知事の記者会見
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平成22年9月6日(月) 午前11時
1.

民主党代表選挙について

【記者】  民主党代表選出が話し合いではなく、選挙戦に突入したことの評価について知事にお伺いします。また、新代表のもとでの民主党政権に対して首長として何を求めるのか知事にお伺いします。
【知事】  民主党の代表選挙については、ひと頃、話し合いによる決着ということも噂されましたので、代表選に突入するということになったときには驚きました。それからお二人による論戦が展開され、メディアを通じて我々もその報道に接しておりますけれども、こういう形で論戦をお二人によって繰り広げられる展開そのものは、私はいいことだと思っております。密室的にあるいは国民の目で見えないところで話し合いによって、よくわからないままに決まるよりも、論戦を展開して国民の目に触れる形で戦いが繰り広げられるということは、政治のありようとして悪いことではないと思っております。
これからどのような論戦が展開されるかわかりませんけれども、大いに議論を戦わせて、より政治の姿が国民の前に、目に見える形でわかるようにしていただきたいと、それは大いに期待をしたいと思います。
ただ、この論戦が激しくなればなるほど、また、対立が厳しくなればなるほど、代表選が終わった後どのような形があらわれてくるのかは、いささか心配する部分もございます。終わればノーサイドだということならばよろしいんでしょうけれども、これが何か大きなしこりになったりして、さまざまな形で政治が混乱をしたりし、そのことによって国政の空白がもし出てくるとすれば、それは不幸なことだと思います。
したがって、大いに論戦を繰り広げていただき、そこで方向性を出していただいて、この厳しい日本の政治状況を強いリーダーシップでぐいぐい引っ張ってもらう、そのことはとても重要ではないかと思います。
それから、新代表に何を期待するかということでございますけれども、今日本が置かれているこの閉塞感だとかさまざまな課題を突破する、やはり求心力が必要だろうと思います。どちらが総理になっていただくにしても、この難しい局面でしっかり日本を引っ張っていただきたいと思います。
特に私ども愛知県の立場で申し上げますと、今、異常な円高、為替の状況の中にありまして、そのことがこの地域の景況感に大変不透明感をもたらしております。ようやく生産回復という姿が見えかけたときに、万が一この円高などによってまた景気が後退したり、大変な経済状況が出現するということになれば、大いに問題であります。したがって、何とかやはり景気対策、円高対策、これを我々は強く求めたいと思います。
国も経済対策基本方針を打ち出されたわけでございまして、これを一刻も早く実施に移していただく必要があります。そうした対策に加えて、やはり今、大変危険ゾーンにあると思いますので、国においても補正が必要という判断があれば、これもやはり対応される必要がありましょうし、それから、今ちょうど概算要求などが出てくる中で、いよいよ来年度予算というようなことの議論もこれから争点になってまいります。ぜひとも景気回復ということを念頭にリーダーシップを発揮していただきたいと思います。
それから、政治のありようということから言えば、国と地方の関係もいろいろ関心があり、我々も心配をするところであります。やはり国と地方が意思の疎通を十分図り、また地方の意見も十分酌み取って国政を運営していただく必要があります。例えば要望だとか地域の声をどのような方法で国に伝えていくのか、従来やはりちょっと戸惑うところがありました。風通しのいいそうした国と地方の関係を、新政権、どなたが総理、トップになられようとも、その点については十分意を用いてほしい、そんなことを思っております。
【記者】  民主党代表選で、いわゆる国のひもつき補助金の一括交付金化をめぐり議論されていますが、知事はこの論議についてどう思われるのかお伺いします。
【知事】  ひもつき補助金にかわる一括交付金の関係でありますけれども、かねてから、がんじがらめになって使い勝手が悪い補助金などについては、地域主権、地方分権の立場から、もっと使いやすくしてほしい。手とり足とり、さまざまな制約のもとでそれをもらうということは、地方の自主性、自立性を阻害するものだと、私どもは言ってまいりました。したがって、そういう足かせを外すという方向には大賛成です。
ただ、今回の論戦の中で、あたかも財源を生み出す対象として一括交付金を俎上(そじょう)に上げ、一括交付金にすれば、3割も4割もその費用が浮いてくるということは、むしろ地方から財源をあたかも取り上げるようなことになりますので、私どもは最も危険視して心配をしているところでございます。したがって、自由度を増す、あるいは地方の裁量を増すということについては異存はありませんけれども、一括交付金の一番重要なポイントは、やはりきちんとした財源を確保していただく、その上での自由度だと思っております。これから議論がどのように深まっていくのかわかりませんけれども、もし行革的な意味で、お金を捻出するために圧縮するための手段ということであれば、我々は反対です。
  
2.

