知事の記者会見
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平成22年8月3日(火) 午前11時
1.

FDAの県営名古屋空港での就航決定及び経済界の意見について

【記者】  FDAが県営名古屋空港での就航を決定しましたが、その決定に関して知事の意見を伺います。また、経済界からは、県営名古屋空港の存続は中長期的にみて中部圏の経済にマイナスではないかという意見もあります。ちょうど今、春日井市、小牧市及び豊山町の二市一町の首長と中部経済連合会の川口会長が会談しておりますが、経済界との意見調整をどのように進めていくのか、知事のお考えを伺います。
【知事】  まず、FDAでありますけれども、県営名古屋空港がジェイエア9路線すべてが撤退という非常事態であります。企業破綻、会社更生法という手続の中で、私どもも一生懸命復帰を望んだわけでありますけれども、どうも難しい、大変困難であるという状況の中で、FDA側からそのジェイエアの路線の一部を引き継いでもいいと申し出があった訳でございます。その意味では、県営名古屋空港の国内便が消えてしまわないという意味で、私どもはそのこと自体は歓迎しております。具体の詰めなどはまだこれから、どのような形でなされるのか、よくよく調整あるいはお話を聞かなければいけないと思っておりますけれども、そのこと自体は前向きに受けとめております。
経済界の御心配という点でありますけれども、経済界も、航空路線がどうあるべきかということを大変心配なさっていただいていることは、我々も感謝しなければいけないと思っております。ただ、経済界もいろいろな意見がございます。加えて、県の立場というのは、セントレアも県営名古屋空港もどちらも地域の航空路線を支える重要な役割があると思っておりまして、いずれも地域づくりに不可欠なものだと思っております。したがって、ぜひとも現在のこのすみ分けというものをいい形で維持していきたいと考えております。
なお、今日、二市一町の皆さん方が中経連の方へ訪問されているということでありますが、私ども、県営名古屋空港が今の形で存続し、1都市2空港体制を構築いたしましたのは、御承知のとおり自衛隊との共用空港を自衛隊の基地化というような事態にしてほしくないと地元から強い強い要望があった末、関係者とよく調整をとりながら、2空港体制にしたわけであります。恐らく二市一町の首長の皆さん方も今日、そういう地元の思い、長い歴史、それから地域が空港を支えてきた努力、そういう生の声をお伝えになるんではないかなと想像しております。
いずれにしても、そういう声を広範に聴いていただいて、今後ともこの地域の航空行政が円滑に進展するよう、大いに期待をしたいと思います。
【記者】  県営名古屋空港の関連で青森便と岩手便の2路線の中部国際空港からの移管について、その進捗状況を教えていただきたい。
【知事】  結論から申し上げますと、従来からお話ししている状況から大きな進展はございません。繰り返しになりますけれども、セントレアの青森便といわて花巻便が撤退するというJALの方針が打ち出され、我々はこれをぜひとも現状残ってほしいということをお願いしておりますが、極めて難しいという状況であります。
JAL側のさまざまな検討の中で、機材を小さくすれば何とか維持できるというような方向も出されております。それならば、それはセントレアでもぜひとも維持ができるものならしてほしい。どうしてもセントレアからすべて撤退するということになれば、全く足がなくなってしまいます。どちらも、年間約10万人が利用する大切な路線でありますので、足がなくなることによる大きな影響、損失を考えるときに、この地域から完全撤退するならば、名古屋空港でそれの受け皿になることはやぶさかでないと。そのことは、青森の知事も、それから岩手の知事も大変強く望んでおられることでございますので、我々も何とか足が残るように今、努力を続けているところでございます。
かねてお話ししていることから大きな進展は、今日現在のところはないということでございます。
【記者】  県営名古屋空港と中部国際空港は、地域に双方とも不可欠な空港ということで、今後の一番いい形でのすみ分けを、知事はどのようにお考えなのでしょうか。
【知事】  私は、現在のすみ分けの形そのものは悪いと思っていません。いろいろな状況を総合判断して、2005年の開港時に基本的な枠組みができました。そのことについては特別、大きく見直さなければならないという必要性は、現在のところは感じておりません。
直面している問題は、ナショナルフラッグであるJALが経営破綻を起こして、会社更生の中で再起が急がれております。それに伴って、この地域の路線維持が大きく阻害されようとしている。これはもう直近の課題です。その直近の課題に地域としてどのような対応をすべきか。やはり私どもは少しでも足を確保して、これからの経済あるいはさまざまな交流、観光事業、そういうものに大きな影響がないようにしたいと。そのために知恵はないだろうか、あるいは何らかの対応策はないだろうかということで、模索をしてまいりました。
セントレアと名古屋空港、今後どうあるべきかという中長期、とりわけ長期の議論は、もちろんこれは時代の変遷、さまざまな条件の変化に応じて、また議論をしていく必要はあろうかと思いますけれども、今の問題は、この当面どうするのかということで、可能な方策を模索しているということであります。何とかJALの経営破綻の中で少しでも、最小限でも空の足が確保できるように、そんな思いで、今さまざまな取組を進めているということでございます。
【記者】  経済界から中長期的なあり方についての協議の場を持ちたいという要望がありますが、いつ頃持たれるのか知事にお伺いします。
【知事】  川口会長さんからもそういうお呼びかけがありましたので、もちろん、関係者が集まっていろいろ議論するにやぶさかではございません。恐らく今日地元の市長さん、町長さんが訪問しておられるのも、その大きな流れの一環なのかもわかりません。関係者がいろいろな議論を交わすことについては、実は、これまでもやってないわけではなくて、この新空港、それから県営名古屋空港が開港した2005年以降も、折に触れいろいろな議論は実務的には行ってまいりました。今後もそういう機会があれば、県としても協議に加わっていきたいと思います。
  
