知事の記者会見
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平成22年10月19日(火) 午前11時
1.

COP10への期待について

【記者】  昨日からCOP10(生物多様性条約第10回締約国会議)が始まって、県にとっては万博以来の大きな国際イベントになると思いますが、開催県としての期待と意気込みを知事にお伺いします。
【知事】  いよいよ準備してまいりましたCOP10が始まり、もう本格的な議論に入っております。昨日、開会式や夕刻からは参加者によるレセプションも行われましたけれども、さすがに大きな国際会議だと、改めてその規模の大きさを再認識しました。
御承知のとおり、まずカルタヘナ議定書をめぐるMOP5からスタートいたしまして、いろいろな議論がございましたけれども、補足議定書が合意されまして無事議論も終えることができました。いよいよ本番のCOP10ということでございまして、私どもこの国際会議を支える地元の立場では、円滑にこの会議が進行するようできるだけのサポートをしたいと思っております。
それから、我々の願いとしては、新たな愛知・名古屋ターゲット、あるいは愛知・名古屋議定書というものが無事合意をみるように、なかなか難しい課題もあるようでございますけれども、知恵を絞っていただき、英知を結集してそういう成果が生まれるよう、心から望んでおります。これからどのような議論が展開されるのか注目したいと思っております。
  
2.

トリエンナーレの手応えについて

【記者】  トリエンナーレの会期も2週間をきりましたが、これまでの手応えを知事にお伺いします。また、特に、次回3年後に繋がる手応えがありましたらお聞かせ下さい。
【知事】  8月21日から始まって、もう終盤という段階に入ってまいりました。まず、とてもありがたいと思っておりますのは、天気にも恵まれたこともございますけれども、この期間中、極めて円滑に事業が進行できたこと、そして、その中でたくさんの皆様方に各会場へ足を運んでいただき先端のアートを楽しんでいただけたこと。特に、先だっての日曜日現在でもう43万人、大変多くの方々に会場へ足を運んでいただいているという姿を、私も何回も会場など見ておりますので、楽しんでおられる様子、とてもうれしく思っております。
あと2週間切ったわけでありますけれども、大体この種の事業は終盤に人がたくさん集中するという傾向も、過去には見られるようでございますので、この調子でいけば、さらに50万人ぐらいの大台も視野に入ってくるのかなと、これは我々主催者側の期待でございます。
ただ、多くの方々に来ていただくのは大変うれしいことなのですが、やはりどうしても土日に集中しがちでございまして、会場内も混雑したり、ゆっくりアートを楽しんでいただくということができない時間帯などもございますので、残された期間、できればウィークデーをうまく活用していただいたり、あるいは日によって夜間なども開いておりますので、そういう時間帯も御利用いただいてゆっくり楽しんでいただきたいと思っております。
3年後ということについてでございますが、私どもはトリエンナーレ、つまり3年に1度ということを意図してスタートしたわけでございますけれども、今回の第1回が次の2回目につながるかどうかというのは、やはり県民の皆様方がこのトリエンナーレの事業について本当によかったという気持ちを持っていただけるかどうかということだろうと思います。したがって、終わりましたら、やはりこのトリエンナーレをきちんと検証したいと思います。もちろん、ご覧いただいた県民の皆様方、アンケートなどによる意見をお聞きするのはもちろんのことですけれども、例えば芸術関係者、専門家の皆様方がどういう評価をしておられるのか、あるいはどういう点を改善する余地があるのか、あるいは今回のトリエンナーレは長者町など街中にも出かけましたけれども、そういう地域の皆様方の受けとめ方、印象や期待、こういうものも幅広にさまざまな御意見を聴きながらきちんと検証して、それが次につながっていくことだろうと思っております。
おかげさまでここまで順調にきたということを言っていいかと思いますけれども、決して気を抜くことなく、最後までトラブルや事故のないように十分気を付けながらフィナーレを迎えたいと、そんな気持ちでおります。
3.