知事選挙について

【記者】  知事選挙まで半年、民主党愛知県議団も今月21日には候補者を決めるとのことですが、現時点での知事自身の出馬への検討状況をお伺いします。
【知事】  この会見の席でも毎回のようにお聞きをいただいておりまして、私も明確にお話しできずにきたことを申し訳ないと思っておりますが、今日現在もまだ状況が変わっておりませんで、もう若干時間をいただきたいというのが、今の私の立場でございます。
もちろん、きちんと意思を決め決意を固めたときには、しかるべき方法で皆様方にも私の態度を申し上げなければいけないと思っておりますけれども、今日現在はまだそういう段階に立ち至っておりませんので、御理解と御協力をお願い申し上げます。
【記者】  9月定例県議会前にも、知事の態度表明はあり得るのかお伺いします。
【知事】  9月定例県議会で態度表明するというのは、過去にもございました。それから、議会の本会議の席上で御質問もあるいはあるのかもわかりません。ですから、その場はその場で御質問に対する答えとして、私も重要な機会だと思っておりますけれども、その前に状況が整えば、表明することもあり得ると考えております。
【記者】  民主党代表選挙の行方や、民主党愛知県連の候補者選定は、知事選挙に対する知事の判断に影響を与えるのかお伺いします。
【知事】  私の心の中でどういう形で決意するかということについてだけまず申し上げれば、そうした今の国政レベルで行われている代表選挙のことなどとは、直接は関係ありません。それから、民主党の愛知県連が候補者選びを進めておられることについても、無関係ではありませんけれども、私の心には直接そのことによって影響を与えるものではございません。やはり私自身が4期目をどうするかということについて心静かに考え、考え抜いた上で決めなければいけない問題だと思っております。
ただ、これまでの3回の選挙がそうであったように、私が個人で単独で、エイヤーで決める話でもございません。もちろん今までも多くの皆様方に御協力を得ながらやってきたことでございますので、当然、調整などは必要になってくることです。したがって、私が決意をする、そして関係の皆様方にも調整を図る、そういうことになってきますので、先ほど申し上げたとおり、今日現在、まだこういう場で発表させていただくに至っていないということでございます。その点、御理解をいただきたいと思います。
3.

