知事の記者会見
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平成20年8月18日(月) 午前11時
1.

海外渡航の成果について

【記者】  8月2日から14日まで、アルゼンチン、ブラジル、ドバイに渡航されましたが、その成果と所感を伺います。
 また、渡航を終えて、今後、新たに検討するような案件があればお聞かせください。
【知事】  8月の2日から14日まで、主としてブラジル及びアルゼンチンの県人会の祝賀行事などに出席のために渡航いたしました。御承知のとおり、ブラジルは移民100年に当たる記念すべき年でございます。加えて、ブラジルにおける愛知県人会が設立以来50周年に当たる節目の年でございまして、祝賀会や諸行事が行われたところへ出席いたしました。それからアルゼンチンの方も、そうした節目ではございませんけれども、県人会活動が活発に行われておりますので、同様にその諸行事に出てまいりました。
 今回は、特にブラジルは移民100年ということもございまして、日本とブラジルの交流年に当たるということで、大変活発に、あるいは盛大にいろんな行事が行われておりまして、私も、5年ぶりに2回目の渡航でございましたけれども、前回よりもさまざまな行事そのものが大変盛り上がりを見せていたような気がいたします。
 それで行事は、県人会主催の式典だとか、あるいは愛知県側主催の祝賀会的なものをブラジル、アルゼンチンともに実施をいたしましたけれども、特にブラジルの方は、愛知県が日系ブラジル人が全国一多いという、そういう条件にもございますので、よりこれから両国あるいは愛知県とブラジル人との交流が深まるようにということで、ブラジリアのブラジル政府にも訪問をいたしました。特に、アレンカール副大統領にお会いすることができ、前回のこの記者会見でも皆様方にお示しをした愛知県からのメッセージを盾にしたものをブラジル政府・大統領官邸に納めていただくよう、お渡しをしてまいりました。
 私は、この副大統領といろいろお話しする中で副大統領がおっしゃった言葉に言い尽くされた部分があって、大変感銘を受けました。それはこういう言葉であります。「日本人は100年前からブラジルの発展に努め、いろいろ教訓をくれた。ブラジルは日本人を尊敬し誇りに思っている。」これは副大統領自らそのようにおっしゃっていただき、つまり、日本人がこの遠い国で本当に社会の中で根を張り信頼され、活躍し、よきブラジルにおける隣人として確固たる地位を築いたということを痛感したわけであります。
 現地の島内大使も訪問してお話ししましたけれども、大使はこういうおっしゃり方をしました。「ブラジルには150万人の日系人が住んでいると言われているけれども、全人口からいえば1%未満である。しかし、今回の移民100年あるいは日伯交流年というのは、一部の日系人だけのお祝い、お祭りではなく、ブラジル人も積極的に参加をし、一緒に国を挙げてお祝いをしている。したがって日系人だけのお祝いではない。」というようなことも、大使の立場で実感を持ってお話をいただきました。
 私はそういう姿を目の当たりにし、また、現に向こうの愛知県人会の皆様方とお話をして、本当に改めて感銘を深くいたしました。前回は5年前に訪問したわけでありますけれども、たった2回目のことでありますけれども、何か家族のもとを訪問したような、温かい気持ちになったのが実感であります。
 それで、今後検討することということでございますけれども、先ほど申し上げたとおり、愛知県には日系人の方がたくさんいらっしゃいます。今、日本語学習支援やらさまざまな、こちらに住んでおられる日系ブラジル人の方々の生活をサポートするための、県としての施策を行っておりますけれども、やはりそういうものをこれからも充実強化して、ちょうど日系人がブラジルでお世話になり、いい信頼関係を築いたように、今いる日系人の皆様方にも、この愛知へ来てよかった、日本へ来てよかったというような、そういう気持ちになっていただけるような施策の展開が必要だろうと思っておりまして、国でやるべきこと、市町村でやるべきこと、そして県でやるべきこと、連携を密にしながら、これからも充実を図ってまいりたいと思います。
 それからドバイでは、エミレーツ、この航空会社の会長であるアルマクトゥーム会長・殿下にお会いすることができました。3年前にこの県庁へ訪問していただいておりますので、2回目の面会ということになるわけでございます。セントレアにとりまして、このエミレーツは大変今、重要な路線になっていると思っております。ドバイそのものは、ドバイを基地にさまざまなところへ路線を展開しておられますので、ハブ空港の役割を果たしております。したがって、この地域の方がドバイ経由で世界各所にビジネスあるいは観光で展開する上でも、とても重要なものだと思っております。したがって、今回の表敬訪問は、より信頼関係を築いて、いつまでもこのエミレーツがセントレアといい関係を続けられるように、そういう願いを込めての訪問でございました。大変ドバイは今、活気がございまして、さまざまな都市計画も進行中でございますけれども、次の空港づくりにも進んでいるということで、そのスケールの大きさなどにもびっくりいたしました。
 それから、エアラインの路線としては、セントレアとドバイ、それからドバイからサンパウロ便が昨年開設され、これは大変好評を博しているというふうに聞いております。この地域にお住まいの日系ブラジル人の方々が母国へ帰られる上でも、大変重要な路線になっておりまして、実際に搭乗率もまあまあ健闘しているということでございます。これからもより関係を強固にして、セントレアの発展にも貢献できればと思っているところでございます。
 以上、今回は長旅でございましたけれども、5年前と違う点は、今回のブラジルの50周年あるいは移民100年に際して、県議会の調査団がちょうどそうした行事にも参加していただいたこと、それから、市長会の海外視察のメンバーにも何人かの市長さん方がその式典などに参加していただきまして、5年前よりもさらに一層盛り上がったというふうに感じております。
 いずれにいたしましても、とてもいい出張であったというふうに思っております。これからこの経験を生かしながら、県政に結びつけていきたいと思いますし、施策の上でも反映できるものはしていきたいと思っているところでございます。
 なお、最後に若干の感想めいたことを言いますと、日系人というのは、もう3世、4世の時代に完全に入ってきております。県人会の中でも、日本語がわからない、理解できない方もこれからどんどん増えていくと思います。やはり言葉が通じないということに今後仮になっていくと、この県人会活動やら交流がどうなっていくんだろうかなと、とても心配をいたしております。今後、また5年あるいは10年後にも節目の行事が行われるであろうと思いますが、どんな変貌ぶりが将来あらわれてくるのか、心配も若干ございます。言葉がとても重要で、今こちらにいらっしゃる日系ブラジル人の方々もやっぱり言葉が大きな障害になっているようでございまして、これからこの言葉の問題をどう乗り越えていくのか、これが当面大きな課題だろうと、そんな印象を持っております。
  