名古屋市条例等に関する審査の申立てについて

【記者】  名古屋市議会が再可決した2議案について、河村名古屋市長が議決の取消しを求める申立書を提出したと思いますが、これに関して知事の見解をお伺いします。また、市議会に対して弁明書の提出を求める手続があるかと思いますが、その時期についても併せて伺います。
【知事】  名古屋市からの審査申立書は、実は、昨日出てまいりました。したがって、まだ受け取ったばかりということでございますので、いろいろな検討、スケジュール、それから県としての体制はこれからです。
今お話がありましたとおり、名古屋市の市長側からの申立てでありますので、当然、議会の考え方や、ものの捉え方などをきちんとお聞きする必要もございます。したがって、弁明書というような形を求めることになろうかと思います。
これは市長としての権限が二元代表制の中でどうあるべきかという、いわば法律の解釈、自治法のあるいは制度上の解釈や、それの捉え方の問題になってこようかと思いますので、やはりきちんと法律論も検討していかなければいけないと思います。
これは知事に対する申立てでありますので、最終的に知事としての判断を示すことになりますけれども、極めて専門的な議論も必要になってこようかと思いますので、必要であれば、道中で有識者、専門家の方々の御意見などもお聞きをするということもあり得ることだろうと思っております。
これと同種の案件は過去、前例という形ではないと思います。したがって、難しい判断になってくるのかもわかりません。しかし、私どもは、地方自治がどうあるべきか、それから日本の法制度上どうなっているのか、こうしたものをきちんと議論して検討し、粛々と判断したいと、そんなふうに思っております。
【記者】  名古屋市では、弁明書の提出期限が11月上旬頃になると考えているようですが、県としてのスケジュールについてお伺いします。
【知事】  いつまでに出してもらうというようなことは、まだ明確に申し上げるところまではいっていません。
【記者】  先程、有識者の意見なども聞くという話がありましたが、例えば、何人かのチームで会合を行うなど考えているのか。あるいは、他の方法の可能性もあるのかお伺いします。
【知事】  これももちろん、いろいろ地方自治行政に詳しい専門家の方々はいらっしゃいますし、それが学者であるのか、あるいは行政経験者であるのか、いろいろな有識者の方がいらっしゃると思います。中立客観的に我々の検討あるいは判断に資するようなさまざまな意見を聴取したり、お尋ねしたりということが今後出てくるかもわかりませんので、それも視野に入れながら、これから検討作業を進めていきたいと思っています。
【記者】  審査のスケジュールについて、どのような考えを持っているのか知事にお伺いします。
【知事】  定められた期限は90日ということでございますので、90日というと、1月の中ごろですが、その期限があるわけでありますが、二つの申立てをいただいております。まだ中身を詳しく検討したわけではございませんけれども、この二つは少し性格が、中身が違うようにも受けとめられますので、やはり少し検討には時間がかかるのかもわかりません。それから、先ほど申し上げたとおり、同じような、ぴったりの前例はないと聞いておりますので、やはり自治法上の首長としての権能を議会との関係でどう線引きしたり、あるいは相互の権利の調整などはあるべきかというようなこと、かなり地方自治の本質にかかわる議論になっていくと思いますので、そう簡単に、エイヤーで出せるものではないと思っております。したがって、先ほど申し上げたとおりスケジュールはまだ決まっておりませんけれども、十分じっくり時間をかけ、議論を深めて結論を出したいと思っておりますので、そう短期に出せるというようには思っておりません。
【記者】  片山総務大臣が、二つの議案のうち、市の事業仕分けの条例で市議会議長が指名した人を事業仕分けのメンバーに入れるのは問題があるとの発言もあったことについて、知事のお考えを伺います。
【知事】  申立てを受けた、審査する立場ですから、あまり予断をもってものを言うことは避けたいと思います。それから、片山大臣がどういう言葉で何を語られたのか、正式にまだ伝わっておりません。ですから、本当にそういうようなことをおっしゃったのか、あるいはどういう意図なのか、あるいは違う目的でおっしゃっているのか、そこら辺は大臣の意向も、いずれ私もお会いできる機会があるいはあるかわかりませんから、あるいは総務省を通じてそんな考え方などもお聴きできる機会があろうかと思います。したがって、今おっしゃるようなお話に対して、コメントするには時期尚早かと思っています。
4.