トリエンナーレの手応えについて

【記者】  トリエンナーレの開幕序盤での手応えについて、作品をご覧になっての感想を含めて知事にお伺いします。 
【知事】  先月の21日に開幕をいたしましたので、大体2週間程度経過したというところでございます。まあまあ順調にスタートできたのではないのかと思っております。これまでのところ、かなりのお客様に会場に足を運んでいただいたりしておりますし、私も何回か会場には行っておりますけれども、何よりも、来てくださった皆さん方が楽しんで現代アートなどをご覧いただいている姿を見るにつけ、おかげさまでいいスタートを切れたなと、そんなふうに思っております。
なお、これまでの入場者の状況なども確認をして、今日記者会見に臨んでおりますけれども、先週の土曜日までのデータ、日曜日のものはまだ入っておりませんが、9月4日までの総入場者数は延べ約8万2,000人ほどになっております。
私どもはもともと想定人数を30万人程度というふうに踏んでおりますので、先ほど来申し上げておりますとおり、まあまあ順調なスタートを切らせてもらったのではないかなと思っております。
特に、これまでのところでございますが、特徴的なのは若い人や、特にお子さんが、親子連れを含めて多いということでございます。キッズトリエンナーレということをやっておりますけれども、そこは土日などは足の踏み場もないくらい親子連れで、小さな子供さん方が画用紙に向かったり絵の具を持ったりして、楽しくアートを体験しております。それから、会場、いろいろなところを見ましても、親子連れだとかあるいは若いカップルだとか、そんな方々の姿もよく見受けます。もちろん御年配の方々にも来ていただいておりまして、年齢層も広範囲の方々にお越しをいただいているのではないかなと思っております。
なお、ちなみに、国際美術展の関係の入場券販売でございますけれども、前売りを開幕までに行ってまいりましたが、開幕してからは当日売りということになっております。これ、両者合わせまして約10万3,000枚ぐらい販売をいたしております。特に会場へ行ってみますと、前売りのお客さんももちろん来ていただいておりますが、当日窓口で切符を買われる方も結構多くて、まだ前売りの、それこそ1割程度しか来ていただいていないというようなことも担当のほうから報告を受けております。前売り券をお買い求めいただいた方々には、まだ10月いっぱいまででございますので、これから時期を見ながらお立ち寄りいただけるんではないかと思っております。
ただ、これだけの猛暑が連日続いており、外へ出て街なかへ展開してのいろいろな事業などは、この暑さで少しお客様方も躊躇しておられるせいでしょうか、若干その辺りが、我々はもう少し期待したいと思っておりましたが、これはしかし、この猛暑にはとてもかなわないと思っているところでございます。
それから、これまでのところ運営上のことで、初めての事業でございますので、もちろんいろいろな方から指摘を受けたり、御意見を伺いながら改善しつつやっておりますけれども、大きな事故らしい事故、トラブルがないことは幸いに思っております。これからも長丁場の仕事でございますので、事故やトラブルなどでできるだけ御迷惑をかけないように努力をしていきたいと思っております。
こういう形でスタートを切れたのは、マスコミ各社が連日のように取り上げていただいて報道していただき、PRに御協力をいただいている結果だと思います。この点については心からお礼を申し上げますとともに、どうぞ引き続き今後ともよろしくお願いを申し上げます。
【記者】  開催期間中、会場の愛知芸術文化センターは休館日を一部返上すると伺いましたが、今後の休館日8日間中、3日間のみとのことです。トリエンナーレの推進も、施設管理も愛知県であるのに統一性がないのを感じます。この取扱いに関して、知事の考えをお伺いします。
【知事】  トリエンナーレを開催するに当たっては、公的な施設と、長者町のように民間施設の活用だとか、あるいは公園などの活用だとか、さまざまな条件の違いのある会場を対象にしております。会場の運営のためには、施設のメンテナンス、それから展示作品のチェックや点検など、さまざまなことが必要ですので、どうしても休館日をとらざるを得ません。したがって、従来から、月曜日がもともと休館日でございましたので、芸文センターも名古屋市の美術館もそのような形でスタートいたしました。
そうしたところ、十分この点が行き届いていなかった点もあるのかもわかりませんが、オープンしてから3日目がちょうどその休館日に当たりました。せっかく見に行ったけれども見れなかった、あるいは何とかもう少し休館日を減らしたらどうだという声も上がりました。その後いろいろ検討したのですが、先ほど申し上げたとおりメンテナンスや作品の点検、チェックなど、さまざまなことがありますので、休みなしでやるわけにはもちろんまいりませんけれども、少しでもそういうニーズに応えられないだろうかということで検討したのは、一つは、この種の展覧会や事業はやはり後半たくさんの方が、お客様がいらっしゃることが予想されます。特に10月の中旬から後半になってまいりますと、COP10などがあって、海外からや遠く国内からのお客様もある程度予定されますので、何とかそういう遠来のお客様方にご覧いただく機会を提供したいというのが一つ。それから、9月中の1日については、舞台芸術のほうの一番目玉であるオペラ「ホフマン物語」、これはかなり全国的にも注目されております。恐らく、東京はもちろんのこと、かなり遠方からたくさんの方がいらっしゃる中でご覧になって、翌日開いてないということでは御期待にも応えられないなということで、今申し上げたとおり10月の2日間と9月の21日の3日間は休館日を返上しようということにいたしました。もちろん、名古屋市のほうとも連携をとり、10月などは協調歩調をとっていただけるということになりましたので、御一緒に開館をすることになりました。
初めからその辺りをもう少し十分調整しながら想定をして、きちんとできればよかったと思っていますけれども、やはり初めての経験で、これも試行錯誤かなと。しかし、できるだけお客様のニーズに応えたいということで、急遽そんな話し合いを持ち、一部実施できることになりました。できるだけ改善できるものは改善しながらやっていきたいという気持ちでおりますので、よろしくお願いいたします。
4.

