地方分権というような大きな潮流の中で、地方が担うべき仕事も多岐にわたり、私も従来から副知事の仕事ぶりや日程などを見ていましても、かなりハードですから、やはりきちんとした課題解決のためにゆとりを持って仕事をする上では、いずれ副知事をどうするかということも議論しなければならないと、そのような認識を持っておりました。
 では具体的にどうするかということでございますが、法改正がなされたばかりのことでありますし、副知事を増やすということは、当然、これは執行体制にも大きく影響することでありますので、現在の執行体制の様々な検討、あるいは議会との調整など総合判断した上で、この問題については対応していきたいと思っております。
4.

愛知万博メモリアル「市町村対抗駅伝大会」について

【記者】 先日、モリコロパーク(愛・地球博記念公園)で、愛知万博の記念駅伝を開催する計画があるというような報道がありました。これについて、知事はどのように考えてみえますか。
【知事】 まだ企画段階の話ということでございますので、確定したものではありませんが、私どもが漏れ聞いているのは、目的はやはり博覧会を記念したものにしたいということ。それからモリコロパークを主会場に行うということ。それから県内の市町村に漏れなく参加してもらってやろうという、そのような企画だと聞いておりますので、私は素晴らしい提案ではないかなと思っております。
 特に、博覧会が終わって、もう半年以上経過しますけれども、あそこでいろいろ経験したことや楽しまれたことの余韻が、これほど強く残っていることは、博覧会を開催するまでに想像しなかったことです。そういうパワーや期待、熱気というものを、やはり一つに集合できるいろいろなイベントを考えていかなければならないというふうに私自身も考えておりますので、まだ企画段階の話ではありますが、実現するとすれば、県としても前向きに対応していきたいと思っているところでございます。
 特に市町村は、御承知のとおり、ここ1〜2年の間にかなり合併が進みました。行政の枠組みがいろいろ変ってきましたので、その意味でも、何か一つのものに地域が糾合して楽しんだり、あるいは競い合ったりというようなことが、良い形で展開できればいいなと、そんなふうにも思っております。
5.

秋田県の小学1年生男児殺害事件について

【記者】 秋田県で小学1年生の男児殺害事件がありましたが、犯人は近隣の親しい住民ということです。この事件を受けて、今後行政として、こうした犯罪を抑止していくために、どのような考えで臨んでいかれるのか。
【知事】 容疑者が逮捕されたという報道にも接しましたけれども、率直に思うのは、ちょっとやりきれない気持ちです。それから、事件の全容がまだ解明されてないので、被疑者がどういう動機や心境で何を行ったのかが見えておりませんから、言いづらいのですけれども、幼い命が狙われる事案が今年に入っても幾つかありました。例えば、通学途上で見知らぬ人に声をかけられて連れ去られるということでありますけれども、今回の場合は、近所でよく知ってる人ということになれば、どのようにこれを食いとめるのかというようなことは、なかなか妙案がすぐ出てくるようなことではございません。
 ただ、このような幼い命を亡くすという事件に接して、学校の先生が学校現場などで子供たちに危険回避のために何をどう教えていくのだろうかなと、現場の先生方の戸惑いや難しさを今想像しております。
 愛知県におきましても、今、「治安回復元年」ということで、一生懸命いろいろなことに取り組んでおります。その中で一番柱にしているのは、各小学校区に地域の防犯団体を作ろうと、県内全域に作っていただきたいということであります。できるだけ地域に根差した、あるいは地域の様々な情報を把握できる、そうした小回りの利く防犯団体というのは必要だなと思っておりますので、そのようなことを地道にやっていくしかないのだろうと思っております。