2.

愛知県議会丹羽郡選出議員補欠選挙の結果を受けての知事の所感について

【記者】  愛知県議会丹羽郡選出議員補欠選挙が日曜日にあり、自民党の鈴木喜博氏が当選しましたが、その結果に関して知事のお考えを伺います。
【知事】  これは、先だっての参議院選挙が終わって、この地域として初めての地方選挙でありますので、いろいろな意味で関心が高まったと思います。特に、与野党が候補者をバックアップするという格好でありますので、参議院選挙の後、一つの世論の空気というものを見定める上からもいろいろ注目された選挙だったと思います。結果は、藤川参議院議員の後継とされる方が当選されましたけれども、今後、来年の地方統一選挙に向けて、中央政界のさまざまな動きと連動しながら、いろいろな動き、対応が出てこようかと思います。私ももちろん関心を持っておりましたので、出張先でその結果を、連絡を受けました。
これから当選なさった方は県議会の一員として活躍されると思いますので、またいろいろな形で私どもとも関わりが出てこようかと思います。大いに御活躍いただくことを期待したいと思います。
3.

渡航の成果について

【記者】  オーストラリア、中国と渡航が続きましたが、その成果についてお伺いします。
【知事】  オーストラリアも、それから中国の江蘇省も、いずれも友好提携30周年という節目で、記念式典、諸行事のために渡航いたしました。
まず、オーストラリア・ビクトリア州でありますけれども、デ・クレッツアー総督、それからブランビー首相、上院議長、下院議長あるいは関係の皆様方とお会いして、さまざまな形で友好事業ができたと思っております。
今回訪問に当たって、日本の文化、歴史を知っていただこうということで、侍、武将という切り口でこの愛知の歴史的な伝統なども御紹介いたしました。これが大変評判になって、メルボルンの中心街でパレードを行ったり、デモンストレーションいたしましたり、ブースを設けたりしましたけれども、メルボルン市民多くの方々にご覧いただいたり、ブースにお立ち寄りをいただきました。とてもこれはよかったと思っております。
それから、これはメルボルンに住んでおられる愛知県出身の方からメールが届きました。私が向こうでお会いした人ではありませんがメールが参りまして、「オーストラリア人のために日本語学校を経営して2年になります。現在、200名が日本語を学んでいます。日本文化に多く触れたい学生たちにとって今回の侍隊は大変な刺激で、歓喜の声を多く聞きました。さらに日本に興味がわいたようで、こうした経験によって彼らがもっと国際交流に貢献していく存在になってくれると私も確信しました」と、こんなメールも届いております。大変うれしい反応があったことを御紹介申し上げたいと思います。
それから今回、より深い交流を展開するために、ブランビー首相と私との間で芸術文化の交流促進のための覚書を調印いたしました。これまでもいろいろな形で交流は行なってまいりましたけれども、芸術文化の相互理解、相互促進のために、もっともっと深い関係をこれから形成していこうというものでございます。
それから江蘇省の方でございますが、これも30周年で南京へ訪問をいたしました。梁保華(りょう・ほか)書記あるいは羅志軍(ら・しぐん)省長など関係の皆様方と、記念式典や交流、さまざまな事業を展開いたしました。こちらの方は経済界の方、とりわけ東海日中貿易センターの方々や県内市町村の方、文化交流団、多くの方が訪問を一緒にしていただきまして、大いに盛り上がったと思います。特に経済交流会、これはとても有益でございまして、現地のこちらから進出している企業のトップの方にも集まっていただき、いろいろな意見交換なども有益にできたと思っております。それから特にハイライトは、県芸大の学生さんと南京芸術学院の学生さんと合同音楽会を行いまして、大変感動的でした。2日3日のリハーサルの時間しかございませんでしたけれども、すばらしい演奏を披露してくれ、お聞きになった多くの方々、数百人の方々に心から感動を与えてもらったような気がいたします。
私、やはり30年という歴史は本当に大きいなと思いました。さまざまなことが、気持ちと気持ちが通じ合う、そういう深い深い絆に結ばれているということを実感いたしました。これからますます地球規模での大交流が進んでいくと思いますけれども、やはり最も基本になる、愛知県にとっては大きな財産だと思っておりまして、今後、この友好関係が40年、50年と続いていくことを大いに期待したいと思います。