大阪都構想について

【記者】  大阪府の橋下知事が提唱している大阪都構想について、愛知県と名古屋市の関係を踏まえて、どのように受け止められるか伺います。また、現在の愛知県と名古屋市の関係で、二重行政の問題など何か課題的な問題点はあるとお考えなのか伺います。
【知事】  大阪の橋下さんがどういう真意で考えておられるのか、必ずしも私はつまびらかではありません。ただ、いろいろ伝わってくる話は、やはり無駄が多いんじゃないかと。今、二重行政というお話もされましたけれども、同じようなこと、例えば箱物にしてもあるいは水道事業などにしても、同じような二重行政で無駄が多いんじゃないかと。一つにしてパワーアップしたらどうだという趣旨だとすると、無駄をどう省いていくかということについては重要な指摘だと思っております。
私どもも、政令指定都市だけではなく、県行政と市町村行政がどういう形ですみ分け、仕事を分担し合ってやっていくかということは、常に注意をしなければいけない問題だと思っております。国と地方との間でも二重行政という問題がありますけれども、地方の都道府県と市町村でもやはり同じような問題があり得ることでございまして、そういう点での効率化、簡素化、合理化というのは理解できないわけではございませんし、また、我々が日常の仕事の中で十分注意をしていかなければならない問題だと思っております。
そこで、愛知県と名古屋市の関係がどうだということでございますけれども、愛知県と名古屋市との間でもそういう無駄だとか二重行政のチェックはしていかなければいけないと思っております。ただ、私自身の今の受けとめ方は、愛知県と名古屋市とで拠って立つ県行政と市行政とが重複行政で、大きな何か無駄があるというような具体的な認識は持っておりません。個々には、検討していけばいろいろな課題はあるにしろ、大きな課題としての認識は持っておりません。ただ、これからよりいろいろな点で、愛知県と名古屋市との間で協議したり議論したりすることはあり得るべしと思っております。
愛知県は今740万の人口です。名古屋市は220万ぐらいでしょうか。愛知県にとりまして名古屋市は大変大きな比重を占めております。そのほか、たくさんの市町村と名古屋市も含めこの愛知県を構成しているわけですし、愛知の発展というのは市町村に支えられているというところがあろうかと思います。したがって、コミュニケーションをいかにとり連携し、協力し合って一つの目標に向かって進んでいくかということこそとても重要だと思っておりますので、今後も県行政はそういう姿勢、視線で市町村とお付き合いをしていかなければいけないと思っているところでございます。
いずれにしても、制度がどうあるべきかということは、道州制議論なども含めて、なかなか難しい課題が山積しております。しかし、議論を重ねることによってよりよい方向に行くように、今後とも努めていきたいと思っております。
5.

名古屋市長と名古屋市議会の関係について

【記者】  河村名古屋市長が主導する市議会解散の署名活動が始まっていますが、そのことについて、現時点でどう思われるのかお伺いします。
【知事】  もう署名活動に入っていかれました。したがって、それぞれ市民の皆様方がどのような判断をし、どのような態度表明をされるのか、今、とても重要な時期に入りました。こういう段階で私自身が直接世論形成に大きく影響するようなことを申し上げるべきではないと思っておりますので、直接そのことについては触れませんけれども、前々回の会見で申し上げましたが、市長という直接選挙で選ばれた首長と同じく直接選挙で選ばれた議会、当然意見が対立し合ったり激しい議論になることは、どこの自治体でもあることでございます。二元代表制をとっている限り、そういうケースは今後もあり得ることだろうと思います。それはそれで、制度上そうなっている以上は、地域事情によって避け得ないことかもわかりませんけれども、やはり徹底的な議論、そこでどういうふうにお互いにその問題について協議し調整もし、議論を重ね、時には互譲もし、時には徹底的な議論を繰り返し、そこで何を見出していくかということだろうと思います。
名古屋市においても、いろいろな課題について議会側とかなり激しい議論があったようにも聞いておりますけれども、あまり対立ばかり鮮明になっていくと、私は、これから市を挙げて物事を大きく進めなければならない建設的な物事、仕事をする場合に、かえってパワーがダウンしてしまうのではないかという心配もしております。
しかし、今回こういう、住民投票という段階になってまいりましたので、むしろこの機会を通じて名古屋市民の皆様方にも、議会と理事者側との関係がどうあるべきだろうか、議論の対象になっていることについても、市民の皆さん方がいろいろな地域、職場、あるいは家庭で徹底的に議論されて、本当に市民の意思が投票結果に正しく出るように、大いに期待をしたいと思います。
6.