2.

北京オリンピックにおける県関係選手の活躍について

【記者】  北京オリンピックで愛知県出身の選手や、愛知県を活動拠点としている選手の活躍が目立っています。そうした県関係選手の活躍についての所感を伺います。
 また、安城市出身の柔道の谷本選手が、アテネに続いて2連覇を果たしました。前回のオリンピックから金メダリストにはスポーツ栄誉賞を贈っていますが、連覇した選手に特別な県民栄誉賞のような賞を贈ることを検討される考えがあるのか伺います。
【知事】  北京オリンピックはちょうど海外渡航中に始まりまして、私どもも訪問先でも気になり、いろいろ情報を集めておりましたが、テレビのスイッチを入れましてもなかなか、日本選手の活躍ぶりというのが直接映像で流れることは少のうございました。しかし、いろいろネットで調べたり携帯電話で調べたりなどしておりました。
大分盛り上がりを示しております。やっぱり愛知県にゆかりのある方が活躍されるというのはとてもうれしいことでございます。今お話しいただいた谷本選手、女子柔道ですね。それから、昨日一昨日あたりは女子レスリングも、これもアテネに続いて金メダル、銀メダルを獲得されましたし、室伏選手はちょっとメダルということには及びませんでしたけれども活躍されました。あと、松田選手が銅メダル、加藤選手が6位に入賞されたり、黒田選手、これは体操ですね、黒田選手が5位に入られたり。オリンピックのひのき舞台で入賞を果たすというのは、もうやはりすごいことで、県民に希望やら夢を与えてくれるというスポーツのすばらしさを目の当たりにしております。
 私は、オリンピックのすばらしさというのはそういうところにあると思います。やはり勇気だとか夢だとか喜びだとか、さまざまなものを国民に与えてもらえる最大の舞台、ステージだと思っておりまして、心から県関係選手の活躍はもちろんでありますけれども、日本人選手の活躍にも感謝をし、喜びを県民の皆さん方と分かち合いたいと思います。
 そこで、御質問いただいた、連覇された人の顕彰をどうするかということでございますが、実は、私も帰国しましてから、どういう対応がいいのか、今検討しております。まだ結論には至っておりません。まだオリンピックも終わっておりませんし、途中ですし、私も前半日本を離れておりましたので、県民の空気やら盛り上がりなどもまだ十分認識してないところがありますので、そういうのを総合的に把握した上で、こうした活躍ぶりを県民とともに祝福する方法としてどういう方法がいいのか、今検討しているところでございます。
 なお、ちなみに申し上げますと、4年前のアテネのときは、県の関係選手が金メダル取られた方が複数いらっしゃいました。谷本選手もそうですし、室伏選手あるいは女子レスリングの皆さん方もそうでした。そこで、スポーツ顕彰のスポーツ功労賞に、さらに金メダルというか1位になられた方を、スポーツ栄誉賞というものを新設して顕彰させていただきました。その方々がまた何人か連覇をなさったということでございますので、そのままでいいのか、あるいはさらにより顕彰の気持ちを強める別の形がいいのか、どういうふうにしたらいいのかということで、今、若干迷いもございまして、内部で検討しているようなことでございます。オリンピックが終わり、できるだけ早い時期に何らかの方向を出そうかと思っているところでございますので、どうぞまた、そのときには公表させていただきますので、よろしくお願いを申し上げます。