それから中国では、30周年の事業を早々に切り上げて上海へ移り、博覧会の方へ行ってまいりました。愛知県ウィーク、現在も行われておりますけれども、そのオープニング事業などを行ったところでございます。これも大変たくさんの方々が応援団として来ていただき、万博のお客様方に楽しんでいただいていると思います。そこでは、愛知のモノづくりや、文化や歴史を御紹介するだけではなく、いよいよ迫ったトリエンナーレやCOP10のPRも兼ねて、今進行中でございます。
万博は、184日間のちょうど折り返しのところでした。もう折り返しのところで3,500万人ぐらい入場者があったということで、会場内本当に、人、人、人でごった返しておりました。愛知万博のあの熱気が鮮やかによみがえってきたような気がいたします。ぜひとも成功してほしい。上海万博の成功がやはり愛知万博の成功を確たるものにすると、そんな気持ちでおります。環境万博である愛知万博の理念と成果をしっかり継承した上海万博が世界から称賛を受ける、そういう結果を生み出してほしいものだと思っているところでございます。
どちらも議会の代表も同行していただきました。ビクトリアには日議長が、南京と上海には奥村副議長を団長とする県議会各会派の団長が一緒に加わっていただき、盛り上げていただきました。大きな節目を無事終えたことを、今、ほっとしているところでございます。
4.

開幕間近のあいちトリエンナーレについて

【記者】  トリエンナーレの開幕が近づいてきましたが、入場者の目標が延べ30万人と伺っています。前売券の販売状況を含め準備状況と知事の改めての意気込みをお伺いします。
【知事】  今月の21日が開幕でございますので、もう2週間余り、17〜18日というところになってまいりました。このトリエンナーレは、愛知県にとりましてはもちろん初めてのチャレンジであります。初めてのチャレンジですが、これから3年ごとに末永く展開しようという構想でございますので、何としても、第1回、県民の皆様方に喜んでいただけるような結果を生み出したいと、関係者一丸となって意気込んで準備をしているところでございます。
参加アーティストも既に確定し、先月の下旬ぐらいからは現場に来て作品の制作に取りかかっていただくなど、大分準備が進んでまいりました。例えば、代表的なアーティストである草間彌生さんなどは、もう記者発表しておりますが、明日、「水玉プリウス」というものが完成してまいりますので、その発表会など行いますし、おいおい栄のオアシス21の、あの水をたたえた宇宙船、あそこに草間さんの作品を浮かしていただけるというようなことで、いよいよ盛り上がってきたなと思っております。
今お話しの入場関係でございますけれども、入場券の販売でありますが、7月末現在で、この美術展の方の前売り券の販売は8万枚を超えました。10万枚を一つの目安にしておりますので、まあまあ順調な売れ行きであろうと考えておりますし、それから舞台公演なども、演目によっては完売したものもございます。全体的に見ても、6割、7割というようなところだろうと思っておりまして、こちらもまあまあ順調だと思っております。
問題は、たくさんの皆様方に参加し、触れていただき、感動していただくことが重要でありますので、これからもPRに努めてまいりたいと思っております。特に若い人にご覧いただくことが必要だろうと思いまして、小・中・高生を対象にした教育プログラム、これは現在39校から3,866名の申し込みがございます。この申し込み、現在も増加しておりまして、少なくとも50校5,000人を超える参加者を見込んでいるところでございます。
それから、関係グッズも順調にでき上がっておりまして、現在、40アイテムのオフィシャルグッズを作成したところでございます。オフィシャルショップなどもオープンしたことは御承知のとおりでございます。
今日何点かそのグッズをここに持ってまいりました。定番物ばかりですが、こうしたネクタイだとかTシャツだとか、これはノートだとか。お子さん方に使ってもらおうと思っておりますし、それから、ちょっとおもしろいところではこのケーキ、多分人気が出ると思っておりますけれども、こうしたロールケーキなどもこのトリエンナーレに合わせてオリジナルでつくりました。後ほど皆さんにも召し上がっていただきますので、御賞味をいただきたいと思います。
あと、バックだとかバッジだとか、まだまだこれは増やしていきたいと思っております。各作家さんなどの御理解を得ながらグッズの点数も増やして、皆さん方に喜んでいただきたいと思っているところでございます。
ぜひともまたトリエンナーレ、これまでも新聞、テレビで取り上げていただくなどPRに努めていただきましたけれども、引き続きどうぞよろしくお願いを申し上げます。