知事選挙について

【記者】  これまでに、民主党、自民党、みんなの党が、候補者を擁立しましたが、それぞれの立候補予定者についてどう思われますか。現時点で支援したい方はいますか。
また、河村名古屋市長が、大村衆議院議員に知事選への立候補を要請し、知事選においても減税を訴えたいと発言しています。このことについて知事は、どう思われるのか伺います。
【知事】  知事選をめぐる三つの御質問をいただきました。
具体的な名前として、3人の方が挙がっているわけですが、私が今この場で3人のそれぞれの評価をするというような段階ではないと、まず思っておりますので、その点は御了解をいただきたいと思います。
それぞれ考え方や経歴が大変違う方が出ておられまして、これからどのような展開を見せるのか、私ももちろん注視しておりますけれども、私はこの種の問題というのは、やはりお人柄、人物と、もう一つは政策だと思います。存じ上げている方、よく知らない方もいらっしゃいます。ある程度これからいろいろな機会に、人物については見極めていく必要があろうかと思っております。それからマニフェスト、どういう政策を掲げられるのかということについては、まだお三人とも具体的なものをお出しになっておられませんので、これからのことだろうと思っております。
以前のこの席でも申し上げましたけれども、私は、自分としては、後継者を指名するということはいたしませんでした。したがって、現に今さまざまな方の名前が出ているわけであります。しかし、いずれいろいろ自分なりに、今申し上げたような両面で見て信頼できるというような方、応援できるという方が出れば、政治家として応援するということもあり得るかもわかりません。ただ、まだ今日現在そこまで至っていないということを申し上げます。
それから、大村さんのお話がございました。いろいろ報道で大村さんのことについて伝えられることは私も承知しておりますけれども、大村さんが本当にお出になるのかどうか、それから、その場合に河村市長さんと同様、減税ということを掲げられるのかどうか、これも全く、正直言って、私にはまだ見えておりません。昨日も少し顔を合わせる機会がございましたけれども、特段私に対しては、知事選挙についてのお話はございませんでした。恐らく今いろいろなことを御自分として考えておられることだと思いますけれども、これは本人がどういう意思決定をされるのか、その様子を見ながら、決められたら、また、私に対しても何か接触があるかもわかりませんが、現在のところは、全く大村さんの意向や動向も不確かでございますので、正直言って、コメントのしようがないということでございます。
いずれにしても、知事選挙、私が9月16日に4選不出馬を表明してからさまざまな動きがございましたけれども、大分顔ぶれがそろってまいりました。まだ動きがあるかもわかりません。県民の皆様方も、これからの愛知の4年間、どういう判断を示されるのか、誰に託されるのか、賢明な県民の皆様方も恐らく情報を欲しておられると思いますので、またプレスの皆様方からもいろいろな情報が適切に発せられることを大いに期待をしておりますし、また、私も注目していきたいと思っております。
【記者】  河村名古屋市長は、知事選、市長選、市議会議員選をトリプルで行って相乗効果を狙いたい。できれば、減税というワン・イシュー(一つの争点)で選挙をやりたいように受けとめられております。こうした政治手法について知事はどう思われますか。
【知事】  今、議会の解散をめぐってさまざまな動きがあり、先般の署名活動の審査が行われているときでございますので、これから本当にその意図しておられるような方向へ進んでいくのか、またさらに新しい動きが出てくるのかわかりませんが、ひょっとして知事選と市長選挙あるいは市議会選挙が同時に行われるという可能性も、全くないわけではないと思います。しかし、それはそれで、市民の皆様方、県民の皆様方が正しくそういう状況の中で御判断されればいいことで、そのことを私がとやかく言うことではないと思います。
ただ問題は、ワン・イシューで選挙戦が戦われるということになると、これは私の個人的な気持ち、考えでございますけれども、県行政も市行政もそうですけれども、本当にたくさんの課題や問題がございますし、それから、待ったなしで待っているさまざまな取り組むべき課題もございます。ワン・イシューで本当にいいのかどうかというのは、いささか私は心配の気持ちがございます。
例えば、今、異常な円高で、この地域の経済状況はどうなるんだろうかということは、多くの県民の皆様方や事業所の皆様方が本当に心配をし、御苦労なさっていることです。これもとても捨ておけない、県政や行政の大きな課題であります。したがって、減税か否かというような、もしワン・イシューで戦われるということがあれば、県民の皆様方をミスリードするようなことがあってはならない、そんな気持ちは持っております。
5.

知事の任期後について

【記者】  知事が勇退を表明して、1か月が経ちます。2月に任期を終えた後にどうされるかお決まりなのか伺います。
【知事】  全く進展なしです。表明したときから、何か具体的な進路の話が出てきているわけではなく、どうしようかと、まだ自分自身迷っている状況です。恐らくこういう状況はまだ続くと思います。今は職務に専念しなければなりませんし、それから、どういう方向に進むにしても、やはりある程度自分の今の立場をきちんと整理しませんと、それは決まってこないことだと思います。したがって、まだ11月議会も待っておりますし、それから来年度に向けてもやらなければならない仕事や、内部での会議が山のようにありますし、当面はこのCOP10も成功させなければなりませんので、年内は、具体的に何をするかという具体論までいかないのかなという感じはしています。
少しでも行政の経験でお役に立ちたいと思っておりますのは、市長も含めると20年以上行政に携わって、やはり自分なりに経験することでいろいろ蓄積したものは多少なりともございます。そういったものを地域づくりだとか、あるいはさまざまな行政課題に何か御協力する場面が出てくればいいのかというような、ぼやっとしたような気持ちでございまして、それはいろいろな形があろうかと思っておりますけれども、まだその形も定まっていないということであります。
6.

県営名古屋空港について

【記者】  いよいよ10月31日から、日本航空の減便がスタートしますが、これまでの取組と今後減便が始まることについて、どう捉えているのか伺います。また、現在、進めている計画があるのか伺います。
【知事】  県営名古屋空港については、この記者会見でも何回かお尋ねいただいたとおり、JALが経営破綻して会社更生手続に移行する中で路線の見直しが発表され、県営名古屋空港が国内便、ジェイエア全廃ということでございました。何とかそれをということで一生懸命いろいろやってまいりましたけれども、とにかくナショナルフラッグであるJALが破綻するというような事態の中で、私どもの力不足もあって、維持が困難になった。その中で、フジドリームエアラインズ、FDAがこの名古屋空港を拠点に、路線を就航していただけるということでありまして、全廃という、民間航空機がゼロになる事態はこれで避けることができたと、私どももこのFDAの就航を歓迎したわけです。
いよいよそれがこれから動き出すということで、さまざまな準備が進んでおります。今現場では、搭乗受付カウンターなども設置が進んでおりますし、いよいよ新しい飛行機が飛ぶなというところでございます。それ以上のことはまだ見えておりません。これからどんな状況になっていくのかは、我々もさまざまなアンテナを上げ、いろいろなところと折衝する中で、名古屋空港のあり方が今後とも持続的なものになるように努力をしていきたいと思っておりますけれども、まだ残念ながら今のFDAの現状の動き以上のものは見えていないというのが、正直なところでございます。