FDA(フジドリームエアラインズ)の県営名古屋空港就航について

【記者】  FDAも着陸料等の減免を求めてくると思いますが、県の条例の中では着陸料等の減免措置について、事業の本拠がある場合に対して行うとあります。この点、FDAは静岡が本拠であり、今後の対応について知事の考えをお伺いします。
【知事】  FDA、フジドリーム側からは、しかるべき減免などを期待するという声は来ております。今お話しのように、これは単なる知事の裁量だとか愛知県の裁量で行うことではなく、条例上は、本拠となる事務所を置くかどうかということがメルクマールになっています。したがって、その本拠となる事務所を置くかどうかということは実態を備えるかどうかだと思っております。そのような実態が整えば、当然のことながら、減免の対象に我々もしていくことになろうかと思います。その辺りは、きちんと聞き取りや実際の今後の計画や実態を見て、その上で判断していきたいと思います。
本拠になる事務所というのは、本店だとかいわゆる商業登記簿でいう本店所在地だとかいうものではなく、本拠になる事務所を置くというもっと実態上のものです。したがって、それにかなうものかどうか、これからその要件に合致するかどうかの判断をしていくことになろうかと思います。
7.

高齢者訪問について

【記者】  従来、県の敬老行事としての高齢者訪問は、知事は名古屋市長と一緒に訪問されていましたが、今年は名古屋市長とは別々に行かれます。何か理由があるのか知事にお伺いします。
【知事】  これは、特別な意図というよりも、逆に言えば、これまで知事は名古屋市内ばかり行っていました。私の守備範囲は愛知県全体ですので、できるだけ外へも行くべきだろうということはありました。去年も、そんな意見もあって名古屋市と話をし、去年の場合は従来どおり一緒に行こうか、名古屋市内へ行こうかということでございましたが、今回は、他の地域からの御要請などもございまして他市へ行くことになったので、別々ということになりました。
いろいろ日程調整その他も含めて判断したことでございまして、今後どうするかは、また行く先の候補対象と調整をとりながら、また、これで名古屋市内に行かないということではなく、それから、名古屋市内に行くならば一緒に行った方がいいのかなと思っておりますし、その辺りは名古屋市とも相談し合いながらやっていきたいと思っています。
8.

東海豪雨から10年について

【記者】  今月で東海豪雨から10年になりますが、この10年、県でもさまざまな取組を行ってこられたと思います。この節目にあたり総括的なお話をいただきたいと思います。
【知事】  東海豪雨は、この地域にとって伊勢湾台風以来になる大きな、甚大な被害をもたらしました。私も知事になって1期目、平成12年ですから2年目のときでしたけれども、今も本当に昨日のことのように思い出しております。とにかくこれだけの大都市が、上空からヘリで見たときに、本当に水に浸かっているというのが率直なあのときの印象でございました。何万戸という床下・床上浸水被害が出て、しかも、尊い命7名が失われる大惨事でした。
これはもう大変だということで、当時、国とも本当に真剣に議論をして、御承知のとおり激特事業ということで、集中的に河川整備、河川改修などを実施いたしました。庄内川、新川の両河川については、数百億という公費を短期間に投入して、激特事業として行っております。そのほかの河川についても整備を順次進めてまいりました。
その後も、おととし、8月末豪雨がございましたし、去年は去年で台風18号があって、水との闘いというのは続いております。特に、今、ゲリラ豪雨で信じられないような雨量が局所的に襲うというようなこともございますので、もうこれは油断ならない、手を緩めてはならない大変重要な事業、責任を課せられた事業だと思っておりますので、引き続き安心・安全な地域づくりにとってやはり水対策、治水対策というのは我々全力で取り組まなければいけないと、そんな気持ちを新たにしているところでございます。
もう10年たったのかという思いもございます。被災された皆さん方も、あの悪夢は昨日のことのように思い出されておられると思います。また、逆に我々も忘れてはいけないと思っておりまして、これからも適正な治水対策を行うことによって県民の皆様方の期待に応えていきたいと思っております。