「あいちトリエンナーレ2010オフィシャルグッズ」については、下記ページ
http://www.pref.aichi.jp/0000033949.html の別紙(あいちトリエンナーレ2010オフィシャルグッズ)をご覧ください。
【記者】  入場者数には、有料入場者と、無料入場者が含まれると思いますが、開催に係る経費と収支についての予測をお伺いします。
【知事】  正確な数字の資料を今ここに持ってきておりません。これはすべて予算の段階で発表しておりますが、トータルで約14億。今年度が10億、それが事業費のトータルで、もちろん県負担、名古屋市負担、あるいは企業、団体からの御浄財、そういうものを含め、それから前売り切符などの販売、当日販売、そうしたものをトータルとした事業規模を申し上げました。正確な数字はここにちょっとございませんので、また必要であれば、後ほどその予算関係の書類をお渡ししたいと思います。
それから、まちなか展開、有料の部分と無料でいろいろ参加していただいたり、ご覧いただいたりというものになっていますので、必ずしもすべてが有料ではございません。街の中へ出ていこうと、公園や公的空間や、商店街でもやろうということでございますので、そういうものをご覧いただいたり、参加するのは、基本的に無料でお楽しみいただきたいと思っています。
【記者】  収入をあげるイベントというよりも、皆様に知っていただくためのイベントであるというお考えでしょうか。
【知事】  これはですね、もちろん興行として収益を目的に実施するものではなく、もともとこの愛知の文化芸術をどうしていこうかということで、国際的な芸術祭を今後100年の芸術文化の軸にしてやっていこうという、いわば大きな施策として行うものでございます。したがって、収益が目的というよりも、地域文化の振興、そして魅力づくりが重点的に我々の意図するところであります。
ただ、もちろん美術館だとかあるいは高名なオペラだとかさまざまな音楽祭だとかございますので、そういうものはなかなか無償で開放するということが難しく、有料でご覧いただくという部分です。
5.

港湾整備について

【記者】  国際コンテナ戦略港湾の選定について、今日、東京で有識者委員会が開かれますが、もし仮に、伊勢湾が落選になった場合、愛知県やこの地方の経済などに与える影響に関して、知事のお考えを伺います。
【知事】  ハイパー港湾の指定に向けて、経済界、関係者が一丸となって努力をしてまいりました。今、その結果を受けるという状況でありますので、まだ結果が出る前に、だめだったことを前提にしてのコメントを私の立場でここでするのは、ちょっとおかしいと思いますから、それについてはちょっと御遠慮申し上げるわけでありますが、名古屋港は世界的にも有数なモノづくりの輸出入の大きな拠点として、これまで国益を担ってまいりました。今回の国際戦略港湾の選定について、この地域の優位性だとか、そうしたモノづくりの関連だとか、あるいは東京、大阪に比べて地価が安いこと、あるいはIT化が進んでおること、あるいは民間活力の導入の見通しなどもお話をして、ぜひとも選定してほしいという話をしてまいりました。
ただ、コンテナの実績だけから言うと、関西あるいは関東に比べて決して優位に立っているわけではございませんので、必ずしも今回の選定手続の中で楽観視できるものだとは思っていません。なかなか競争が厳しいと思っております。
いよいよもう大詰めの結論が出ると思いますけれども、その結果がどうであれ、もちろん我々は選定していただくことを心から望んでおりますが、選定されても選定されなくても、モノづくりの世界的な拠点、そしてこの競争力を発揮して、この地域はもとより、国の国力も引っ張っていかなければならないという役割が変わるものではありませんので、やはりしっかりと名古屋港の港湾あるいは伊勢湾を通じてその努力はしていかなければいけないと思っているところでございます。
【記者】  来年度以降に集中整備する「重点港湾」の選定結果について、知事にお伺いします。
【知事】  今日の8時40分に国土交通大臣の会見が行われまして、重点港湾の選定が発表されました。おかげさまで愛知県においては、衣浦港と三河港、いずれの申請も選定がされました。御承知のとおり、全国の重要港湾は103ございまして、その中から直轄事業をこれからする、進めていく対象港を重点港湾として絞り込むということで行われたわけでありますが、本県からは衣浦港と三河港が申請、手を挙げておりました。いずれも選定されて、103港中43港、全国で43港でございますけれども、本県からはこの2港が入ることができたと。地元関係者の皆様方、経済界の方々と御一緒して国、東京へも私も要望に行きましたが、おかげさまでその要望がかなったということで、とてもありがたいと思っております。
この上は、どちらも大切な港湾でございますので、特色ある、そしてより充実した港湾として、県も関係の皆様方と手を携えて、引き続き整備に取り組んでいきたいと思っております。
6.

