知事の記者会見
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平成21年7月21日(火) 午前11時
1.

衆議院議員総選挙について

【記者】  まもなく衆議院が解散され、総選挙となります。知事としては今回の選挙に何を期待しているか伺います。
【知事】  今度行われる選挙はまさに政権選択、日本の国政にとって大変重い意味のある選挙になることが予想されます。
 私、現在の社会経済状況などを眺めるときに、やはり有権者の皆さん方が今回の選挙に何を期待し、何を考え、どんな判断をされるのかと、いろいろ想像をめぐらすわけでありますけれども、私は今この社会の中で、特にこのところ蔓延する不安というものに対して各政党がどういう政策を掲げて戦うのかというふうに私自身は受けとめております。
 言うまでもなく、景気が昨年の秋以来こういう状況であります。その中で多くの方々が、非正規の方を中心として働く場所をなくされて、雇用不安が続いております。こういう景気あるいは雇用といった大きな国民にとっての不安材料、これがまず第一にあろうかと思います。
 それから、生活レベルで多くの方々は、例えば福祉、例えば教育、そんなことで、例えば長寿医療制度がこれからどうなっていくんだろう、介護保険がどのようにいくんだろう、医師不足はいいだろうか、年金はどうなっていくんだろうか、こういういわゆる福祉の分野、社会保障の分野についても、さまざま将来に対して不安をお持ちだと思います。こうしたものについても、やはり今度の選挙戦で戦う政党がどういう政策を掲げて信任を求めていかれるのか、これもとても大きな課題だと思っております。もとより国は外交なども大きな課題がございますけれども、総じて言えば、そうした不安という切り口で尊い1票を選挙の際に投ぜられるのではないかと思っております。
 私ども地方自治体の立場で言えば、地方分権というのも大きな課題でございます。地方分権が間違いなく我々が望む方向に進んでいくのかどうか、それに対して政権を担う立場の政党がどのような姿勢で取り組んでいくのか、これも我々行政の立場では大きな関心を持っております。
 そんなことで、いずれにしても、日本のこれからの数年間を決めるとても重い意味を持つ総選挙になるものと思いますので、私どもも注意をしながら、この選挙戦、しっかりと眺めていきたいと思っております。
【記者】  知事は、自民党、公明党の推薦を受けて知事選挙を戦われました。今回の衆議院選挙は与党側から応援要請があると思います。まだ、マニフェストも出揃っていない段階ではありますが、応援要請に対してどう関わっていくのか伺います。
【知事】  私個人としても、選挙で選ばれる政治家という立場でこれまでさまざまな政治活動もしてまいりました。今回の総選挙においても恐らく、特にいわゆる政権与党と言われる候補者から声がかかるかもわかりません。声がかかった場合は、私は御協力することも当然あると思っております。ただ、私などの立場ですと、かなり忙しい公務を持っておりますので、日程調整できるのかどうかということもございます。何せ愛知県は15区ありますので、単純に考えても15人の方、それに比例などの方もいらっしゃる。身一つですべての御要望やら要請に応ぜられるものではありませんので、公務をこなしながら、適宜適切にその都度判断しながら応援することは当然あると思います。
  
2.