知事選や名古屋市長の動向について

【記者】  トリエンナーレやCOP10というメルクマールとされる事業がいよいよ近づいてきました。出馬待望論も出てきたように思いますが、知事選に対する考えを伺います。また、名古屋市の河村市長が、2月に予定される知事選に合せて、市議会を解散する方針を固めていますが、この動きについて知事のお考えを伺います。
【知事】  知事選に向けての私の態度のことですが、今日現在も、まだ表明する段階ではございません。まだ自分自身の中にそこまで整理も進んでおりませんし、もうしばらくと思っております。もう目先にCOP10の開幕が迫っておりますので、そうした仕事に今全力を尽くすべき時期だと思っております。
2点目の名古屋市の動きについてでありますが、名古屋市が議会解散に踏み込まれるのかどうなのかということも全く流動的な話でして、どういう展開がこれから待っているのかわかりませんので、そうした今後の不確かな展開を前提に、2月云々というようなことを私がコメントするのもおかしな話ですし、それから、私自身が今の話でまだ態度を明確にしておりませんので、その明確にしていない者がこの2月の知事選挙と名古屋市の連動の話を物言うのもちょっと違和感がございますので、そこら辺は差し控えたいと思います。
ただ、名古屋市さんのいろいろな動きなど、私も報道などを通じて見聞きする範囲で言えば、あまり首を突っ込んで物を言うことではございませんけれども、やはり物事がさまざまな形で議論されるということは重要なことでありますけれども、少し対立がちょっと際立って目についております。市政が抱えるさまざまな課題、問題。行政は眠ることはありませんので、常に日々生起する問題について的確に直面し、小さい大きいを別にして、市民、県民のニーズに応えていくということを日々継続し重ねていかなければいけません。したがって、あまりにもその対立が際立ってきたり、それが解散だとか選挙だとかというようなことばかりに走り過ぎると、市政に対するさまざまな影響が心配されます。やはり議論はし、その中で妥協点を求めたり、必要な調整をしたり、しっかりとした方向性を互譲の中で見出していくという、そういう行政のあるべき姿も一面では大切にしていただくことが、私は肝要ではないかなと思っております。
したがって、名古屋市は愛知県のさまざまな面でパートナーです。一緒に行う仕事もございますし、それから、何といっても愛知県の最大の都市でありますので、これから執行部と議会とが知恵を絞り、汗を流して、さまざまな課題、問題を解決に向けてほしいと、そう思っています。
【記者】  名古屋市の河村市長は、「仕分け条例」と「中期戦略ビジョン」について、9月議会で再議に付す考えを示されています。議会での再議結果に不服がある場合、法的には県知事の審査が準備されていますが、審査が上がってきた場合、どのように臨まれるか、知事のお考えを伺います。
【知事】  これももちろん、市議会でどういう議論がこれから行われ、どういう結論になり、また、それを受けて市長がどういう対応をされるのかは、すべて仮定の話ですので、この時点で私からコメントするのはどうかと思いますけれども、御指摘のとおり、法手続としては、その再議の結果に対して不服があれば、県知事に対して異議申立てができることになっておりますので、県において、知事においてそれに対する判断を下すというのが手続上確保されております。万一それが上がってくれば、もちろん私どもは法律の定めに応じて、それはもう粛々適正に対応し結論を出す。そういうことしかないと思っています。