全国知事会議について

【記者】  先週、三重県で全国知事会議が開催されました。2日間に渡る論戦を振り返っての所感を伺います。
【知事】  今回の三重における全国知事会議ですけれども、政局がこういう時期であったことも含めて、いろいろ議論の内容がメディアの皆さん方にも注目されました。御承知のとおり47都道府県があるのですけれども、知事本人の出席が43名ということで、知事も積極的にかかわって議論が展開された、三重における知事会議だったと思っております。
 三重県が、準備大変だったと思いますけれども、本当に行き届いた対応をされたことを、私も隣県の仲間の一人として敬意を表したいと思っております。
 さて、そこの中で議論されたことですけれども、これはさまざまな分野に及んでおりますけれども、大きく分けると、四つ五つあったと思います。
 その一つは、政界がこういう状況になっておりますので、いわゆる政権を担う各政党の公約をどう評価するのか、そして、その評価を踏まえて全国知事会として支持を打ち出すのかどうかというのが大きな議論の対象になりました。
 それから二つ目は、地方分権とも絡むことでありますけれども、このところ特に大きく関心が高まっております直轄事業の負担金の見直し問題、これも活発に議論されました。
 それから三つ目は、地方消費税といいますかあるいは国税としての消費税、こういうもののあり方に絡んでまいりますけれども、知事会として積極的に消費税の値上げを打ち出すかどうか、これも大変な議論があったところでございます。
 そのほか、これはある知事さんから提案があって議論がいろいろ行われましたけれども、道州制を今回の選挙の中でどのように打ち出していくのか、これも議論がいろいろ展開された課題でございました。
 最後の五つ目は、やはり地方分権、第二期地方分権改革が今、大詰めの重要な時期になっておりますだけに、全体として、これまで地方分権改革推進委員会から提案されたものも含め、この第2期地方分権を今後どのように運動展開していくのか、知事会としてどう取り組んでいくのかということだったと思います。
 こうした大変幅広の、また大きな課題について活発に議論がされ、私はその意味で大変成果があった知事会議だったと思っております。やはりひざを交えて議論するということがとても重要だなということも再認識いたしました。
 その今申し上げた四つ五つの議論の中身については、もう皆様方も御承知のとおりでございますので、御質問あればお答えしますけれども、そんな全体の会議だったように思っております。
【記者】  各党のマニフェストの採点については、知事も加わることになりますか。
【知事】  知事会で議論があったのは、実は、5月18日東京で行われました全国知事会議のときに、やはりしっかり政党支持を打ち出すべきじゃないかと、全国知事会としても、もう政策実現のために支持政党を明らかにすべきじゃないかと、こういうところから議論が起きまして、今回の知事会議の中でもそれが展開されたわけであります。
 私も全国知事会の中で発言をいたしましたけれども、私は、評価は重要なことだと思います。評価は重要なことだと思いますけれども、細かく評点や、採点項目を細かく分類したり配分したりすることにいささか疑問を持っておりまして、かえってそうした細かいことの積み上げが本当に実態をあらわす結果をもたらすんだろうかと、こういう問題提起をいたしました。
 それから、知事会として支持政党の件については、これは私は知事会としてはやるべきではなく、反対だということを申し上げました。その理由としては、県政が担うべき守備範囲というのは、地方分権はとても重要なことでありますけれども、県民の関心もさまざまでありますし、我々が取り組んでいる仕事も大変広範囲に及んでおります。地方分権だけで輪切りにして、その局面だけでどこどこの政党を支持するということを表明すると、かえって全国知事会に対する信頼あるいは県行政に対する信頼を損なうことになるだろうということで、私は反対をいたしました。
 幸いにして、そのときの意見もそういう方向になりまして、評価はするけれども支持政党は表明しないということになりました。私自身は、ですから評価そのものは反対するわけではないですが、そういう細かな配点や評点の分類というものにいささか疑問を持っております。具体的にどうするのか、どの範囲でどういう形でこれが行われるのか、知事会のこれからの連絡などを待ちたいと思いますけれども、状況に応じて判断していきたいと思っております。
【記者】  マニフェストの採点については、知事会議で採点方法の案が示されましたが、示された内容には反対ということですか。
【知事】  賛成か反対かというよりも、私が申し上げたのは、評価の採点をするならば、あまり細かく項目を細分化すると、実態とむしろ乖離する結果が出たりするので、もう少し採点方法について大枠の評価の方が私はいいと思いましたので、意見を申し上げました。ところが、いろいろな知事さん方の意見もあり、たしかあれは9項目でしたかね、細かく採点の配分をする、あるいは評点基準を定めるということで、そういう方向にされました。それは知事会として議論の末そういう結果になったわけでございまして、私はそれがだから反対だというようなことを今強弁しようという気は毛頭ありません。
 結局、全員やるのか有志だけにするのかというようなこともあって、基本は有志ということになりました。どのような形で、どういう形で行われるのかは、まだつまびらかではありませんけれども、したがって私どもも、具体化してきたらその段階で判断しようと思っているということで、今お話しのように、2日目に出てきたあの配分が反対だということで、反対ゆえに参加しないとかそういうことではないと思っております。
【記者】  知事がマニフェスト採点に参加する可能性があるということですか。
【知事】  そうですね。参加するかどうかということは、配点よりも、地方分権の実現でどういうふうな採点をするかということですけれども、例えば、マニフェストが出そろって、印刷物の表現だけで正確に、しかも詳細な分類判断ができるだろうか。従来も、実は、全国知事会としては、プロジェクトチームで評価などしてまいりました。それはやはり各政党に対する要望、そのときのいろいろな意見のやりとりなどが中心で、総合判断してやってきたんですね。だから、文面や活字だけで評価することが本当に正確にできるかどうか、私はそこら辺にも疑問を持っていますので、先ほど、出てきた段階で判断したいということは、そういう総合判断の中でやりたいと思っております。したがって、任意の知事の参加のもとにやるということであれば、参加しないという選択肢もあると思っています。
3.

地方道路公社の料金割引き後の利用状況について

【記者】 地方道路公社の料金割引社会実験が三連休初日にスタートしました。現時点で把握している数字があれば、利用状況がどのようになっているか伺います。
【知事】  地方道路公社の料金についても、国の政策と連動して少しでもまけてほしい、値下げをしてほしいという声が強かったものですから、我々も検討して、何とか夏休みに間に合わせたいということで、国ともいろいろ協議しながらようやく間に合いまして、せんだって、18日のこの三日間の連休、実施をすることができました。おかげさまで、そう混乱なくこの社会実験のスタートを切れたことを喜んでおります。
 そこで、実態なんですが、まだ昨日までやったばかりのことで、きちんとした集計がとれておりません。これからできるだけ集計を小刻みにとりながら、発表してまいりたいと思っておりますが、昨日の今日ですので、まだ数字的なものは出ておりませんけれども、速報的に中間報告として私ども聞いておりますことを若干触れさせていただくとすれば、やはり名古屋高速道路も、それからそのほかの県の関係の道路についても、対実施する前の週と比べて利用者は増えております。増えておりますが、もともと今、この景気の状況などもありまして、対前年からいうと少し減少ぎみでありますので、今回社会実験で増えた分を加味すると対前年で一緒ぐらいとか、まだ少し低いというような路線の状況でございます。もちろん、何路線もありますので、それぞれでこぼこはありますけれども、そんな状況でございます。
 ただ、いろんな人の声を聞くと、やっと地方道路についても値下げが、実験ながらやってもらえるということで、積極評価と申しましょうか、歓迎の声をさまざまなところで聞きました。したがって私どもは、せっかく社会実験をやる以上は、できるだけ多くの方々に御活用いただいて、地域の活性化につながればと思っているところでございます。
 これから本格的な夏休みの時期にも入りますので、いろいろ行催事、行楽、観光、いろんな面で御利用いただけるのではないかと思っております。不測の事故やらトラブルがないように、気を引き締めながらこれから実験を続けていきたいと思いますので、どうぞ御協力をよろしくお願いを申し上げます。